ダム際ワーキング越境学習ツアー レポート最終回
ワーキングを終えた参加者は、再びバスに乗り最初目的地の佐久間ダムに向かいます。浦川から佐久間ダムまでは約15分。天竜川のせせらぎを横目に、バスは山道をグイグイ登って行きます。
▶ダムの上から 〜佐久間電力館〜

最初は、佐久間ダム際に建つ「電源開発 佐久間電力館」に入り、佐久間ダムの歴史や概要、周辺のダムも含めたこの地域一帯に関するレクチャーを受けます。
レクチャーでは、佐久間ダムがどのようにして建設されたか、どのような役割や機能を持っているか、どのような影響や課題を抱えているかなどについて、詳しく説明していただきました。私は佐久間ダムが、戦後の日本の復興や発展に貢献しただけでなく、現在も多くの人々の暮らしや産業を支えていることを改めて学んだのです。
(おまけ)
佐久間ダムは、天竜川に建てられていますが、その上流を辿ると諏訪湖にたどり着くそうです。これも初めて知りました。
この佐久間ダム、着工は昭和28年。完成はその3年後の31年なのです。戦後間もない時代にこの巨大なダムがたった3年で完成出来たなんて!驚きです。その理由の一つが佐久間ダムの近くを通るJR飯田線。大量の資材運搬にこの鉄道網が大活躍し、工期短縮を実現出来たようです。今の時代、基幹システムだって完成までに3年かかるのに…凄いですね。(関係ないかw)。
その後、自分的萌えポイントである「ダムのジオラマ模型」を堪能しなから、さらに「深く深く」、佐久間ダムについて勉強します。ダムだけに。
一通りダムに関する知識を「溜め込んだ」後、隣の展望台に移動して、全員で佐久間ダムを上から拝むのです。ここからの眺めはひと言、壮観です。

▶ダムの中から 〜巨大な扉の向こう側〜

「ダム際ワーキング越境学習ツアー」のもう1つの目玉が、佐久間ダムの管理棟の中に入り、ダム下まで降りてダムを下から眺める、という企画(普段は入れないそうで、このツアーだけのプレミア特典とのこと)。ダム好きだけではなく、ダム初心者の自分もワクワクしますね。
電源開発の管理者の方の誘導で、まずは全員管理棟に入ります。管理棟の中はまるで秘密基地に入ったような感覚です。無機質な空間には、大きなエレベーターの扉が鎮座します。【ゴゴゴゴゴゴゴゴ…】重厚な音とともに扉は開き、全員乗り込みます。そしてエレベーターは静かに「ダム底」に向かって降下するのです。
ダム底に到着して降りるときは、ドキドキしました。コンクリートの壁に囲まれた薄暗く狭い通路を歩いて、外に出る出口へと向かうのです。
▶ダムの底から 〜空と緑とダム〜

エレベータを降りて、外に出るとそこはもう「ダムの底」。155.5メートルの重力式コンクリートダムを下から見上げると、参加者から一斉に「おーーー!」と感嘆の声が。下からの景色は、空の青さと木々の緑とダムの灰色が何とも美しく、想像以上にインパクトがありました。
インフラを守るということの大切さと大変さ
戦後間もなく建設された巨大なコンクリートモンスターは、静岡県、愛知県三河地方の人々の生活を支える、なくてはならない大切なインフラ。
情報システムの仕事をしている自分は、こう言ったインフラ系設備の大切さや、それを守る仕事の重要性、そこで働く人々へのリスペクトを欠かさないようにしています。「蛇口をひねると水が出るのは当たり前」「ネットがつながって当たり前」。しかし、その裏では、こういった設備を止めないように日々支えてくれている方がいらっしゃる。本当に頭が下がります。
▶決意表明
ツアー参加者の方と交流もできてとても有意義な1日でした。参加するまで、twitterでしたつながっていなかった方ともリアルに「ご対面」できました。でも一番大事なことは、「楽しかったー、勉強したー」で終わらせない事。まずはここで宣言して、できることから始めていきたいと思います。
情報システム部門のマネージャーである自分は、まず自分の組織(半径5メートル以内)の景色を変えます。具体的には次の5つを実行します。
組織横断的にワイガやできるプロジェクトルームを作ります。
自己説明力と発信力を強化するため、noteを始め、継続します。
定期的に「越境学習、越境ワーク」を実践します。
自分の今後のキャリアを考え、ジョブ・クラフティングを実践します。
ダム際ワーキングや越境学習に関心のある人と積極的に交流します。

最後に、企画運営された皆さま、ありがとうございました。そして沢渡あまねさん、石山先生、参加者の皆さまお疲れ様でした。また何処か越境の地で会いましょう。
