プログラミングスクール卒業から1年。学びは、思っていたのと違う形で仕事になった。
去年の6月に、プログラミングスクールを卒業しました。
気づけば、もう1年です。
当時はHTMLやCSS、Rubyなどを勉強しながら、
「この先、Web開発系の部署でアシスタントなどができたらいいな」
「これまでのオンラインアシスタント事業での経験も、テック領域で何かしらの形で活かしたいな」
と考えていました。
未経験からの挑戦です。
年齢のこともあり、子育て真っただ中。習い事や学校のサポートにも、これまで以上に時間が必要になることが見えていました。
条件的に厳しいことは自覚しつつ、学習と並行して、早い段階から転職活動も始めました。
転職活動をしながら、どういう人材が求められているのか、何をどこまでできれば仕事になるのかを考える日々。
フリーランスで活動することも視野に入れながら、卒業後の身の振り方を検討していました。
そして1年たった今。
私は、Web開発者にはなっていません。

今やっているのは、業務整理やAI活用の仕事
現在は、フリーランスで活動していたころにご縁があった、フルリモートの会社で働いています。
主な仕事は、業務整理、AI活用を含めた社内外のDX、社内の横断サポートです。
散らばっている情報を集めたり、複雑になっている業務を整理したり、
「ここ、人が毎回やらなくてもいいのでは?」
と考えたり。
会社のインフラがGoogle Workspaceのため、GAS、GeminiやNotebookLMなどのAIはよく使います。必要に応じて、NotionやほかのAI、iPaaSなども使います。
コードを一から全部書けるわけではありません。
AIに相談しながら、エラーが出たら調べて、直して、動かしてみる。
そういう、少し泥くさい進め方です。
でも、ちゃんと動いたときはうれしい。
AIやiPaaSの活用については、毎回かなり勉強し、知識をアップデートしながら対応しています。
同時に、
「AIやワークフローを導入することで、本当に目的を達成できるのか」
という問いも、常に持つようにしています。
字面だけを見ると、難しそうな仕事に見えるかもしれません。
実際、考えることが多く、難しいお題と向き合っている感覚もあります。
それでも私は、この仕事を楽しいと感じています。
もちろん、作ったものが実際に動いたときもうれしいです。
でも、特にワクワクするのは、カオスだった業務フローが少しずつ整ってきて、
「ここにこれを投入しよう!」
が見えた瞬間です。

「ワークフローなどで自動化を図ることで本当に一気通貫になるのか」
「運用が回る自動化なのか」
こういったことを考えながら、フローを見直していきます。
そこから、
「ここをこうすればいいのでは!?」
という次の一手が見えたとき、とてもワクワクします。
私は開発系の会社で技術を身につけたわけではなく、プログラミングスクールで学び、その後の実務で少しずつ試してきただけです。
技術的に高度なことをしているわけではありません。
だからこそでしょうか。
仕組みを作ったり、運用に乗せられたりしたときは、ちょっとしたことでも、めちゃめちゃうれしい気持ちになります。
プログラミングスクールに通っていなかったら、そもそも「自分で仕組みを作ってみよう」とは思わなかったかもしれません。
学んだことが、そのまま職業になったわけではない
web開発を学んだから、開発者になる。
そんなふうに、学びと仕事がまっすぐにつながることに、私は今でも憧れがあります。
でも、私の場合はそうなりませんでした。
ただ、プログラミングスクールで学んだことが、今の仕事に活きていることは間違いありません。
「これは、どんな手順で動いているんだろう」
「どこで詰まっているんだろう」
「人が判断するところと、仕組みに任せられるところを分けられないかな」
こうした観点で考えること。
調査を続ける中で目的を見失わずに進むこと。
脱線しそうになったときに、自分で気づいて軌道修正すること。
以前よりも、こうした動きができるようになった実感があります。
AIに渡す情報や、求める出力も、以前より具体的に整理できるようになりました。
AIから出てきた回答のおかしさにも、以前より早く気づけるようになったと思います。
これは、人との壁打ちやディレクションにも共通していました。
状況を整理して論点を切り分け、次に何を確認し、何をしてもらいたいのかを伝える。
こうした指示出しのスピードや精度も、以前より上がりました。
おそらく、論理的に考える力と、複数のことが混ざった状態を一つずつのタスクに分ける力が、少しずつ鍛えられたのだと思います。
Web開発者にはならなかったけれど、Web開発を学んだ時間が消えたわけでもなかったようです。
いろいろな「少しずつ」が、今の仕事になっている
これまで、オンラインアシスタントの現場で、さまざまなSaaSや課題に触れてきました。
その後はコーポレート部門で、管理者として運用整備やタスク管理をし、プロジェクト推進やインフラ整備にも関わりました。
Notionでデータベースの概念に触れたことをきっかけに、ツールの裏側にある仕組みに興味がわき、プログラミングスクールでWeb開発を学びました。
その経験によって、GASやAIを使うハードルもグンと下がりました。
スクール卒業後も、業務に積極的に使いながら学びを続けています。
社内外での壁打ち、業務整理、小さなDXやAI導入のサポートを通じて、課題の洗い出しや状況整理の腕も、少しずつ磨いているところです。
どれか一つを極めたから、今の仕事ができているわけではありません。
むしろ、
業務の流れを聞く
情報を整理する
相手が使いやすい形にする
必要ならツールも使う
それでも人がやったほうがいい部分は残す
そうした小さな経験の組み合わせで、なんとか仕事になっている感じです。
現在の勤め先はいわゆる「BPO」の会社です。
以前から「どんな会社で働いているの?」と聞かれると説明に困るのですが、今は「どんな仕事をしているの?」と聞かれても、ひとことで説明するのが難しく、毎回少し困っています。
ひとことで説明しづらい仕事ではありますが、現場には、
「誰か整理してくれないかな」
「もっとラクにできないかな」
という課題が、思っていた以上にたくさんありました。
そこに、自分の経験を少しずつ使えるようになってきています。

今の会社との出会いも、少し意外でした
1年前、勉強するために会社を辞めた私ですが、今の会社との出会いは、少し思いがけないものでした。
プログラミングスクールでの学習と並行して転職活動を続け、多数の企業にエントリーし、数社と面接をしました。
その中で「やはり厳しいな」と実感した私は、以前から続けていた副業を本業にしようと動き始めます。
「これで転職活動は最後かな」
そう思いながら臨んだA社の面接で、
「あなたのマインドや能力にフィットしそうな会社があるよ」
と紹介していただいたのが、今の勤務先でした。
今の会社にはフリーランスの方も多数在籍しているため、当初は仕事内容とフリーランスという働き方の両方に合いそうだと考えて、紹介してくださったのだと思います。
ところが、結果としてはフリーランスではなく、雇用という形で入社することになりました。
紹介を受けてからほどなくして、複数の方との面接が行われました。
どの面接も、非常に楽しかったことを覚えています。
お互いの質問や発言をきっかけに、少し深掘りした会話がどんどん続いていく。
びっくりするくらい有意義で、「楽しい」と感じる面接でした。
久しぶりに、「ご縁」というものを感じた出来事でした。
今置かれている場所でベストを尽くそうと精進していますが、こうした出会いや巡り合わせに感じるものがあることも、自分の背中を押してくれているのかなと思っています。
プログラミングスクール卒業から1年たって
1年前の自分がいたから、今の私は、AIやコード、自動化ツールを必要以上に怖がらずに済んでいます。
「専門家ではないから」と全部を人に任せるのではなく、まずは自分で考えてみる。
そんな動きが取れます。
そして、そんな動きが取れるのは、今の会社が挑戦を応援してくれるスタンスだからでもあります。
卒業から1年。
振り返ってみると、当時想像していたよりも、プログラミングの学びは日々の仕事の中にずいぶん入り込んでいました。
こういうつながり方もあるんだな、と。
今はそんなふうに受け止めています。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
