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派閥とイジメに支配された「ヤバい営業所」を、半年の極秘捜査でスカッと浄化させた話

新しい営業所への転勤が決まったとき、親切(という名のお節介)な先輩から事前情報が寄せられました。
「トミセンス、あの営業所はマジでやばいぞ。女性の派閥が少なくとも3つはあるらしい」

まあ、職場での噂なんて話半分のことがほとんど。
そう高をくくって飛び込んだものの、着任から3ヶ月は何事もなく、拍子抜けするほど平穏無事に過ぎていきました。

同僚ともお客様ともようやく打ち解けてきた頃、業務の女性社員から懇親会に誘われます。
「来る者は拒まず」をモットーに生きてきた私は、親睦を深める絶好の機会と喜んで参加しました。

しかし、事件は翌朝起こります。
出社するなり、営業所内を怪しげな噂が駆け巡っていたのです。

「新しく来たトミセンス、あいつ『Kさん派』に取り込まれたぞ」

ちょっと待て。
確かに昨日、3時間ほど楽しくお酒を飲んだ。
だが、特定のグループに肩入れした覚えなど微塵もない。
そもそも「派閥」だの「グループ」だの、なんなんだそれは。

理不尽なレッテル張りに、私の中でふつふつと青い炎(闘志)が湧き上がってきました。
「この身がどうなろうと、こんな下らないもの、全部ぶっ壊してやる」

そこからの私の動きは素早かった。
あえて全グループとバランスよく仲良くする「八方美人」を装い、密かに聞き取り調査を開始したのです。
探れば探るほど見えてきたのは、表からは分からない陰湿で陰惨ないじめの構造でした。

外堀を埋めるため、状況の証拠と資料を一通り揃えた私は、「労組」と「人事」に直談判を仕掛けます。
「全メンバーが気持ちよく働ける職場を目指す」という大義名分を掲げると、本部の人たちも惜しみなく全面的に協力してくれました。

第三者による調査も実施され、やがて動かぬ証拠のもと、暗躍していた中心人物5名に厳しい処分が下されることとなったのです。

営業所長には一瞬苦労をおかけしてしまいましたが、職場の雰囲気は劇的に改善されました。
「もうこの空気は変わらない」と諦めていたメンバーたちからは、転勤してきた一人の営業マンがたった半年で膿を出し切ったことに対して、深い感謝が寄せられました。

人は誰しも、人生の大半の時間を職場で過ごします。
その現場が息苦しく、誰かを虐げる場所であっては絶対にならないはずです。

その後、膿を出し切って一致団結したこの営業所は,なんと「全国最優秀賞」を受賞するほどのトップ営業所へと生まれ変わったのでした。




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