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お弁当を3年間作って気づいたこと。

3年ほど前から、毎朝お弁当を作っている。

ある時、気づいた。

お弁当作りって、誌面作りと一緒だ。

きっかけは、夫の「お弁当作ってもらえない?」

お弁当づくりが始まったのは3年ほど前。
私は、フリーランスの在宅なので、作っているのは夫用。
夫が部署移動したときに、近くに手軽なランチ場所がないという理由で、
オファーを受けた。

正直、続けられる自信はなかったけど、こういう機会でもないとお弁当なんて作ることないかぁと、興味半分で始めたところは正直、ある(笑)

そこから3年ほど経って、今ではすっかり朝のお弁当作りは私のルーティーンになった。

もちろん「今日は、無理!」という日もあるし、前日の残りものを詰めるだけ、冷食のお世話にもなる。
でも、なんだかんだ続いている。
ふと「よくやってるな」と自分でも思うのだから、不思議。

「誰かのため」は、始めたり続けたりする
動機になる


続いている理由を考えると、最初の原動力は間違いなく「夫のため」だった。

こう書くと、ずいぶん献身的な妻みたいだけど、人って案外、「誰かのため」のほうが動けることがある。

例えば、24時間ジム。
会員になっただけでは「今日はいいか」とサボってしまうことがある。でも、パーソナルトレーニングなら、「トレーナーが待っている」という約束があるから行こうと思える。

私も仕事では同じだ。

「早く原稿を書いてチェックしてもらわなきゃ」
「ラフをデザイナーさんに送らなきゃ」

締め切りそのものより、「待っている誰か」がいることのほうが、大きな原動力になっている気がする。

会社員時代、「お弁当を作ろう!」と意気込んで曲げわっぱまで買ったのに、あっさり挫折した私が続いているのだから、「誰かのため」の力は侮れない。

なぜ、習慣化できたか。
結局「自分にメリットがあった」に尽きる

ここまで、さも人のために頑張るワタシ、みたいな書き方をしてしまったけれど、じゃあ3年続いて「習慣化」まで持ってこれたかというと、
結局のところ、自分への還元が大きかったという話にも落ち着く気がする。

本末転倒(笑)。

いや、始めるや頑張るは他者基準だけど、習慣にするには自分への得というのが欠かせないパーツなのだと思う。

一番大きかったのは、自分のお昼問題が解決したこと。
お弁当のおかずを少し多めに作っておけば、そのまま私のお昼になる。

ご飯も炊いたものを冷凍で保存してあるし、冷蔵庫には自然と野菜のおかずやたんぱく質のおかずが並ぶように。

以前は、お昼になるたびに「何食べよう」と考えていた。

パスタだけの日もあれば、パンだけで済ませる日もある。仕事が立て込んでいる日は、コンビニで買って終わりということも珍しくなかった。Uber Eatsにもお世話になった(今も)。

お弁当作りを始めて、冷蔵庫を開ければ、ご飯とおかずがあるのが当たり前になって、「今日は何を食べよう」と考える時間も減ったし、特別に健康を意識したわけではないのに、自然とバランスのいい昼食を食べるようになった。

毎朝のお弁当づくりは、一見すると負担が増えたように見える。
でも実際は、「お昼を考える」という毎日の小さな仕事を減らしてくれていた。

だから無理がない。

だから続いているのだと思う。

お弁当箱も、一つの誌面だ

そして、最近気づいたのはお弁当を作るって、編集作業にも似ているということ。

ヴィジュアルがよさそうなときにぽちぽち撮影したお弁当たち

お弁当の中という決まったサイズのなかに、いろいろな素材を配置する。

誌面なら、文字、写真、イラスト、図版。
お弁当なら、ご飯、おかず、彩り。

メインは何か? 内容のバランスは? 色合いは? 食べやすさ(読みやすさ)は? と、いろいろ考えながら、うまく要素を組み合わせて、理想の完成形に近づけていく。

作っていて「あれ?これじゃスカスカになっちゃうから、もう一品つくらないと!」というのも誌面制作ではよくあること。
だからといって、ぎゅうぎゅうの詰めすぎもNG。

素材は違うけれど、「どう組み合わせたら気持ちよく収まるか」を考える感覚は、とてもよく似ている。
だから、思い通りに仕上がると嬉しい。

毎朝、小さなお弁当箱を編集している。
だから、達成感があって、楽しく続けられているのかもしれない。


お弁当の愛用品

お弁当箱は、何種類かを使い分けているけれど、持ち歩く夫的に一番使いやすいのが、フードマンのもの。

※Amazonアフィリエイトを含みます。

薄型で密閉力が高いので、バッグのなかに縦に入れることもできる。
決まった区切りがあるので、おかずも入れやすい。いわゆる盛り付けに悩むことが少ないので、作るほうも楽ちん。

最近、今使っているお弁当だと多いという意見が出ているので、もう一回り小さくしようかなと検討中。

おでんや汁物はサーモスで。楽ちんしたいときには、これにおにぎりというパターンも。

そして、お弁当作りのモチベーションとしては本の存在も大きい。

クウネルはシリーズになっていて、いろんな人のさまざまなお弁当が掲載されている。レシピを参考にすることもあるし、見ているだけでも楽しい。そして、「こんなお弁当作りたいな」というのがモチベーションになる。

伊藤まさこさんのお弁当も日常を切り取ったようなもので、娘さんとのやりとりも微笑ましく、読んでいて楽しい。

というわけで、私はこれからもできる限りはお弁当作りを楽しもうと思う。


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