直近26週平均リターン93.58%のiFreeレバレッジATMX+が伸びている理由と組み入れ銘柄詳細と業績状況!レバレッジ商品と通常商品の違いについて
iFreeレバレッジ ATMX+の詳細な概要
iFreeレバレッジ ATMX+は、大和アセットマネジメントが運用するレバレッジ型投資信託で、FactSet ATMX+指数(配当込み、香港ドルベース)の日次リターンの約2倍を目指します。この指数は、香港証券取引所に上場する中国企業の中から、テック関連業種・成長性・イノベーション指標を満たす時価総額上位10銘柄で構成されます。為替ヘッジを行い、円建てで投資家に提供されます。
楽天証券が提示している2025年6月15日時点での最新データでは、1年リターンが約85.41%と高く、直近の市場動向を反映しています。26週の平均リターンは93.58%です。
組み入れ銘柄の詳細と業績状況
FactSet ATMX+指数の構成銘柄は、2023年11月時点でAlibaba、Tencent、Meituan、Xiaomi、JD.com、NetEase、Baidu、Li Auto、Trip.com、BYDと推定。以下、各企業の概要と2025年6月15日時点の業績を詳細に調査します。
Alibaba Group:
eコマースとクラウドコンピューティングの巨人で、TmallやTaobaoを運営。2025年第4四半期(2025年3月31日終了)の売上は2365億元(約326億ドル)、前年比7%増。国際事業は22%増で好調だが、予想を下回り株価は下落。最近の戦略はAIとクラウドインフラの強化で、競合(Amazon Web Services、Microsoft Azure)に対抗。
Tencent Holdings:
ソーシャルメディア(WeChat)、ゲーム(Honor of Kings)、広告が主力。2025年第1四半期の売上は1800億元、前年比13%増。ゲーム部門は国内24%、国際23%成長、AI「copilotサービス」の導入も進展。市場価値は4000億ドル超で、中国テック企業のトップクラス。
Meituan:
フードデリバリーとローカルコマースのプラットフォーム。2024年第1四半期の売上は733億元、前年比25%増、営業利益は45.3%増。2023年通年の売上は2767億元で、急速な成長が続いている。グローバル展開とAI投資に注力。
Xiaomi Corporation:
スマートフォン製造で知られ、最近はEV(SU7)にも進出。2024年第4四半期の売上は約1000億元、スマートフォン出荷は前年比8%増(推定)。EV部門は初期段階だが、市場シェア拡大中。
JD.com:
eコマース競合で、物流に強み。2024年第4四半期の売上は約3000億元、前年比5%増。競争激化で成長は鈍化。
NetEase, Inc.:
ゲーム開発(Blizzardとの提携終了後自社タイトル強化)。2024年第4四半期の売上は約300億元、前年比7%増。安定した成長。
Baidu, Inc.:
検索エンジンとAI(ERNIE Bot)に注力。2024年第4四半期の売上は約350億元、前年比6%増。AI分野での競争が激化。
Li Auto Inc.:
EVメーカーで、2024年第4四半期の納車台数は12万台超、前年比2倍。売上は約400億元、急速成長。
Trip.com Group Limited:
旅行プラットフォームで、2024年第4四半期の売上は約120億元、前年比30%増。国際事業が牽引。
BYD Company Limited:
EVとバッテリーで世界トップ。2024年第4四半期の売上は約2000億元、前年比40%増。Teslaとの競争で市場シェア拡大。
これらの企業は、eコマース、ゲーム、EV、AIなど多様な分野で成長を遂げており、FactSet ATMX+指数の基盤を支えています。
なぜiFreeレバレッジ ATMX+が伸びているのか
直近の高いリターン(1年で85.41%)は、以下の要因によるものと考えられます:
・組み入れ銘柄の成長: 上記企業は中国経済の回復や政府の刺激策(2024年の金利引き下げ、住宅購入支援など)により業績を伸ばしています。
・レバレッジ効果: 2倍レバレッジにより、指数のリターンが増幅され、特に上昇トレンドでは顕著な利益を生み出します。
・市場センチメントの改善: 2024年後半からの中国株の回復(特にテックセクター)により、投資家の信頼が回復。
今後の伸びは期待できるか
2025年の見通しは、以下の要因で期待可能とされます:
・政府の経済政策: 国内需要の促進や消費刺激策が予定されており、企業業績を後押し。
・企業戦略: AlibabaやTencentのAI投資、BYDのEV市場拡大などが成長ドライバーに。
・バリュエーションの魅力: 中国株のP/E比率はインドや米国より低く、投資家を引きつけやすい。
しかし、リスクも存在します:
・規制リスク: 中国政府のテック企業への規制強化(特にデータセキュリティや独占防止)が懸念。
・地政学的緊張: 米国との貿易摩擦や技術戦争が影響。
・経済減速: 不動産市場の不安定さが消費に影響する可能性。
今後急落が起きるとすればどのようなことが考えられるか
急落の要因として以下のシナリオが考えられます:
・規制強化: 政府がテック企業への規制を再強化し、収益に影響(例:Alibabaの過去の独占規制)。
・地政学的リスク: 米国との対立がエスカレートし、投資家心理が悪化。
・経済データ悪化: GDP成長率の低下や消費者信頼感の低下が株価に影響。
・企業特有のリスク: 例えば、Alibabaの予想下回る業績やTencentのゲーム規制が株価を圧迫。
レバレッジ商品であるため、これらの要因による指数の下落は2倍の損失に直結します。
レバレッジ商品と通常商品の違いや特徴
レバレッジ商品(iFreeレバレッジ ATMX+)と通常商品(例:iFreeNEXT ATMX+)の違いを以下にまとめます:

レバレッジ商品は、デリバティブ(先物やスワップ)を使用して日次リターンを増幅しますが、長期保有では複利効果により期待リターンが2倍にならないことが多いです。
長期投資する場合にレバレッジ商品は向いているか、不向きか
不向きと判断されます。理由は以下の通り:
・ボラティリティドラッグ: 市場が上下に変動する場合、複利効果で長期リターンが指数の2倍にならず、損失リスクが高まります。例:指数が10%上昇後9.09%下落を繰り返すと、指数は元の水準に戻るが、レバレッジ商品は損失。
・コスト: 信託報酬1.224%はアクティブファンド平均(1.56%)より低いものの、長期では影響大。
・リスク増幅: 下落時には2倍の損失を被り、特に市場が不安定な場合、元本割れのリスクが高い。
向いている場合: 短期トレーディングや特定の市場トレンド(例:明確な上昇トレンド)での利用が考えられますが、長期投資には通常商品が推奨されます。
結論
iFreeレバレッジ ATMX+は直近の高いリターンで注目されていますが、長期投資には不向きで、短期的な戦略やリスク許容度の高い投資家に向いています。ユーザーは、組み入れ銘柄の動向や中国経済のリスクを考慮し、投資判断を行うべきです。
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