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「どうせ高いから測りたくない」はあなただけじゃない。現役看護師が伝える、血圧測定の恐怖心との上手な付き合い方

健康診断で高血圧を指摘され、自宅での血圧測定を指示されたものの、血圧計を前にすると恐怖や不安を感じてしまう方は少なくありません。

高い数値を見るのが怖くてドキドキしてしまい、それが原因でさらに血圧が上がってしまうという悪循環に陥ることもあります。

本記事では、自身も高血圧の当事者である看護師の体験談と、リハビリデイサービスの現場で見てきた多くの患者さんのリアルな声をお伝えします。

血圧測定への恐怖心を和らげ、完璧を求めずに日々の体調管理と向き合っていくための具体的なヒントを優しく解説します。

血圧計を前にするとドキドキする…看護師の私が経験した「血圧測定が怖い」という本音

医療従事者である私自身も、高血圧と診断されてから血圧が安定するまでの間、自宅での血圧測定に強いストレスを感じていました。

まずは、私が実際に経験した血圧測定に対する恐怖心や、毎日の記録におけるリアルな心の葛藤についてご紹介します。

  • 朝晩の測定がプレッシャーに。「どうせ高いから嫌だな」と避けてしまった日々

  • 数値が安定するとワクワクして測れる、私のリアルな測定のムラ

  • 診察室で先生の前に出ると跳ね上がる血圧。医療従事者でも緊張は防げない

朝晩の測定がプレッシャーに。「どうせ高いから嫌だな」と避けてしまった日々

医師から「朝と晩の1日2回、必ず血圧を測定してノートに一覧をつけてきなさい」と指示されたとき、私は大きなプレッシャーを感じました。

血圧計を目の前にすると、「もしまた高い数値が出たらどうしよう」と心臓がバクバクと音を立てるのが自分でもはっきりと分かりました。

「どうせ今測っても高い数値が出るに決まっているから嫌だな」という気持ちが勝り、血圧計に触れることすら避けてしまう日もありました。

医療の知識があっても、自分の高い血圧の数値と向き合うのは本当に怖く、医師の指示通りに毎日続けられない時期が確かにあったのです。

数値が安定するとワクワクして測れる、私のリアルな測定のムラ

一方で、治療が進んで血圧が少しずつ落ち着いてくると、私の血圧測定に対する心理状態は180度変化しました。

「今日も正常値が出ているかな」と、少しワクワクした前向きな気持ちで血圧計に向かうことができるようになったのです。

このように、数値が悪いときは怖くて避け、数値が良いときは嬉しくてきっちり測るという、非常に大きな測定のムラが私自身にありました。

看護師であっても、毎日欠かさず朝晩2回の測定を完璧にこなすことは難しく、心理的なコンディションに激しく左右されていたのが現実です。

診察室で先生の前に出ると跳ね上がる血圧。医療従事者でも緊張は防げない

自宅での測定だけでなく、定期受診の際に病院の診察室で医師を前にしたときも、私の体は正直に反応していました。

先生の前に座り、腕帯を巻かれる瞬間に強い緊張感が走り、自宅で測るよりも明らかに血圧が跳ね上がってしまっていたのです。

これは医療の世界では「白衣高血圧」と呼ばれる非常によくある現象であり、医療知識を持つ私であっても例外ではありませんでした。

「血圧を測る」という行為そのものが、無意識のうちに脳へ強いストレスを与え、血管を収縮させて数値を押し上げてしまうのです。

リハビリデイサービスの現場でもよく聞く「測りたくない」という患者さんの生の声

血圧測定に対する恐怖や抵抗感を抱いているのは、決して私一人だけではありません。

私が勤務しているリハビリデイサービスの現場で、実際に多くの高齢者や高血圧の患者さんたちから聞かれる生の声をお伝えします。

  • 「深呼吸しても高いねん…」血圧高めの方が抱える測定への恐怖心

  • 「どうしよう」と思うほど高くなる。多くの人が共通して持つ心理的傾向

「深呼吸しても高いねん…」血圧高めの方が抱える測定への恐怖心

リハビリデイサービスにやってくる利用者さんの中にも、毎日のバイタルチェックを非常に負担に感じていらっしゃる方が多くいます。

血圧が高めの患者さんは、測定の順番が近づいてくると「今日は大丈夫かな」と、明らかにソワソワした様子を見せられます。

看護師が「リラックスして、深呼吸をしてみてくださいね」と声をかけても、「深呼吸しても高いねん。今日は測りたくないわ」と本音を漏らされます。

高い数値を見ることで自分がショックを受けたり、周囲に心配をかけたりすることを恐れ、測定そのものを拒否したくなるお気持ちは痛いほど分かります。

「どうしよう」と思うほど高くなる。多くの人が共通して持つ心理的傾向

現場で多くの患者さんの血圧を測定していて確信したのは、「血圧が高い、どうしよう」と不安に思うほど数値が高くなるという事実です。

これは人間の体の仕組みとして、不安や恐怖を感じると交感神経が優位になり、血圧を上げるホルモンが分泌されるためです。

決してその人のメンタルが弱いわけではなく、誰にでも起こる極めて自然な生理現象であると言えます。

「測りたくない」と口にする患者さんたちの姿を見て、私は自分自身が抱えていた恐怖心と全く同じであると、深い共感を覚えました。

血圧測定の「怖い・嫌だ」を和らげ、無理なく付き合うための方法

ここからは、私の苦い経験と看護師としての視点を踏まえ、血圧測定の恐怖心を克服するための客観的なノウハウを解説します。

血圧計と上手に付き合い、日々の測定をストレスにしないための現実的なアプローチをご紹介します。

  • 完璧を目指さない!1日2回きっちり測れている人は実はとても少ないという事実

  • 血圧計の前で緊張してしまう時の正しい対処法と、数値を受け入れる心の持ち方

完璧を目指さない!1日2回きっちり測れている人は実はとても少ないという事実

まず知っておいていただきたいのは、1日2回きっちりと完璧に血圧を測定できている人は、世の中にほとんどいないという事実です。

医師から指示されると真面目な方ほど「毎日欠かさず記録しなければならない」と考え、それが自分を追い詰める刃になってしまいます。

  • 測り忘れた日や、怖くて測れなかった日があっても、ノートには白紙のまま残しておいて構いません。

  • 毎日継続することよりも、まずは「気が向いたときに座って測ってみる」くらいの気軽なスタンスを持つことが大切です。

  • 飛び飛びのデータであっても、長期的な傾向が分かれば医師にとっては十分に貴重な診断材料となります。

医療従事者である私ですら測定に大きなムラがあったのですから、一般の患者さんがきっちりできなくても当然です。

まずは「完璧な優等生」を目指すのをやめ、測れた自分を褒めてあげるくらいの心の余裕を持つことから始めてみてください。

血圧計の前で緊張してしまう時の正しい対処法と、数値を受け入れる心の持ち方

血圧計を前にして心臓がドキドキしてしまうときは、無理にそのまま測定を開始せず、5分ほど椅子に座って気持ちを落ち着ける時間を作ってください。

ただじっと座っているだけでなく、自分の呼吸に意識を向け、息を吐き出す時間を長くする深呼吸を行うと効果的です。

  • 血圧計のスイッチを押したら、ディスプレイの数値を凝視せず、あえて視線を外してぼんやりと外の景色などを眺めるようにします。

  • もし1回目の数値が驚くほど高かったとしても、それは「緊張の数値」であって、あなたの本当の血圧ではないと割り切りましょう。

  • そのまま動かずに2〜3分ほど楽な姿勢を保ち、気持ちが落ち着いた状態でもう一度測り直すと、数値が20近く下がっていることもよくあります。

血圧計はあなたの健康状態をジャッジして責め立てる裁判官ではなく、現在の体の状態を教えてくれるただの機械に過ぎません。

高い数値が出たとしても「今は体が少し緊張しているんだな」と客観的に受け止め、一喜一憂しない心のクッションを持つことが大切です。

血圧測定が怖くて悩んでいるあなたへ、今一番伝えたいメッセージ

最後に、過去の私やデイサービスの患者さんたちと同じように、血圧測定への恐怖から血圧計を遠ざけてしまっているあなたへメッセージを送ります。

健康を守るための行動が、あなたの心の負担にならないための大切な心構えです。

  • 血圧計はあなたを責める道具ではなく、体を守るためのバロメーター

  • 今日の数値に一喜一憂せず、まずはリラックスして座ることから始めよう

血圧計はあなたを責める道具ではなく、体を守るためのバロメーター

血圧計が示す数値は、あなたの生き方や人格を否定するものではなく、あなたの大切な体を脳卒中や心臓病などの大きな病気から守るための貴重な情報です。

数値が高いということは、体が「少し疲れているから休んでね」「塩分を控えてね」とサインを送ってくれている状態に他なりません。

測定を恐れて現実から目を背けてしまうと、体の中で静かに進行するリスクに気づくことができなくなってしまいます。

血圧計を「怖い敵」と捉えるのではなく、自分の体調を2人3脚で管理してくれる「心強い味方」として、少しずつ受け入れてあげてください。

今日の数値に一喜一憂せず、まずはリラックスして座ることから始めよう

血圧は、その日の気温や睡眠時間、ちょっとしたストレスや歩いた直後など、わずかな環境の変化で簡単に数十キロパスカル相当も変動する非常にデリケートなものです。

そのため、たった1回の高い数値を見て「もうダメだ」と絶望したり、不安になったりする必要は全くありません。

どうしても測るのが怖いときは、その日は無理にカフ(腕帯)を巻かなくても構いませんので、まずは血圧計が置いてある椅子の前に座る習慣だけを作ってみましょう。

あなたのペースで少しずつ血圧計に慣れていき、一喜一憂せずに自分の体を労わるための優しい時間を過ごしてください。

高血圧 血圧測定 怖いに関するよくある質問

Q1:血圧を測る前にドキドキしてしまいます。正しい数値を測るためのコツはありますか?

血圧を測定する際は、椅子に座ってから少なくとも1〜2分間は安静にし、足を組まずにリラックスした姿勢をとってください。

ドキドキしているときは、鼻からゆっくり息を吸い、口から細く長く吐き出す深呼吸を数回繰り返し、血圧計の画面を見つめずにリラックスした状態で測定スイッチを押すのがコツです。

Q2:1回目に測った血圧が非常に高く、2回目に測ると下がるのですが、どちらの数値を信じれば良いですか?

多くの場合、1回目の測定時は緊張や構えがあるため、数値が高めに出やすい傾向があります。

2回目や3回目に測って数値が下がってきたのであれば、基本的には気持ちが落ち着いた状態での後ろの数値、またはその平均値をその時の正しい血圧として参考にしてください。

Q3:どうしても怖くて家で血圧が測れない場合、医師にはどのように相談すれば良いでしょうか?

「血圧計を前にすると緊張して測るのが怖い」「家ではドキドキして測定を避けてしまう」という本音を、そのまま主治医の先生に伝えて全く問題ありません。

医師はそうした患者さんの心理をよく理解していますので、測定の頻度を減らす提案をしてくれたり、病院での測定値や他の検査結果を重視した治療方針を一緒に考えてくれたりします。

まとめ

高血圧の治療において、自宅での血圧測定は自分の体の状態を知るためのとても大切な手段です。

しかし、その測定がストレスになり、恐怖心で胸がいっぱいになってしまうのであれば、本末転倒になってしまいます。

看護師である私や、デイサービスに通う多くの患者さんたちも、あなたと全く同じように「血圧測定が怖い」と感じる瞬間を経験しています。

毎日きっちり測る完璧さを求める必要はありませんので、まずはリラックスして、自分の体を労わる優しい気持ちで血圧計と向き合ってみてください。

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