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8/3 減塩だけでは足りない。夏の食事で大切な3つのこと

「高血圧だから減塩を頑張っています。」

患者さんからよく聞く言葉です。

もちろん、減塩はとても大切です。

私自身も高血圧と慢性腎臓病になってから、毎日の食事で減塩を意識するようになりました。

でも、夏になると毎年思うことがあります。

それは、「減塩だけでは夏は乗り切れない」ということです。

暑さで食欲が落ちたり、汗をたくさんかいたり、体がだるくなったり…。

夏はいつもの食生活だけでは体調を維持しにくい季節です。

私は看護師としてたくさんの患者さんを見てきましたが、「夏だけ調子が悪くなる」という方は少なくありませんでした。

そして患者になった今、その気持ちがとてもよく分かります。

私自身も毎年夏バテ気味になります。

だからこそ、「無理なく続けられること」を意識しながら食事を工夫しています。

今日は、私が夏に特に大切にしている3つのことをお話しします。

① 三食きちんと食べること

暑くなると、「朝は食欲がないから食べない」「お昼はそうめんだけ」という日が増えがちです。

でも、私はできるだけ三食食べるようにしています。

もちろん、毎食しっかり作るわけではありません。

食欲がない日は、簡単なものでも十分です。

大切なのは、「何も食べない」を続けないこと。

体は食べたもので作られています。

何も食べなければ、体力も回復しません。

特に高血圧や慢性腎臓病がある方は、体調を崩してしまうと回復にも時間がかかることがあります。

だから私は、「完璧な食事」より「食べること」を優先しています。

パンだけの日があってもいい。

おにぎりだけの日があってもいい。

まずは何か口に入れること。

それが夏を乗り切る第一歩だと思っています。

② 少しでもたんぱく質を食べる

夏になると、どうしても冷たいものや、あっさりしたものばかり食べたくなります。

でも、それだけではたんぱく質が不足しやすくなります。

私は食欲がない日でも、「何か一つだけでもたんぱく質を食べよう」と決めています。

例えば、

ゆで卵。

冷奴。

ヨーグルト。

朝の牛乳や豆乳。

どれも準備に時間はかかりません。

疲れて料理をしたくない日でも取り入れやすいものばかりです。

以前の私は、「ちゃんと料理を作らないといけない」と思っていました。

でも病気になってからは、その考えをやめました。

続けるためには、簡単な方法を選ぶことも大切です。

看護師として患者さんにお話しするときも、「毎日豪華な食事を作る必要はありませんよ」とお伝えしています。

食べられるものを上手に組み合わせることのほうが、ずっと現実的です。

③ 野菜を無理なく取り入れる

夏は野菜も食べたいけれど、料理をする元気がない日があります。

キッチンに立つだけで汗をかいてしまう日もあります。

そんな日は、私は無理をしません。

トマトを切るだけ。

サラダを買う。

それも難しい日は、トマトジュースを飲むこともあります。

もちろん、生の野菜を食べるほうがいい場面もあります。

でも、「今日は野菜を作れなかった」と落ち込むより、「今日はトマトジュースで補おう」と考えたほうが気持ちも楽になります。

健康づくりは、一日で決まるものではありません。

毎日少しずつ続けることが大切です。

だから私は、「できる方法」を選ぶようにしています。

麺類だけで終わらせない工夫

夏はそうめんや冷やしうどんなど、麺類がおいしい季節です。

でも、高血圧の方にとっては少し気をつけたいことがあります。

実は麺類には塩分が多く含まれているものが少なくありません。

さらに、「麺だけ」で食事が終わると、たんぱく質や野菜が不足しやすくなります。

私はもともと麺類をあまり食べないようにしています。

朝はパンを選ぶこともありますし、食べるときはゆで卵やヨーグルトを添えるようにしています。

「一品足すだけ」で食事のバランスはずいぶん変わります。

全部を完璧にする必要はありません。

小さな工夫を続けることが大切です。

患者になって変わった考え方

看護師だった頃は、「バランスよく食べましょう」と患者さんへお話ししていました。

もちろん、その言葉は間違っていません。

でも患者になって分かったのは、「食べたくても食べられない日がある」ということでした。

夏バテで食欲がない。

暑くて料理をしたくない。

仕事で疲れて何も作れない。

そんな日は誰にでもあります。

だから私は、「今日は70点でいい」と考えるようになりました。

パンだけで終わらせず、牛乳を一杯飲む。

冷奴を一つ足す。

ヨーグルトを食べる。

トマトジュースを飲む。

その小さな積み重ねが、夏の体調を支えてくれています。

頑張り過ぎないことも、セルフケアの一つです。

「続けられる食事」が一番の健康法

食事療法というと、「これを食べてはいけない」「あれも我慢しないといけない」と考えがちです。

でも私は、「何を足せるかな」と考えるようになってから、食事が少し楽しくなりました。

今日は牛乳を飲めた。

今日は豆腐を食べられた。

今日は野菜を少し食べられた。

そんな小さな積み重ねでも十分です。

健康は、一日で作られるものではありません。

毎日の選択が未来の自分を作ります。

だから私は、この夏も「頑張る減塩」ではなく、「続く減塩」を大切にしながら過ごしていきたいと思っています。

Q&A

Q1. 夏バテで食欲がない日は、食べないほうがいいですか?

食べられない日もあると思いますが、何も食べないより、パンやおにぎり、ヨーグルト、豆腐など食べやすいものを少しでも口にすることをおすすめします。

Q2. 麺類は食べないほうがいいのでしょうか?

食べてはいけないわけではありません。ただ、麺類は塩分が多いものもあるため、食べる量やつゆの飲み方に気をつけたり、ゆで卵や野菜を組み合わせたりすると栄養のバランスがよくなります。

Q3. 夏に特に意識したい栄養はありますか?

私自身は、三食食べること、たんぱく質をとること、野菜を無理なく取り入れることを意識しています。体調や持病に合わせて、無理のない方法を続けることが大切です。

まとめ

夏は暑さで食欲が落ち、食事が偏りやすい季節です。

でも、「減塩だけ」を意識するのではなく、三食食べること、たんぱく質を補うこと、野菜を無理なく取り入れることを心がけるだけでも、体調管理につながります。

私も毎年夏バテを経験します。

だからこそ、「今日はこれだけできた」と自分を認めながら続けています。

完璧を目指さなくても大丈夫。

今年の夏も、一緒に無理なく続けられる食生活を育てていきましょう。

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