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「じゃあ、あんたが作ってみろよ」何を作っても「おいしい」と言ってくれない夫と、香ばしく仕上がった「肉じゃが」の話

こんにちは! 主婦の友社TomoNote編集室の中野です。
結婚して3カ月、我が家の味を模索中です。

私はあまり料理が得意なほうではなく、これまで一度も、夫に私の手料理を「おいしい」と言ってもらえたことがありません。
夫は食べログの百名店めぐりが趣味で……お店で食べるような料理では、プロの味に勝てるはずもない。
それなら「家庭料理」はどうだろう?

そう思って定番の「肉じゃが」に挑戦するも、「おいしい?」と聞くと、「普通」と。「普通」って。「普通」ってなんだよ……!
もう……私の堪忍袋の緒が切れました。
#じゃあ、あんたが作ってみろよ」

と、言うことで、夫にとあるレシピ本とエプロンを押し付けました。
そのレシピ本とは……

『ザ・シェフ三國の究極家庭おかず』です。
フレンチの巨匠、三國清三シェフが自身初となる「家庭料理」のレシピ本で、ふだんの食卓に出す料理だからこそ、いつも行くスーパーでそろう食材で、特別な道具も不要、簡単に作れるレシピばかり。
料理がまったくの初心者ではないけれど、不慣れな夫も挑戦できるはず。
さらに、三國シェフは男性ファンも多く、味付けもフランス料理のように濃いめだとしたら、これほどぴったりなレシピ本はありません。

よし、私はソファでゆったりお茶でも飲もう……

おぉっと!愛猫からガブリとやられてしまいました。もちろん甘噛みです。

ちょうどそのとき、夫が「ちょっと待って、俺ひとりで作るの?」不機嫌な声と不安そうな顔で訴えかけてきました。
もう……
「じゃあ、一緒に作ろうか」
そんなこんなで、気づいたら、夫と並んでキッチンに立っていました。


いい加減でなく「よい加減」で作るべし

結論から、お伝えします。
実は今回……すこし香ばしい『肉じゃが』が出来上がりました。

原因は、分かっています。
エプロン姿の夫に夢中になって写真を撮っていて、火にかけたフライパンから目を離してしまったのです。

『ザ・シェフ三國の究極家庭おかず』より

『ミクニ流家庭料理の極意』その3の、『いい加減でなく「よい加減」で作るべし。ーー料理は真剣勝負です』を守ることができませんでした……。
常に集中して行うべきだったのです。

実は、このミクニ流『肉じゃが』を作るのは2回目。
一通り調理工程を把握していたので、つい油断していたのです。

いったいどこで焦がしてしまったのか?
ふり返ってみましょう。

フライパンにしらたきを入れて、強火で4~5分から炒りします。
しらたきの水分がとんで、しらたきが「キュウキュウ」と鳴きはじめるので、なだめるように菜箸を動かします。

たまねぎは、レシピよりだいぶ少なめです。
たまねぎが苦手なので……
『ミクニ流家庭料理の極意』その1に、『まずはレシピどおりに作るべし。ーー二回目からは家庭の味に育てる』とあり、今回は、我が家の味として、たまねぎを減らしてみました。

たまねぎを広げて入れたら(広げるほどの量がありませんが)、牛肉をのせます。

てんさい糖、日本酒、しょうゆの順に加えます。味付けはこれだけ。おだしは入れません。
お水を後から加えるので、牛肉としらたき、たまねぎにしっかり味が付き、牛肉の旨味が引き出されて……それはもう、驚くほど美味しく仕上がるのです。

から炒りしたしらたきをのせて蓋をし、弱めの中火で10分煮ます。

この間に、夫はじゃがいもの皮むきを。
気づいたら、私は、エプロン姿の夫の撮影会をはじめていました。
焦がしたのは、このタイミングです。
菜箸で混ぜ合わせることを忘れて……恐るべし、エプロンパワー。


男性のエプロン姿ってずるいです!

実はこのエプロン、この本のために制作したオリジナルエプロンなんです。
表紙で三國シェフが身に着けていらっしゃるネイビーのエプロンの、色違い。ネイビー、ライトグレー、カーキの3色展開です。

この本の担当編集である森信さんのご好意で、グレーをお借りしました。
初めて夫のエプロン姿を見たのですが、久しぶりにときめいてしまいました。男性のエプロン姿って、グッとくるものがありますね。

『ミクニ流家庭料理の極意』を守れなかった私も悪いですが、このエプロンにも責任があると思いませんか?

そして、エプロンのせいで焦げてしまった、その証拠画像がこちらです。

三國シェフごめんなさい……。

このミクニ流『肉じゃが』ですが、材料をいっきに入れてしまわず、順番に入れていくことで、味のグラデーションが生まれて、いくら食べても、食べ飽きることがありません。
調理工程の一つひとつに、おいしくするためのロジックが隠されているのだと実感しました。

三國シェフが、家庭料理を伝えたい理由がここにあります。

「食べてもらう相手がおいしいと思う料理を作ること」。

これは、僕がいちばん伝えたいことです。一流シェフがレストランで作る本格料理であっても、主婦が作る家庭料理であっても同じなのです。

レストランでは、同じ料理を同じレシピで毎回提供していると思っていませんか? レストランには多種多様なかたがいらっしゃいます。一流のシェフはそのかたがたをよく見て、その日のレシピをアレンジしているんです。僕が修業した超一流のフランスの三つ星シェフたちもみんなそうでした。

『ザ・シェフ三國の究極家庭おかず』より

今回は失敗してしまいましたが、近々リベンジしたいと思います。
何度も繰り返し作っていきながら、我が家の味を見つけて、「おいしいね」と言い合える時間を大切にしていきたいです。

最後に、ここまで読んでくださったあなたにも、このミクニ流『肉じゃが』を味わってみていただきたいので、レシピをのせておきますね。

『ザ・シェフ三國の究極家庭おかず』より

作ってみて、感想をコメントいただけたら、嬉しいです♡

今月中に、あともう1品、このようにレポートできたらと思っていますので、宜しければ、フォローしてお待ちくださいませ🙇🏻‍♀️


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