家庭運営に欠かせない夫婦ビジョンとは
組織にビジョンが欠かせないように、僕は夫婦にもビジョンが必要だと考えています。
夫婦ビジョンとは、意見や家事育児の方針がすれ違ったとき、それを建設的に解決するための夫婦共通の軸のことです。
夫婦って基本的には家族のために「よかれ」と思って行動をします。でも、そのお互いの考えているよい未来像が必ずしも同じとは限りません。たとえば、子どもが生まれて「もっと稼がなきゃ」と仕事に邁進する夫と、「家にもっといて欲しい」と家事育児を一緒にやりたい妻、なんてのはよく聞くすれ違いです。
子どもが生まれたばかりだと、「夫が寝不足にならないように」と子どもとママがパパとは別室で寝ているご家庭も多いでしょう。それで上手く行っているなら問題ありませんが、慢性的な寝不足はママの精神を追い詰めてしまうかもしれません。そうなると、結果的には家族みんなが大変になってしまう可能性もあります。
お互いが、お互いのことを思いやって動いているはずなのに、なぜそれがすれ違ってしまうことがあるのでしょうか。
それは、お互いが考えている目指す未来像が違うからです。
▶ ビジョンがあるから、すれ違いを減らせる
「子どもが生まれたらもっと収入が必要」という未来像と、「子どもが生まれたからもっと家事育児を協力し合わなきゃ」という未来像では、やるべきことがコンフリクト(対立)してしまいます。
その未来に向けて必要な行動がまったく違うので、すれ違いが起こってしまうのです。
そうならないためには、あらかじめお互いの未来像(ビジョン)をすり合わせておく必要があります。
▶ ビジョンとミッションと日常の決断
ビジョンとは未来像です。そしてその未来像を実現させるためにやるべきこと。それがミッションです。
ビジョンは「ビジョン達成のために、どうする?」というミッションにつながり、日々の決断はミッションに紐づいて意思決定されます。日々の決断が夫婦で違ってしまったときも、ビジョンやミッションに基づいて、なぜその決断をしたのか、を振り返りやすくなります。

図は、わが家のビジョンを図にしたものです。
「親が健康に子育てできる!」というのが、わが家の理想の未来像です。そのためには、睡眠をしっかり取ることや体調不良時には徹底的に休むなど優先するべきことがでてきます。
そうすると、睡眠のために夜ご飯の時間を何時頃にするかや、パートナーの体調不良時には徹底的に休ませるために家事育児をひとりでこなす、など日々やるべきことが判断できるようになります。
家族の状況や子どもの年齢によって、
・子どもが受験に集中できるようにする
・妻(夫)のキャリアへの挑戦を応援する
・それぞれの趣味の時間を大事にする
など、ビジョンは色々と変わるでしょう。
でも、こうして夫婦や家族のビジョンを一緒につくる習慣がついていれば、お互いの優先順位がズレてすれ違うことを防ぐことができます。
▶ 家庭運営に夫婦ビジョンは欠かせない
家庭とはいえ、ひとつの小さな組織です。みんなにとって心地よい日々を回すには、何かしらのルールや指針が必要になってきます。かつての家庭の中にも家訓や、わが家なりの文化があったのと同じです。違うのは、かつてはそのルールを決めていたのは父親だったのに対して、今は夫婦や家族で一緒に考える時代になったこと。
夫婦ビジョンがあると、日常的なすれ違いを減らすことができるし、話し合いもスムーズになります。
考えたことがない、という方はぜひ夫婦で一緒に考えてみてください。めっちゃお勧めです。
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