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とんがりボウシの新作は【出ます】 / 〜謎の未発表新作「Enchanted Wonderland(英題)」についての考察〜


はじめに

※本筋と関係ないので読み飛ばしていただいて構いません

どうも、トモコレファンのトモです。普段はTwitter(自称X)にてトモダチコレクション関連の投稿をしています。この度、「リプ欄にツリーで繋げるよりもっと簡潔で明瞭な方法の長文投稿がしたい!」と思い立ち、noteを開設いたしました。慣れない点も多々あるとは思いますが、どうぞよろしくお願いいたします(有料記事は今のところ考えていません。需要がないので笑)。

トモコレファンを名乗っておいて一発目の記事がこれかよ!という感じではありますが、実は私、トモコレは世界で二番目に好きなゲームなんですよね。そう、私が世界で一番愛しているゲームシリーズこそが、今回執筆する「とんがりボウシ」であります。

"とんがりボウシ"とは?

とんがりボウシとは、2008年11月13日にコナミデジタルエンタテインメントよりニンテンドーDS向けに発売された「とんがりボウシと魔法の365にち」を原点とするコミュニケーションゲームシリーズの名称です。2010年11月に続編「とんがりボウシと魔法のお店」を、翌2011年12月には第3作となる「とんがりボウシとおしゃれな魔法使い」をそれぞれニンテンドーDS向けに発売、そしてその翌年12月に(現時点では)シリーズ最終作の「とんがりボウシと魔法の町」をニンテンドー3DSに発売しています。

よく「どうぶつの森×魔法学校」という風に例えられますが、実際は作品を重ねるごとに大きな新要素を追加しており、ゲーム性の面ではかなり差別化・独自の魅力の確立に成功している稀有なタイトルでもあります。特に、とんがりボウシ世界特有のふしぎな世界観は、当時の女児や女性の心に強く刺さるものがあったことでしょう。

  • 主人公以外の登場人物は全員人外

  • 普段は口が悪いが大物を持って来るとニッコニコになる虫の図鑑&普段は物腰柔らかだが小物を持って来ると途端に冷淡になる魚の図鑑

  • 陸上では時折トンカツが闊歩していて、海中ではエビフライやツナ缶が泳いでるし、なんならちっさいプテラノドンが飛行してることもある

  • 一番仲の良いクラスメイトが神隠しに遭って不気味な別世界で偽物の中から本物の友人を捜し当てる羽目になることだってある

  • 平気で二股ができる

……など、挙げ出したらキリがありませんが、こういった特徴的なキャラクターの数々に女児の憧れを詰め込んだボリュームの多さ(後年の作品)、そして単にかわいいだけではない少しヘンテコで怖い魔法の世界は、今なお多くの女性の思い出に深く刻まれていることがわかっていただけたでしょうか。(かくいう私は世にも珍しい男性のとんがりボウシガチオタクですが……。)

そんなとんがりボウシシリーズですが、では直近の動きはどうなのかというと、これは本当にびっくりするくらい壊滅的です。ここまで悲惨な状態のシリーズも中々ないといえるほどに。
例えば任天堂系列だと「F-ZERO」ってありますよね。正統な本編作品は2004年のGBAソフト「F-ZERO CLIMAX」を最後に20年以上出ておらず、根強く新作が熱望されるタイトルのひとつでもあります。
でも、F-ZERO 99は2023年に出てるんですよね。主人公のキャプテン・ファルコンだってずっとスマブラに出てます。それにNintendo Switch Onlineに加入すればNintendo Classicsで過去作だって遊べます。
「MOTHER」ってありますよね。糸井重里さんが手がけた名作RPGです。こちらも2006年のGBA「MOTHER3」を最後に20年以上新作が出ておらず、また糸井さん本人が新作を作る気はないと仰られているようですが、今でもファンに支えられ新しいグッズが出る上にリアルイベントなんかも行われているみたいです。

それに比べて、とんがりボウシはどうですか?"魔法の町"以降、新作どころかリメイクもリマスターも移植も出ない、イベントやグッズ展開すらない、挙句の果てには公式アカウントはこのザマですよ。

(現在の最新ツイート・6年前)

新作こそ出ないが供給はあるシリーズもあれば、ただひたすら公式が沈黙し続けているシリーズもある。ひとえに亡霊といっても千差万別ですね。

なぜ「新作は出ない」と言われているのか?

「🔎とんがりボウシ 新作」などで検索すると出てくる、いわゆる"とんがりボウシ新作出ない論"(勝手に名付けました)。これに関して、何も根も葉もない荒唐無稽な暴論だと断じるつもりはありません。というかむしろ説得力はそれなりにあるほうだとも思います。しかし実は反論材料もあるのです。とりあえず「出ない」と言われている理由について見ていきましょう。

とんがりボウシシリーズが長年沈黙を続けている、最大にしてほぼ唯一の事情。それが「プロデューサー退社&開発チーム解散」です。

かつてコナミデジタルエンタテインメントには、「ラブプラスプロダクション」という社内チームが存在していました。名前の通りラブプラスシリーズをはじめ、ときめきメモリアル Girl's Sideシリーズ、そしてとんがりボウシシリーズといった学校モノ・恋愛モノを手がけていたことで知られています。このチームを率いていた人物こそ、とんがりボウシの生みの親である内田明理さんです。
ですが内田さんは2015年3月にコナミを退社、ラブプラスプロダクションも解散となってしまいました。どうもこの時期のコナミ社内はかなり揉めていたらしく、世界的ゲームクリエイターの小島秀夫さん率いる小島プロダクションといった社内プロダクションが制作本部に編入される形で軒並み消滅したほか、この方針に反発した社員の多くが退職されたそうです。内田さんもおそらくはこの流れでしょう……。

一見するとたしかに正当性のある説のように思えます。では、いったいどこに反証があるのか?それこそ、先に挙げた「ときめきメモリアル Girl's Side」シリーズが鍵となってきます。
同作は先述したように元々はラブプラスプロダクションの開発ですが、解散から6年後の2021年にシリーズ4作目の完全新作が発売され、2024年には過去3作のリマスターも行われました。仮に「プロデューサーとチームがないから続編は出せない」という理論が正しいとすれば、この事実に反するわけです。よって逆説的に、この理論は成り立たない、間違いであるといえます。

加えて、内田さんのメールの件もあります。これはとんがりボウシファンの方が内田さんのメールアドレス宛に送ったファンレターへの返信の画像で、「プライベートな事情と若干の思うところがあり、ここ数年ゲーム制作から離れていた私ですが、また何か始めることもあるかと存じます。図々しいお願いではありますが、気長に次回作をお待ち頂ければ幸甚です。」と仰られています。

内田明理さんのファンレターへの返信の全文
(2022〜23年ごろとされる)

内田さんは現在ユークスというゲーム会社に在籍しておられますが、サイレントヒルシリーズの山岡晃さんや伊藤暢達さんのように元スタッフが新作の制作に関わられた前例は存在するので、この言葉もきっとファンを喜ばせるだけの方便ではないのでしょうね。(と、思いたい)

【本題】Enchanted Wonderlandとは?

前置きが長くなってしまい申し訳ありません。ここからがいよいよ本題、Enchanted Wonderlandとは何なのか?について深掘りしていきます。まずはこちらの画像をご覧ください。

(原文)

英語だとよくわからないですよね。ということで、レーティング文の日本語訳がこちらです(機械翻訳なので若干ニュアンスが違うかもしれませんが、ここでは特に問題はありません)。

これはまさか……?

2026年1月1日、新年早々にして突如、謎の未発表ゲーム"Enchanted Wonderland"が発見され、複数の海外メディアがこれを報じました。情報源がESRBの公式ホームページだったこともあり、ほどなくして日本でも話題となります。

ESRBとは「Entertainment Software Rating Board」、日本語でエンターテインメントソフトウェアレーティング委員会(そのままですね)と訳される北米のレーティング審査機関の通称です。ゲームソフトを一般に小売店で流通させるため各ソフトメーカーが年齢区分等の評価を受ける、まぁ平たく言えば日本でいうところのCEROにあたる団体ですね。
そんな機関からの情報ということで、公式発表に限りなく近い信頼性が担保されています。ここからは掲載ページの文章からEnchanted Wonderlandについて本格的に分析していきましょう。

① 出願人はコナミデジタルエンタテインメント

これはつまり、パブリッシャーがコナミだということです。開発元は現時点ではわかりませんが、少なくともコナミのゲームであることは間違いなく、とんがりボウシシリーズもコナミデジタルエンタテインメントが発売してきたことから、これらが結びつくのはごく自然な連想だと思います。

② プラットフォームはNintendo Switchのみ

マルチプラットフォーム展開を視野に入れたソフトの場合、例えばPS4・5やXbox Series X/Sと同発の予定であればそれも含めて審査機関に提出する必要があります。他ハードの記載が現状ないことから、おそらくはSwitch独占、それも「シャインポスト Be your アイドル!」のようにコナミの新作としてニンテンドーダイレクトで発表される可能性が非常に高いと思います。

 ③ レーティングは全年齢対象

とんがりボウシはシリーズ通してCERO-Aですが、北米市場で発売された初代「Magician's Quest: Mysterious Times」はESRBによってE10+、CEROでいうAとBの中間くらいと評価されていました。じゃあとんがりボウシではないのか?といわれればそういうわけでもなく、欧州版の魔法の365にち「Enchanted Folk and the School of Wizardry」は汎欧州ゲーム情報(Pan European Game Information)、通称PEGIというレーティング機関で全年齢対象の3+と評価されていたため、Enchanted Wonderlandのレーティングとはそれなりに符合します。

④ 軽度なファンタジー暴力表現

まぁ……おおかなダライのまほうですかね(笑)
レーティング文なので当然こういうことも書いてあります。特に、下記のゲーム内容で含まれる暴力表現が『軽度』かつ『ファンタジー』であることからも、おおよその世界観やビジュアルデザインの方向性は想像がつきますよね。

⑤ ユーザーインタラクト機能

これは簡単に言うとマルチプレイのことです。とんがりボウシは昔から本体同士のローカル通信やニンテンドーWi-Fiコネクションを活用した通信プレイができるタイトルだったので、こちらも不自然な点はありません。

⑥ ゲーム内容

  • 魔法の世界を探索し、"喜び"を集めてテーマパークを復活させるアドベンチャーゲーム

  • キャラクターと交流し、魔法を学び、様々なテーマパークのアトラクションやミニゲームに参加する

『魔法の世界』、『魔法を学ぶ』、『キャラクターと交流する』、『ミニゲーム』……。なんだかずいぶんと見覚えのあるゲームですね……?

一方で、心当たりのない要素もあります。今までとんがりボウシは常に新たな要素を追加してきたゲームです。お店、おしゃれ、ショッピングモールときているので、今作の目玉としてテーマパークが実装されるというのは不思議ではないかもしれません。……ですが、とんがりボウシって"アドベンチャーゲーム"でしたっけ……?
国内でのとんがりボウシのジャンルは"コミュニケーション"とされています。気になってMagician's Quest: Mysterious Timesのジャンルを調べたところ、どうも海外では"アドベンチャー"として扱われているようでした。日本でADVというと「ポートピア連続殺人事件」や「逆転裁判」から「ときめきメモリアル」、「428 〜封鎖された渋谷で〜」など非常に多岐にわたりますが、色々なサイトを見る限りではふしぎ事件の解決も"冒険"(=adventure)ということのようです。
魔法の世界を探索してふしぎ事件を解決することでふしぎ生物から得られた"喜び"を集め、それを元にテーマパーク(お店経営の進化版?)を再建する……というような二軸構成にでもなっているのでしょうか。

⑦ 補足

最後には「宇宙をテーマにしたアトラクションがあり、UFOにレーザーを照射する」などという全くとんがりボウシと関係のなさそうな文が書いてありますが、これはおそらくゲームの本筋とあまり関係はありません。というのも、このあたりは通常、審査において留意すべき事項を特筆する部分だからです。
例えば『トモダチコレクション わくわく生活』ではESRBにて"キャラクター同士がケンカの雲の中で戦ったり、スライムの敵とのターン制バトルを行ったりします。"や"ゲームには、トイレのユーモアが含まれています。Miiがおならをし、雲のエフェクトが伴います。"(意訳)と書かれていますが、ではこのゲームは戦いやおならがメインですか?違いますよね。対象年齢を審査する機関である以上、頻度に関わらず少しでも暴力的な表現や下品・性的な表現等が含まれていれば表記されるんです。
「閃光や小さな爆発が発生する場合がある」とのことなので、光過敏性発作を引き起こす可能性があるかどうかを確認したのでしょう。よって、この部分は考察の必要性が乏しいことが推論できます。

本当にとんがりボウシの新作なのか?

ここまで読んでくださった方の中には、「たしかに言いたいことはわかるけど、精神的後継作とかじゃないの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。正直に言って私自身、その考えをキッパリ否定できるだけの断定的な証拠は持ち合わせていません。しかし論理を突き詰めていくと、とんがりボウシの新作としか思えなくなってしまうんです。その論理とは、ズバリ……

「精神的続編を作る理由がない」

これに尽きます。
考えてもみてください、なぜわざわざ、とんがりボウシの意思を受け継いだ新規IPを、立ち上げる必要があるんですか?

まず大前提として、とんがりボウシシリーズは過去4作で122万本以上を国内で売り上げた実績があります。さすがに他社の有力IPと比べると劣りますが、それでも十分な数字です。未だに新作が望まれている作品のひとつとして多く挙げられるほど根強いファンがいることは、当のコナミが一番よく理解しているはずです。
もしもEnchanted Wonderlandの企画が新規IPとして社内で持ち上がったとしたら、「……こりゃあ『とんがりボウシ』でよいですね」になると思いませんか?
事実、そのほうがはるかに合理的ですから。仮に新規IPで作り始めるとすれば、世界観や設定・ゲームシステム・キャラデザインやグラフィック・サウンドといったほぼ全てをゼロから作り直すことになります。それらをまとめて「コナミの新作」として1人も顧客がいない地盤でわかりやすくマーケティングしなければならない上に、そこまでやってようやくスタートラインに立った状態ってとこです。
これが「とんがりボウシの新作」だったらどうでしょう?設定もシステムもキャラデザも何もかも使い回せるだけでなく、発表するだけでファンには買ってもらえるし新規層には目新しく映る。企業としてリスクとリターンを考えたとき、どちらがより適した判断かは明確ですよね。

それに、近年のコナミは休眠IPの掘り起こしにものすごく力を入れているという方針もこの理論を補強する材料のひとつです。ボンバーマン、桃鉄、悪魔城ドラキュラ、魂斗羅、グラディウス、パワポケ、月風魔伝、MGS、サイレントヒル、ときメモ、ときメモGS、遊戯王、幻想水滸伝、サバイバルキッズ、テニスの王子様、がんばれゴエモン。ここまで復活ラッシュが続くなら、とんがりボウシが視野に入っていても何らおかしくはありません。

また、そもそもEnchanted Wonderland自体「けっこう開発期間が長そう」というのもあります。こちらの画像をご覧ください。

"Enchanted Wonderland"の商標(USPTO)

これはUSPTO(United States Patent and Trademark Office)、米国特許商標庁に登録されているEnchanted Wonderlandの商標の画像で、出願日が「2023年2月」となっています。

"Enchanted Wonderland"の商標(EUIPO)

ほぼ同時期にはEUIPO(European Union Intellectual Property Office)、欧州連合知的財産庁にも出願されていることがわかっています。

一般的にゲーム開発の場で会社が新たなゲーム名を商標登録するということは、本格的にゴーサインが出て開発がスタートしたことを意味します。
一方でレーティング機関の審査はそもそもゲームがほとんどマスターアップしていないと審査しようがないので、開発終了の直前や直後に通すことが多い傾向にあります。
以上のことから、Enchanted Wonderlandの推定開発期間は2023年2月〜2026年1月のおよそ3年もしくはそれ以上と算出されます。ゲームの開発期間の長期化が叫ばれるようになって久しいですが、PS5のようなハイエンド機種と比べて軽いゲームが多いSwitch1向けに3年というのは長い部類であり、少なくともしっかりと腰を据えて作られたソフトであることはまず間違いないと思われるというわけです。

おわりに

以上、長々と書き連ねましたが、Enchanted Wonderlandについて、そしてなぜ私がとんがりボウシの新作と期待しているかがご理解いただけたでしょうか。
現在これを執筆している日時は2026年6月9日の朝6時と、ニンテンドーダイレクト放送の16時間前というギリギリのタイミングです(笑)
去年9月ぶりの大型ニンダイであり、6月ニンダイは年末商戦に向けたタイトルが多く発表される&とんがりボウシは常に年末に発売されてきたこと、何よりSwitch独占なら初報はほぼニンダイであることを考えると、本当に今日が全ての運命の分水嶺となることでしょう。
私としてはもうここまでとんがりボウシに近いなら最悪違うゲームになってても発売されれば喜んで買うつもりなので、何はともあれまずはEnchanted Wonderlandが無事に発表されることを祈りましょう。

Enchanted FolkからEnchanted Wonderlandへ……?

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