「できない理由」は、本当にそこにある?
ベランダに、ずっと気になっている苗がありました。
ハーブのローゼルの苗です。
3株は一足先に畑に植えられましたが、残りの5株は、植えられないままベランダに残っていました。
植える場所も決めてあったんです。
ところが、その場所の開拓がちっとも進んでいません。

本来は6月中に植える計画が、バタバタしてる間に7月。そして耐え難い猛暑で完全にストップしてしまいました。
もちろん、その間にもローゼルはどんどん育ち、上ばかり大きくなったポットはバランスを崩して、よく倒れるようになりました。
水やりに出るたび、倒れたポットを起こして、
「早く植えてあげなくちゃ」
と思う。そして焦る。
植えるのにベストなタイミングも過ぎてしまった。
でも、植えるには開拓しなくちゃ。
ああ、植えたい、でも場所がなぁ…とぐるぐる。
そんな小さな「やらなくちゃ」が、毎日ベランダの水やりに出るたびに目に止まり、モヤモヤしていました。
そんな折に、実を収穫し終えたトマトからどんどん片付けていくことを決めました。まず、2株撤収。そこで、ふと思ったんです。
「あれ? この場所をローゼルに使ってもいいんじゃない?」
ベランダに残っているのは5株。
トマトの跡地を使えば、2株だけでも植えられます。

いい考えだ!!と思ったら、
もうひとつ浮かんできました。
先日、すべての実を収穫したバターナッツの場所も使っていいんじゃないかなと。
バターナッツは昨年、一度収穫したあと、夏を越して再び盛り返し、もう一度収穫できました。だから今年も、同じように夏を越してもらうつもりで残していたんです。
でも、今年はもう14個収穫しています。
お裾分けをして、残った分を自分たちで楽しむ。それだけでも、十分すぎるくらいです。
まだ収穫できるかもしれない。
でも、だからといって、
本当にもう一度収穫する必要があるんだろうか。
それより、この猛暑をなんとか乗り切って、もう一度の収穫を目指すよりも、今の季節に元気に育つ植物の成長を見ているほうが、私は楽しいかもしれない。
そう思いました。
なんだか気持ちがスーッと楽になるのを感じたので、ありがとうと伝えながらバターナッツも片付け、その場所をローゼルに渡すことにしました。

結果的に、今日ベランダに残っていた5株すべてに、畑の中で居場所が見つかりました。
「お待たせ!あとは好きに育ってね」
とローゼルたちには声をかけて、畑を後にしました。
畑から帰って、ベランダを見ました。
いつもここにいたローゼルが、いません。

倒れたポットを起こすことも、
「早く植えなくちゃ」と思うことも、もうありません。
ちなみに、植える予定だった場所は今も草だらけです。
開拓は、できていません。
それなのに、ローゼルは全部植わりました。
ずっと私は、「あの場所を開拓できていないから、ローゼルを植えられない」と思っていました。
でも、そうではなかったみたいです。
開拓できていないことと、ローゼルを植えられないことは、同じことではありませんでした。
「ローゼルは"あそこ"に植える」
その前提を動かさなかったから、あの場所ができるまで植えられないと思っていただけでした。
できない理由だと思っているものの中に、
本当は「こうするもの」と決めている前提が、混ざっているだけ。
そんなこともあるのかもしれません。
もうひとつの景色 🌿
「こうしなければ」を動かしたら、できることが見つかることがあります。以前、「何から始めるか」で迷ったときにも、似たことを考えていました。
今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
あなたの今日にも、小さな発見がありますように。

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