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価値観の再生産

「価値の再生産」

この言葉に、気持ちがざわついた。いや、ざらついた。
そう妙な引っかかり、喉元で食べ物につかえる気持ち悪さ。

この言葉は、清田隆之氏の著書「戻れないけど、生きるのだ」のある一文の中にあった。
清田さんは、マジョリティな男性として、現在のジェンダーに関する執筆をされている方で、私も行きつけとなっている本屋で初めて出会った。

正直、ジェンダー問題に強く関心があったかと問われたら、「否」だが、清田さんの本を読んで、自分が生きる世界すべてが、過去から連綿と続く男性優位の価値観に蝕まれていて、僕自身もその価値観に寄生された一人の人間なのだと改めて気づかせていただいた。素直に、新たな気づきと学びで、自分の価値観にゆらぎが生じた。
まさに、価値観の再生産の犠牲者のひとりだということだ。

清田さんは、全てのジェンダーに向けた素直で温かな眼差しを向けている。マジョリティジェンダーがジェンダーについて語ることによる批判にも負けずに発信し続ける勇気は僕にはない、すごいなと思った。

そんな清田さんと元チャットモンチーの元ドラマーの高橋久美子さんの対談にライブ参加した。

とにかく楽しかった。学びと気づきが常にあった。そして、何よりお二人が自然体だからこそ、遠くの専門家ではなく、身近なお医者さんのように自分に寄り添ってくれた。

最後に、清田さんからも高橋さんからもサインをいただき、嬉しい、嬉しい、嬉しい。
日常から離れ、ペルソナという仮面を外す本当に貴重な時間だった。

こうしたご縁を大切に、人間として、成長し続けたい。



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