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「遊び場がなくなる国にしないために」 僕たちが全国69店舗のキッズパークを買収した理由

■はじめに

2011年3月14日。
東日本大震災 の3日後に創業しました。

あの出来事を経て、
「人生で本質的に、最後に残るものは何か」を深く考えさせられました。

モノや環境は失われることがある。
それでも人の中に残り続けるものがあるとしたら、それは「思い出」と、その前提となる「人との繋がり」ではないか。

それらの「コト」の量と質を最大化することを願う会社が、この世の中にあってもいい。そう信じて、「生きるに、遊びを。」というミッションを掲げ、経営を続けてきました。

当社の存在意義(ミッション)

「遊び・体験市場でバーティカルモデルを実現する」

これは、ミッションを実現するために創業期から掲げている事業戦略のコンセプトです。実際に中期事業計画に記載し、金融機関に説明していました。
本日、その構想が大きく前進する一日になります。

当時の中期事業計画書 当時は社名がカタリズムでした

■やること

このたび、全国69店舗のキッズパークを展開する「The Kids」を30億円で買収し、当社グループに迎えることになりました。
従業員 約550名も本日をもって当グループの仲間となります。

プレスリリースはこちら
日経新聞記事はこちら

キッズパーク大手 The Kids

これにより、

・集客プラットフォーム「アソビュー!」
・クラウド型業務支援 SaaS「ウラカタシリーズ」
・実店舗運営「The Kids」

この3つの事業を一体として運営していきます。

アソビュー!の会員基盤・集客力。
ウラカタでのAX/DXによる業務効率化・コスト削減・省人化。
そして実店舗運営によるサービス提供。

これらをバーティカルに統合し、掛け合わせることで、集客効率・運営改善・ゲストの体験価値向上が循環する「フライホイール型の成長モデル」を実現していきます。

フライホイール型の成長戦略

■なぜやるのか

創業以来、僕はこう考えてきました。

会社は社会の公器であり、お客様の課題を解決した結果として「ありがとう」の代わりにお金をいただく。その積み重ねこそが、企業の成長である。

この考えは僕の普遍的なビジネス哲学です。

だからこそ当社では、
「For You 〜すべては顧客の期待を超えるために〜」
というValueを掲げ続けてきました。

今回のThe Kidsのグループインも、この価値観の延長線上にあります。


創業時から日本全国の事業者(パートナー)様を、自らの足で回ってきました。

その中で最初に直面した課題は、
「良い体験を提供しているのに、知ってもらう手段がない」
というものでした。
それを解決するために生まれたのが、「アソビュー!」です。

アソビューサービス概要

そして次にぶつかったのは、
「オンラインで予約を受けたいが、台帳がアナログのため対応できない」
「そもそも受付業務が煩雑で、時間を取られて困っている」

という課題でした。

それを解決するために「ウラカタシリーズ」が生まれ、コロナ禍では業界全体のオペレーションを支えるシステムインフラへと進化しました。

ウラカタサービス概要

そして今回。
「直近の事業は順調だが、後継者や将来に不安がある」
そんな想いを、The Kids創業者の田口様からお預かりしました。

すべてはお客様の課題、つまり、顧客の期待から始まっているのです。


これは単なるM&Aではありません。
築かれてきた事業と想いを、次の世代へつないでいく「事業承継」です。

そして何より、私たちが向き合ってきた業界の課題に対する一つの答えでもあります。

・創業期からの事業戦略コンセプト(バーティカル)
・培ってきた価値観(For You)
・現場で直面したリアルな課題(事業承継)

そのすべてが重なった、必然の意思決定でした。


■これから

遊び・体験市場(当社では具体的には体験・レジャー・旅行・エンタテイメント・スポーツなどを指します)の重要性は、AI時代においてさらに増していきます。

人が人として価値を発揮する領域。
それは、人とつながり、遊び、人生を豊かにすることです。

だからこそ私たちは、この市場を持続可能な形で、次の世代へ繋いでいかなければならない。

子どもは世界の宝

しかし、現場の経営は決して楽ではありません。

資材価格やエネルギーコストの高騰。
人件費の上昇。深刻な人手不足。
その中で利益率は圧迫され、働く人への報酬還元も十分とは言えない構造があります。

このままだと施設運営を維持し続けることは難しい、という不安の声も耳にしています。
遊び場がこの国から無くなってしまうというのは、決して大袈裟ではありません。

この課題に、私たちは本気で向き合います。

実店舗の経営を担い、サービス品質・収益性・省人化・報酬還元水準のすべてにおいて、業界のベンチマークとなるモデルをつくる。

そして、その知見をパートナーの皆様に余すことなく還元し、業界全体の底上げにつなげていきたいと考えています。


■おわりに

今回の取り組みは、既存のパートナー様と競合するものでは一切ありません。むしろ、

・もっと集客を伸ばして売上を上げたい
・運営効率を上げ、コスト改善をしたい
・事業承継に悩んでいる
・さらなる成長のために資金調達をしたい

そうした課題に対して、経営変革のパートナーとして共に向き合い、解決していくためのものです。

もし前述のような想いをお持ちであれば、ぜひ一度膝を突き合わせてお話しさせてください。

私たちは、事業だけでなく、その背景にある想いごと引き受け、日本の遊び場の発展を支え、共に未来をつくっていきたいと考えています。


最後に。

当社の様なITスタートアップが、リアルのアセットを抱えて大胆な事業展開をしていく。

その戦略そのものが、後進たちの希望になれば、これほど嬉しいことはありません。

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