【邦画】「どら平太」
市川崑監督の、2000(平成12)年の東宝時代劇作品「どら平太」。
脚本は、市川監督の他、黒澤明、木下惠介、小林正樹の巨匠4人で結成した“四騎の会”によるもの。オリジナルは山本周五郎の小説。
個性派揃いの監督の手による脚本だから、個性がぶつかり合って、そんなに面白いものはできないと睨んでいたけど、“痛快エンタメ時代劇”といった感じでそれなりに楽しめた。
が、殺陣や切腹のシーンがあるけど、血が流れることは決してない。そういう意味でなんか拍子抜けの作品であった。
主演は出演を熱望した役所広司。
日頃の行動から“どら平太”と揶揄される望月小平太は、ある小藩の町奉行所に着任する。この藩の領地である外濠は、権力を持つ3人のヤクザ親分が支配、藩の役人とも裏で繋がっており、不正の限りを尽くしていた。どら平太は彼らの不正を正すべく外濠へ乗り込んでいく…。
キャストには、宇崎竜童、片岡鶴太郎、大滝秀治、加藤武、うじきつよし、菅原文太、石橋蓮司、石倉三郎、岸田今日子等々、豪華な顔ぶれが揃ってはいるけど、クロサワさんのスペクタクル時代劇や、ヤクザの親分として菅原文太が出てることもあって「仁義なき戦い」を思わせる場面もあったりして、エンタメとして楽しめるのだが、表面をなぞっただけのようにも思えて、4人の監督のファンである俺には、ちょっと物足りなかったなぁ。
ヒロインが浅野ゆう子だけど、ちょっと老けてるし、彼女を活かせてない気がする。
新しい“犬神家”と同様、市川監督の才能の枯渇だったのだろうか。







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脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。