【古典邦画】「忠臣蔵 天の巻・地の巻(総集編)」
その昔、昭和のオヤジ連中が、年末に見るものといったら「忠臣蔵」だった…。
ということで、これまでも溝口健二監督作品をはじめ、関連する映画も含めて、いくつか観たが、古〜い戦前、1938(昭和13)年の日活作品「忠臣蔵 天の巻・地の巻(総集編)」をAmazonプライムにて。
監督は、「天の巻」がマキノ雅弘、「地の巻」が池田富保。
日活が当時のスター俳優を総動員したというが、阪東妻三郎や片岡千恵蔵、嵐寛寿郎、月形龍之介など、名前を聞いたことはあるが、よく知らない。
皆それぞれ貫禄があるが、一様に顔がデカく見えるのは何故だろう。
フィルム(音声も)の状態は良いのだが、当然、台詞が武士の言葉で古いし、歌舞伎みたく抑揚を付けて仰々しく大袈裟に喋るから、故にユニークではあるけど、理解が困難である。
松の廊下事件から討ち入りまでをリズム良く描く定番の「忠臣蔵」映画であるが、昭和のオヤジ連中が、一種のテロ事件である「忠臣蔵」を持ち上げたくなるのは何故か。
悲壮な死に美を感じる心情もあるが、押さえ付けられて爆発、皆で一丸となって仇討ちをするという和を重んじる精神に、やはり、“正義”のためには命をかけて、つまり自分を犠牲にしてでも守るという忠義の精神なのだろう。特攻隊の精神もココにある。
とかく、日本人は、義に対して、儚い命をかけることに美学を見出す。それは常に流れている“無常”の世界だからこそ、一瞬でも、派手に華やかに花火を上げて報いたいという精神性に繋がっているのだと思う。









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脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。