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畑は工場と同じ(個人的感想)

少し療養期間もあったり、大した労働量ではないですがここ数年農業に携わってきました。
いわゆる慣行農法の農家なので農薬も化成肥料も当たり前に使います。
私が個人的に畑を借りて取り組んでいる栽培方法は、農薬や化成肥料はもちろん有機肥料も堆肥も使わず、毎回畝を崩して耕すこともしません。
なので慣行農法の農業に従事することは私自身の野菜栽培のスキルアップにはほとんど繋がりませんでした。
とはいえ完全に無駄ということもなく、畑を借りられたのは従業員であったから信用されたわけですし、農業業界の情報も得られ、、野菜を持ち帰って家計の足しにすることができました。
それはそれで得難いことなので感謝しかないのですが、スキルアップに繋がらないなら農業でなくても何も変わりはないなと思いました。
有機栽培の農家なら学ぶことは多そうですが、残念ながら狭山市に有機農家は少ないですし、従業員を募集しているような職場は皆無と言えるでしょう。
基本的に仕事はお金を稼ぐ場所と割り切ったほうがいいのかもしれません。
甘い幻想は捨て、慣行農法の農家で働くことは野菜を生み出す工場で働いているのと同じと思ってきました。
一般的な有機栽培であっても資材が有機かそうじゃないかというだけで、耕運したりマルチをしたりネットをかけたりなど作業としては慣行農法とそう変わりはないでしょう。
ふいに畑それ自体が工場的だなと思いました。
野菜や穀物が育てやすい土かどうかはあるでしょうが、基本的に土壌として完全に機能を有していない砂のような状態でなければ既に工場が建っているような状態です。
草を刈って耕して場合によっては土壌消毒などをして素材を投入すれば商品としての作物ができあがります。
そう考えると工場がボロボロなのかすぐに稼働可能なのかと状態によりますが、非常に新規参入しやすいといえるかもしれません。
これは前述のように一般的な有機栽培でも有機資材を投入して製品化するのでほとんど同じと言えるでしょう。
広く捉えれば自然農、自然農法、自然栽培なども有機栽培とカテゴライズできますが、私が勝手に書き始めている「農業は工場論」でいうとまったく様相が違ってきます。
農薬や肥料、堆肥など余計な資材を使わないということは、すぐに作物を生産することができません。
何も投入しなくても作物ができる夢のような工場をゼロから建設する必要があるのです。
バカみたいな話ですが、自然農などの場合は土作りを長い時間かけて行い、まともに作物が育つには6年、7年もかかると言われており、夢の工場が建たないわけではありません。
元々の畑の状態によってはもっと短縮することは可能でしょう。
慣行農法のような生産量はどうやっても達成できないでしょうが、そういった栽培方法もあるというのは広く知ってほしいところです。

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