三角巾から卒業? ― 「自分でできる」が一つ増えた日 2026/6/29(月)R8
6月18日に肩を骨折して以来、私はずっと三角巾のお世話になっている。
白い布を首に掛け、腕を支え、肘を支え、結果的に肩を守る大切な道具だ。
ところが、この三角巾が思っていた以上に難しい。
結び方は人によって少しずつ違うし、看護師さんでも「久しぶりだから少し考えちゃった」と言いながら結んでくださる方がいた。介護士さんもそれぞれ結び方が少しずつ違う。
そして何より、よくずれる。
寝て起きるとずれている。食事をしていても少しずつずれてしまう。
そのたびに介護士さんが、
「結び直しましょうね。」
と優しく声を掛けてくださる。
本当にありがたい。
でも、そのたびに「私一人のために申し訳ないな」という気持ちにもなった。
何とか自分でできる方法はないだろうか。
そう思ってAmazonで「医療用 三角巾」「一人で装着できる」と検索してみた。
すると、一人でも着脱しやすそうなアームスリングが3種類ほど見つかった。
先生に写真を見せると、
「いいですよ。」
と許可をいただいた。
Amazonのページは送れなかったので、スクリーンショットを夫に送り、見てもらった。
値段は2,000円弱から3,000円弱までいろいろある。
どれも一人で装着できるという点では共通していたが、細かな工夫が少しずつ違っていた。
すると夫は、自分だけで決めずにChatGPTにも相談したそうだ。
私の骨折や手術後の状態を説明したところ、「この状態なら一番上位のモデルが合っている」と勧められたらしく、約3,900円の商品を注文してくれた。
夫はAmazonプライムなので、商品はあっという間に松山へ届いた。
今日、エデンの園のフロントから
「荷物が届いています。」
と電話をいただき、受け取りに行った。
その場で箱を開け、早速装着してみる。
ストラップの長さだけ少し職員さんに手伝っていただいたが、それ以外は自分一人で着けることができた。
親指を支えるホルダーがあり、肩ひもの長さも細かく調整できる。
余ったベルトを留める部分もあるが、今のところ私は使わなくてもよさそうだ。
実際に着けてみると、思っていた以上に安定感があり、とても楽だった。
首への負担がずいぶん軽くなった気がする。
さっそく装着した写真を撮って、静岡へ戻った夫へ送った。
「ありがとう。すごく使いやすいよ。もしこのまま良かったら、洗い替えが欲しいな。」
そう送ると、
「わかった。」
と返事が返ってきた。
同じものになるのか、別のタイプになるのかは分からない。
でも、私が少しでも楽に、自分で生活できるように考えてくれる夫には、本当に感謝している。
私は67年間生きてきたが、三角巾のお世話になったことは一度もなかった。
だから、腕を支えるだけで首にこんなに負担がかかることも知らなかった。
食事をすればずれ、寝ればもっとずれる。
そして一人では結び直せない。
今回、自分で調べてみると、同じ悩みを解決するための商品がちゃんとあった。
世の中には、本当に便利なものがあるものだ。
きっと誰かが同じことで困り、「もっと楽にならないだろうか」と考えた結果、生まれた製品なのだろう。
まだ使い始めたばかりなので、本当に自分に合っているかは、もう少し使ってみないと分からない。
7月2日の外来では、手術をしてくださった先生に
「先生、このアームスリングで大丈夫でしょうか。」
と確認してみるつもりだ。
困ったときは、自分で調べてみる。
分からなければ、人に相談してみる。
そうすると、思いがけず解決策が見つかることがある。
今日、私には「自分でできること」が一つ増えた。
そのことが、今は何よりもうれしい。
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