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第4話 始まった、神(俺様)の裁き

次の瞬間、鋭利な刃が兄貴目掛けて上から下へと皮膚を剥ぎ取るようにスライドして行く。

兄貴は、しっかりと握られた手の中で逃げる事もできずに全ての皮膚を剥ぎ取らてゆく。もはや苦しそうな顔どころではなかった。

「ざまーみろ」と口から、言葉が出てしまった。その言葉を聞いたのか、横の老いた玉ねぎが口を聞いてきた。

「お前さん、これから始まる事が分かってないようじゃ」

「これから、始まる事だと? すでに裁きは始まっている。俺様に逆らったやつら全員が俺の思った通り、痛い目にあってる。やつらの運命は、勝ち組であり、神である。この俺様の下した決断通りに実行されているのだ」

「お前さんは、とんでもない勘違いをしておるようだ、今に分かるよ」

「じじい、舐めた口を聞いていると次は、お前が地獄に落ちるぞ!」

「もうわしは、その覚悟が遠にできておる。君のような若僧こそ覚悟が必要じゃぞ、人生に勝ち組、負け組、勝敗をつけた時点で、その人生は負け組じゃ。しかし、負け組としても、いままでの誤ちを心から受け入れ改心すれば君は、救われる。この言葉だけを最後に君に言えて良かった」

「はぁ? 本当死んでしまえ!」と俺はその爺さんにいい放った時、人間は、玉ねぎを掴み水道の滝の中で茶色の皮を手でむしりとり始めた。そして、まな板と言われる台に乗せた。

人間は、下の戸棚から大きな包丁を取り出して玉ねぎの頭、目掛けて振り下ろした。

玉ねぎの体が真っ二つになり転がる。そして転がった玉ねぎの平らになった体を下向きにして更に包丁で何回も切り刻んだ。もう一つの体にも容赦なく刃物を入れる。ザクッザクッと骨ごと切られているような音が生々しく聞こえ始めた。

生意気な爺さんも絶対なる神の前では、容赦しないのだ。俺様は、この世界を制する神なのだ。

そうのような感情が芽生えた瞬間、人間に体を鷲掴みにされ持ち上げられた。

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