日本で初めてのテレビCMは、今は見ることはできない?
日本で初めてのテレビCM
1951年、日本で初めてのラジオコマーシャルを、そして1953年に初の民間テレビ局(現・日本テレビ)が開局すると、民放テレビコマーシャル第1号としてセイコーの時報CMが放映されました。本来は正午に放送されるはずでしたが、フィルムが裏返しに掛けられてしまったためにわずか3秒で中止されるというハプニングがあり、同日夜7時に第2号CMとして放映されました。(「セイコー腕時計の歴史」から)
日本で初めてのテレビCM
晴々しくお昼の12時に「セイコー社の時計が正午をお知らせします」とアナウンスするはずだったが、アクシデントにより3秒で中止。
なんと、フィルムが裏返しで放映されたのだそう。
当然文字は鏡文字となり、楽しみにしていた関係者は瞬間、青くなったでしょうね。「3秒で中止」とあるので、かろうじて最初の文字部分に留めたのでしょう。

そのあと、夕刻7時に「第2号が放映」されたとのこと。
現存するアニメーションは時計の時刻が、ちゃんと7時になっているので、放映フィルムはいくつかの時間に合わせてそれぞれ用意されていたということですね。
72年前とはいえ、時刻別にアニメーションを制作していたのは、さすが時計屋さんですね。
きっと翌日からは正午も放映されていたのでしょうが、時計の針が12時を指している第一号の動画は、ネット上に見つけられませんでした。
日本で最初のテレビCM「第一号」は、まぼろしということになるのでしょうか。

