Geminiを舐めてた。親子二人で泣いていた
長男は中学2年生。彼女もいる。そろそろ親と話すのを避けているかというと、そこまで露骨な態度は取らない。
だが、小学生のときは、とにかく手を焼いた。
そろばんの習い事を舐め腐って宿題をやらずにSwitchをする。怒られたら、親にぶたれたと泣きわめいて児童相談所+警官が家に来ることになった。警官が3人の子どもたち全員の身体をチェックしたが、何もなかった。
家から一番近いコンビニは、ラテマシンから勝手に飲んで学校に連絡が行き、出禁となった。
休みの日に、朝起きたら布団にいない。探しに行ったら、パジャマ+サンダルで公園で遊んでいた。
卒業式の直前に知り合いの財布に手を出し、交番で警察沙汰になった。お金は肩代わりし、お詫びの品とともに謝罪する。長男は、お手伝いでそのお金を弁償した。
どれもエピソードトークとして一級品だ。これだけ聞くとどんな悪ガキなのかと想像したくなるが、体つきは両親に似ず小さい。性格も、ガンダムのアムロとエヴァンゲリオンのシンジを足して2で割ったような、とにかくうじうじして、ろくに自分の主張も発言できない。
つまり、よく言えば少年誌の主役らしくもあり、正に健全な思春期男子ムーブをしている。
2人をつないだのは

完全に手を焼いていた長男と会話が増えたのはゲームだった。
筋が通らないことをする度にSwitchを取り上げられていた彼は、ゲームに対してだけは食い下がってきた。もう一度Switchを開放してもらうために何度も必死になっていた。本人はさながら「Switch解放レジスタンス」だったのだろう。
流行りのゲームに飛びつくのが遅めのわたしが興味を持ったのはFortnite(フォートナイト)。当時小学生の長男のほうが早く始めていて、わたしが教わる形。
同じところから身体出すなとか、家の近くではしゃがんで音を出さないようにとか毎回同じようなことを言っていた記憶が蘇る。
次のゲームは、Apex Legend。Apexは、わたしのほうが早く始めているので、より教える要素が強くなる。ゲームこそゴリゴリ改善思考のわたしですが、それでも会話は増え、気がついたら長男とたくさんのことを話せるようになっていた。

それでもぶつかった「進路」という壁
わたし自身、個人事業主を経験していることもあり、かなり柔軟な働き方を見せてきたつもりだ。”決まりきったレールではない”働き方の探し方や考え方を直接話してきた。
わたしたち両親から見ると、中学2年生の夏ともなれば、進路を決める時期。中学生活はあっという間だ。もちろん、偏差値が高い高校を目指すかどうかも含めて、おぼろげながらも自分の進む道に対して、少しでもイメージを持って選択肢を見つけてもらいたいと思っている。
自分自身は中学のときはそんなこと全く考えていなかった。それを棚に上げる代わりに、今の選択肢が増えた世の中について見せてきて、話してきたつもりだ。
しかし、問題ばかり起こしていた小学生時代に戻ったように、久しぶりに大きな衝突を起こしていました。今度は、ゲームがあっても前進しそうにない。
ダメ元で、Geminiに聞いてみた
正直に言うと、わたしは子育てで悩んでいることを積極的に人に相談するのが怖かった。仕事のことや自分自身の悩みのことならいくらでもできる。
しかし、子育ては他のこと以上に自分自身が「ダメな親」というレッテルを貼られてしまうことに劣等感を覚えていると知った。
少しずつコーチングしていただいている方に相談したりもしているが、頻度も限られている。
AIは、仕事やnoteで使うことはあるが、子育てに関してはまだだった。人の感情や人間関係のことなんてわかるわけない。
いや、わかってほしくない。自分がこれだけ苦労していることを簡単に解決されてしまったら、これまたわたしの劣等感が強調されてしまう。
認めたくないが、そんなことを思っていたが、今のAIならできるかもしれない。
みくまゆたんさんのnoteを見て、改めて背中を押してもらった感覚だった。
わたしの質問とGeminiの答え

この時点で、既に大分Geminiとラリーしていて、質問文を見直してみると凄くフランクに問いかけている自分に驚いた。

そうだよねとは思うが、驚きはない。まぁ、「出てきそうな答えだな」というのが正直な感想だった。

画面をスクロールして、その続きを見てみる。
これも同じだ。パートナーとも学校見学の話は既に出てたし、驚きはない。
しかし、さらに下にスライドしったとき、手が止まった。

「完璧でなくても良い」という安心感
ハッとした。わたしは子どもたちに完璧を求めてない。できなくてもいいとさえ言っている。ただし、こうも言っている。
「自分のなかでできることは最大限やりきれ」と。
知らず知らずの内に、高い水準を押し付けていたのではないか。Geminiの答えを見て、思わず泣きそうになっている自分がいた。
「〇〇しなければならない」という想いから適応障害で休職した自分だっらこそ、相手を縛り付けるような言い方はしたくないと思っていたのに。
続くGeminiの答えも迫るものがあった。「試行錯誤を肯定する」。わたし自身が自分のスタンスとして大切にしているものだった。
しかし、子どもたちにちゃんと伝えことがない気がする。
言語化が得意。メタ認知を使って物事を整理することが得意。想いを伝えることに定評がある。
でも、わたしは、自分が本当に言いたいことを、子どもたちに伝えられていなかった。本当に打ちひしがれた瞬間だった。
長男に伝えてみた
Geminiからもらった回答をベースに、自分なりに伝えたいことをもう一度整理した。そして、長男に伝えてみた。
結果、話している途中からわたしは声が震えてしまった。泣きそうになるのを我慢している内に、気がついたら長男もポロポロと涙をこぼしていた。それを見たらもう止まらなかった。
親が子どもの前で泣くことを、我が家ではあまり悪いこととして捉えていない。もちろん、すぐに弱音を吐いたり愚痴を言うとかは違うと思うが、こういうときに感動して泣くんだということを見せることには肯定的だ。
だが、そんなことを考えている余裕はなかった。
今まで上手く伝えられなかったこと。それにより、苦しんでいた長男。そして、改めて伝えたいことが伝わった感覚。もちろん、それはわたしの勘違いかもしれないが、長年のお互いの想いが双方向でやり取りできた気がしたのは確かだった。
わかっていても、なかなか人に打ち明けられないことの相談する相手として、AIは新しい選択肢としてアリなのかもしれない。ぐしゃぐしゃになったわたしと長男のこの状況がそう思わせてくれた。
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