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【第2回灯火杯ピックアップ】凛花さん感想note

少し期間が空いてしまいましたが、第2回灯火杯のピックアップ、感想noteはもう少しだけ続けます。

今回の「勝手にピックアップ」は三條凛花さんの作品です!

書く(ことに悩んでいる)人へのエールと言うよりも、これから先の未来のタイミングで悩む人へのエールのような気がして、物凄くハッとされられた作品でした。

夢という名の通過点

いい大学に入る、いい会社に就職する。結婚する。などなど、わたしたちが夢を語るとき、ついついそれになれた状態を言ってしまいがちです。

お金持ちになるや弁護士になるなどもそうでしょう。難易度が高いほど、なること自体が目標になってしまいそうですが、本当に大事なのはなった後です。

という話はみなさん聞いたことありますよね。
では、こんな夢はどうでしょうか。

「商業出版で本を出す」

はい、わたしもそうです。もちろん、そこに至る前にkindleで本を出すというのが先になるとは思いますが、これは明確に一つの目標にしています。

そして、実際に本を出した凛花さん。もっと言うと、既に何冊も出されている凛花さんの言葉だからこそ、非常に刺さるものがありました。

<前略>書くことに追われずに過ごそうと思って、メモを取ることもせず、やるべきことをすべて前倒しにしていたのだ。

今考えてみると、わたしは、先の見えない自分のことを考えたくなかったのだと思う。

けれどもここ10年ほどのわたしにとって、「家事以外のこと」「役に立たないこと」は、むだなものになってしまっていたのではないか。

そう、はっとさせられた。

去年までと違って、ストックをつくることもなく、今も「今日が終わること」に少し焦りながら書いている。けれどもそれは、ゲーム的な、スリリングさがある、たのしい焦りだ。

わたしも同じ気持ちで、あまり先の予約投稿はあまりしないようにしています

商業出版をされて「家事ノートの人」になった凛花さん。10年間ブログを更新し、いや、既に相当な偉業なのですが、いつしか書くことをたのしめなくなり、日常の書く”種”にも気づきにくくなってしまったいうお話です。

そこから、また目の前に広がっていたヒントに気づいていくというお話なのですが、本当に迫るものがありました。

書くことをたのしめなくなるとき

わたしたちは、いえ、少なくてもわたしは成果が出ないとき、目標に届いていないときに「うっ」となりやすいです。ですが、念願を果たし、毎日書き続けてこられた凛花さんが、結果的に「迷子」になってしまったことにかなり衝撃を受けていました。

それは、こんなに書くことを愛し、愛された人が、こんなに悲しいことになるなんてという想いです。もちろん、だったら自分は出版しないとか、書くのがイヤにならないようにしようとかそんな話ではありません。


書くのは自分自身のため。わたしにとって間違いありません。書くことで思考やコンディションを落ち着かせています。過去の自分、今の自分を肯定するためにやっています。

ただ、それだけではなく、届けたい想いがあります。そして、その先に見たい世界があります。それで救われる人を増やしたいという想いがあります。

感性の畑を耕し続けているか

凛花さんは、最後に畑に例えて結んでいます。
この表現に震えました。正に、正にそうなのだと。

畑は、実は種を蒔いただけでは育ちません。空気と混ぜてふかふかの土にするために耕します。肥料を蒔きます。
そう、種を蒔くところからではないんです。

日々の出来事にどれだけ感性を豊かに目を向けていられるか。色々なことを感じ取れているか。これこそが、畑をいい状態にすることだと痛感しました。

もちろん、蒔いた後も水やお日様をたっぷり与えて、大きな変化はありませが、毎日病気になっていないか、虫がついていなかなど見る必要があります。なんという愛情、育むとはこういうことだと思います。

けれども、ずっと走り続けてきたわたしが耕し直した畑のかたちなのだ。

雑然とした、それでいて自分なりの美学がある、まだ双葉がひとつあるだけの愛おしい畑。

わたしはこの畑を育てていく。

何度枯れても。

畑の準備が整っていないのに、種を蒔いて、出ないかな出ないかなと待っているのかもしれない。
そんなに早くは育たないのに、一日に何度も水を上げて大きくならないかなと急かしているだけなのかもしれない。

人と比較したり、成果を焦ってモヤモヤしている自分に、そんなことを思わせてくれる、大切な考え方について丁寧にまとめていただいたnoteでした。

モーニングのお話やリモコンやSwitchを隠さなくてもいいなど、日常の描写や視点は相変わらずさすがすぎるので、ぜひ作品全体を味わってもらえたらと思います!!

凛花さん、この先も何度も読み返すタイミングが来そうな作品、ご参加いただきありがとうございました!

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