⑤ 小さく暮らす方法
昔の僕は、「もっと頑張らなきゃ」と思って生きていました。
もっと働かなきゃ。
もっと評価されなきゃ。
もっと普通にならなきゃ。
その「もっと」を積み重ねていたら、ある日、心も体も動かなくなりました。
だから今は、少し違う問いを持って生きています。
「どれくらい稼げば安心なのか。」
ではなく、
「どれくらいあれば、自分らしく暮らせるのか。」
という問いです。
もちろん、お金は大切です。
お金があることで守れる心があります。
選べる未来があります。
だから、お金を軽く考えているわけではありません。
でも、お金を増やすことだけを目的にしてしまうと、また昔の自分に戻ってしまう気がしました。
だから僕は、「暮らし」を先に決めました。
どんな部屋で暮らしたいのか。
どんな朝を過ごしたいのか。
どれくらい働きたいのか。
誰と時間を過ごしたいのか。
それを決めてから、その暮らしに必要な仕事を考えるようになりました。
順番が、少しだけ変わったのです。
その結果、僕は文章を書く仕事にたどり着きました。
毎日満員電車に乗らなくてもいい。
人と無理に競争しなくてもいい。
静かな部屋で、自分のペースで言葉を紡ぐ。
誰か一人に届けば、それで嬉しい。
そんな働き方が、自分には合っていました。
もちろん、ここまで来るまでに遠回りもたくさんしました。
不安になった日もあります。
「このままで大丈夫なんだろうか」と眠れない夜もありました。
それでも、一歩ずつ積み重ねてきたから、今こうして穏やかに暮らせています。
だから僕は、「小さく暮らす」という言葉を、我慢や妥協だとは思っていません。
自分にとって本当に必要なものを選び直した結果です。
たくさん持つことより、安心して眠れること。
たくさん働くことより、明日も書きたいと思えること。
僕は、そのほうが幸せでした。
もし今、あなたが苦しさを抱えながら生きているなら。
無理に大きく変わろうとしなくても大丈夫です。
暮らしは、一日では変わりません。
でも、今日の考え方が少し変わるだけで、一年後の景色は驚くほど変わります。
僕も、その積み重ねの途中にいます。
だから、この教科書も完成ではありません。
今も少しずつ育てながら、書き足しています。
この教科書の続きを読みたいあなたへ
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます。
この教科書では、「なぜ僕が今の暮らしにたどり着いたのか」を中心に書いてきました。
でも、意図的に書かなかったことがあります。
それは、
「どうやって、この暮らしを仕事として成立させたのか。」
という部分です。
文章を書くことは好き。
でも、それだけでは生活は続きません。
静かな暮らしを守るためには、静かに続く仕事が必要でした。
僕は、自分の感性を守るために、感性だけに頼ることはしませんでした。
読者との出会い方。
文章との向き合い方。
無理をしない発信の続け方。
少しずつ積み上げる仕組み。
目立たなくても届く考え方。
そうした「暮らしを支える土台」は、何年も試行錯誤を重ねながら作ってきたものです。
この教科書は、「生き方」の話。
その先にある有料noteは、その生き方を現実にするための実践記録です。
派手な成功談ではありません。
「才能があればできます」という話でもありません。
どん底から少しずつ暮らしを立て直し、文章だけで生きる土台を作ってきた、その過程をできる限り丁寧にまとめました。
もしあなたが、
「書くことを、人生の支えにしたい。」
「誰かの真似ではなく、自分の言葉で生きてみたい。」
そう思っているなら。
その続きは、次のnoteに置いてあります。
急がなくて大丈夫です。
必要になったタイミングで、そっと開いていただけたら嬉しいです。
つづき▼
