インフレ時代に年金を「早くもらう」のが賢い理由~60歳?62歳?繰り上げ受給で155万円の壁を攻略せよ~
こんにちは!
私は1973年生まれの52歳。
サラリーマン生活もあと数年で終わりが見えてきました。
数年前までの私は、
「年金は65歳からもらうのが当たり前」
「できれば70歳まで繰り下げて増額狙い」。
そんな堅実派でした。
でも、最近の物価の上がり方を見て、「ちょっと待てよ……」と思うようになりました。
今日は、そんな私の心の変化をブログ記事にしてみます。
堅苦しい話は抜きで、ラーメンで例えながら進めますね。
昔の常識:「65歳まで待つのが正解」
私たちの親世代が教えてくれたのは、「年金は65歳から。繰り上げなんて損だよ」という話でした。
確かにその通り。
60歳で繰り上げると、年金額が24%も減って、その減額が一生続くんです。 たとえば、65歳で月15万円もらえる人が60歳から繰り上げると、月11.4万円に。
一生、3.6万円減る計算です。
これ、昔は「絶対損」でした。
だって、物価はほとんど上がらなかったし、長生きするほど総額で得する。
80歳まで生きれば、繰り上げの損は取り戻せない。
だから私は、「70歳まで繰り下げて42%増やそう」なんて本気で考えていました。
年金の繰上げ受給には「年金額が一生減額される」という大きなデメリットがあります。
日本の公的年金(老齢基礎年金・老齢厚生年金)では、繰上げ受給を1ヶ月早めるごとに0.4%の減額(2022年4月以降の制度)が適用され、最大で60歳まで繰り上げると、減額率は24%になります。
計算例
65歳で15万円/月受け取れる予定
60歳(5年=60ヶ月)繰上げ受給
減額率の計算
減額率 = 0.4% × 60ヶ月 = 24%
減額後の年金額
15万円 × (1 - 0.24) = 15万円 × 0.76 = 114,000円/月
結論
60歳から繰上げ受給すると、65歳で15万円だった年金額は → 約11.4万円/月 になります(終身)。
補足
繰上げ受給は「早くもらう代わりに少なくなる」仕組みです。
長生きするほど総受給額は不利になります(損益分岐点は約80歳前後)。
ただし、働けない・貯蓄がないなどの事情がある場合は有効な選択肢にもなり得ます。
でも、世の中が変わった
でもね、2025年の今、状況がガラッと変わったんです。
インフレです。
2025年9月の消費者物価指数(CPI)は前年比+2.9%。
食料品なんて、コメが98.4%も上がってる。
ラーメンで言うと、2025年の1杯1,000円が、2030年には1,160円、2040年には1,600円。
同じ1万円で、2025年は10杯食べられたのに、2040年には6杯しか食べられない。
お金の価値が、どんどん溶けていくんです。
まず、インフレって何?(超シンプル)
「物価が上がる」=「お金の価値が下がる」
例:ラーメンで考える
①年:2025年
ラーメン1杯の値段:1,000円
1万円で何杯買える?:10杯
②年:2030年(インフレ3%/年)
ラーメン1杯の値段:約1,160円
1万円で何杯買える?:8.6杯
③年:2040年
ラーメン1杯の値段:約1,600円
1万円で何杯買える?:6.2杯
→ 10年後、同じ1万円で「3.8杯も減る」
=お金が「溶けている」
インフレが起きると「お金の価値」が下がる
①年:65歳
年金額(固定):15万円
物価(インフレ率2%の場合):100
実質価値(購買力):15万円相当
②年:75歳
年金額(固定):15万円
物価(インフレ率2%の場合):121
実質価値(購買力):約12.4万円相当
③年:85歳
年金額(固定):15万円
物価(インフレ率2%の場合):146
実質価値(購買力):約10.3万円相当
→ 年金額は増えない(※)のに、物価は上がる → 実質的な価値が下がる※ただし、マクロ経済スライドにより、物価上昇分が一部抑えられる(実質目減り)
年金は「未来のお金」= 溶けるお金
ここが大事。
年金って、「65歳からもらうお金」
つまり、未来のお金です。
65歳の15万円が、インフレで実質12.8万円に。
75歳なら、実質10.3万円。
同じ15万円なのに、買えるラーメンの数が減る。
待てば待つほど、お金の価値が下がる。
これがインフレ時代の現実です。
65歳で15万円もらえる予定の人
①タイミング:65歳(今すぐ)
年金額:15万円
実質価値(ラーメン何杯?):150杯(1杯1,000円)
②タイミング:75歳(10年後)
年金額:15万円
実質価値(ラーメン何杯?):約103杯(1杯1,450円)
→ 同じ15万円でも、75歳にもらうと「47杯分も損」
「早くもらう」=「溶ける前に使う」
年金と物価の連動性について
日本の公的年金(国民年金・厚生年金)は基本的に物価変動に連動する仕組みになっています。
毎年、消費者物価指数(CPI)の変動率を基に年金額を改定し、生活費の上昇を反映させるよう設計されています。
ただし、賃金変動率との平均を取ったり、マクロ経済スライドという調整(少子高齢化による給付抑制)が加わるため、物価上昇率と年金の増額率がイコール(完全に一致)するわけではありません。
日本の現在のインフレ率(物価上昇率)は?
消費者物価指数(CPI)総合の前年比:2025年9月時点で+2.9%。
これは、食料品やエネルギー価格の高騰が主な要因です(例: コメ価格+98.4%、エネルギー+9.3%)。
2025年全体の傾向: 平均で2.5~3.0%前後と推移しており、G7諸国の中でも比較的高い水準(特に食料品の影響大)。
コアCPI(生鮮食品除く):2025年7月時点で+3.1%、2月時点で+3.0%と、総合指数に近い伸び。
全体として、2025年は緩やかなインフレ継続ですが、2024年(平均2.5~3.0%)から若干の変動が見られます。日銀の目標(2%)を上回る状況です。
①時期:2025年2月
CPI総合 前年比:+3.7%
主な要因:食料・生鮮食品の上昇
②時期:2025年4月
CPI総合 前年比:+3.6%
主な要因:コメ・エネルギー高騰
③時期:2025年7月
CPI総合 前年比:+3.1% (コア)
主な要因:コストプッシュインフレ
④時期:2025年9月
CPI総合 前年比:+2.9%
主な要因:全体的な物価安定化傾向
(出典: 総務省消費者物価指数)
年金は物価上昇率とイコールではない理由
年金額の改定ルール:
基本: 前年度の物価変動率(CPI)と賃金変動率の平均値で増額を決定。
2025年度の場合: 物価変動率 ≈ +2.6%(2024年平均CPI)、賃金変動率 ≈ +1.2% → 平均 +1.9% で増額。
マクロ経済スライドの調整: 少子高齢化対策で、物価・賃金の上昇分から0.4%程度を抑制(2025年度は▲0.4%適用)。これにより、実質的な年金額は物価上昇に追いつきにくい。
結果: 年金増額率(+1.9%) < 物価上昇率(平均2.9%程度) → 実質目減りが発生しやすい。
これは「インフレ時代に年金の購買力が低下する」問題の核心です。長生きすると、このギャップが積み重なります。
2025年の国民年金満額について
2025年度(令和7年度)の老齢基礎年金(国民年金)満額は年額83万1,700円(月額約69,308円、40年納付の場合)。
前年度(2024年度)から+1.9%(+1,308円/月)の増額。
昭和31年4月1日以前生まれの方は月額69,108円(+1,300円)。
いつから適用?: 2025年6月支給分(4月・5月分)から。偶数月支給なので、すでに受給者は増額を実感中です。
ただし、1.9%は物価上昇率とイコールではない:
2025年の物価上昇率(CPI平均 ≈2.9%) > 年金増額1.9% → 実質価値は約1%低下。
例: 83万1,700円で買える物(2024年基準)が、インフレ2.9%で約85万5,000円相当必要 → 差額約2万3,000円の目減り。
①年度:2024年度
満額(年額):81万5,000円
増額率:+2.7%
物価上昇率(参考):+2.5~3.0%
②年度:2025年度
満額(年額):83万1,700円
増額率:+1.9%
物価上昇率(参考):+2.9%(9月時点)
(出典: 厚生労働省「令和7年度年金額改定」)
結論とアドバイス
年金は物価に連動するが、完全一致ではない → 賃金平均やマクロ調整で抑えられ、インフレが強い今、実質購買力がジワジワ低下しています。2025年の物価上昇率(約2.9%)に対し年金の+1.9%は、確かに追いついていません。
インフレ対策:
投資活用: NISAなどでインフレヘッジ(株式・ETF)。
繰下げ受給検討: 70歳まで遅らせると最大42%増(インフレ耐性UP)。
生活費見直し: 食料・エネルギーの節約や、ポイント還元を活用。
マクロ経済スライドという「隠れ減額」
さらに追い打ちをかけるのが、マクロ経済スライド。
これは、少子高齢化で年金制度を守るための仕組み。
物価や賃金が上がっても、年金額の伸びを0.4%くらい抑えるんです。
2025年度は、物価+2.6%、賃金+1.2%で、平均+1.9%のはずが、マクロ調整で実質+1.5%。
国民年金の満額は、81万5,000円 → 83万1,700円(+1.9%)
でも、物価は+2.9%。
実質、0.9%目減り。
これが30年続けば、実質25%減。
65歳の15万円が、実質11.25万円になる計算です。
「マクロ経済スライド」は、日本の公的年金制度の持続可能性を保つための「自動ブレーキ」のような仕組みです。
簡単に言うと、「年金が増えすぎないように、物価や賃金の上昇分の一部をカットする」制度です。
マクロ経済スライドとは?(超シンプル解説)
・何をする?:
年金額の増え方を抑える(物価・賃金が上がっても、全部は反映しない)
・いつ発動?:
物価・賃金がプラスの年(=インフレ・賃金上昇時)
・どれくらいカット?:
約0.3~0.9%/年(平均0.4~0.6%程度)
・どこに影響?:
老齢基礎年金・厚生年金(障害年金・遺族年金は対象外)
なぜ導入されたの?(目的)
・少子高齢化:
働く人(保険料を払う人)↓、年金受給者↑
・現役世代の負担増:
このままでは2040年頃に年金制度が破綻の恐れ
・「100年安心」プラン:
2004年の年金改革で導入 → 将来世代の年金も守る
「今の高齢者に多く払いすぎると、将来の若者が払えなくなる」
→ だから、「少しずつ年金額の伸びを抑える」のがマクロ経済スライドの役割。
具体例:2025年度のマクロ経済スライド
・物価上昇率(2024年平均):+2.6%
・賃金上昇率:+1.2%
・平均(改定率):+1.9%
・マクロ経済スライド調整:▲0.4%
・実際の年金額増額:+1.9% → 実質 +1.5%相当
→ 国民年金満額:81万5,000円 → 83万1,700円(+1.9%)
でも、マクロ調整で実質的な伸びはもっと小さい
補足:繰上げ受給との関係
マクロスライドがあるから、「早くもらう(繰上げ)」が有利に見える人もいます。
でも、繰上げの24%減額は、マクロスライドの年0.4%カットよりはるかに大きいペナルティです。
繰り上げ受給=「溶ける前にキャッシュ化」
ここで、繰り上げ受給の価値が見直されます。
60歳繰り上げで24%減でも、今すぐ11.4万円もらう= 今のお金で11.4万円の価値
65歳で15万円待つより、実質価値が高い可能性があるんです。
特に、インフレが3%続くと、65歳の15万円は実質12.8万円。
11.4万円 > 12.8万円になる瞬間が来る。
60歳繰上げ vs 65歳受給(インフレ3%/年)
①選択:60歳繰上げ
もらう金額:11.4万円/月
実質価値(今のお金換算):11.4万円相当(今すぐ使える)
②選択:65歳受給
もらう金額:15万円/月
実質価値(今のお金換算):約12.8万円相当(5年後の価値)
→ 繰上げの11.4万円 > 65歳の15万円の実質価値
(インフレが続けば続くほど、この差は広がる)
「早くもらったお金」で何ができる?
①戦略:消費
効果:今のうちに旅行・趣味 → 人生の満足度UP
②戦略:投資
効果:NISAで全世界株 → 年利4~5%でインフレ超え
③戦略:借金返済
効果:住宅ローン金利3% → 繰上げ返済で節約
「溶ける前に、増やす or 使う」=賢い選択
インフレ時代に繰上げ受給が「アリ」な理由(3つの論点)
① お金の価値が下がる前に使う:
インフレ2~3%なら、今もらった11.4万円 > 将来の15万円の実質価値。早く消費・投資すれば有利。
② マクロ経済スライドで将来の年金は実質目減り:
年0.4%カットが30年積み重なると、実質20~25%減。早くもらう方が損失回避に。
③ 投資でインフレヘッジ可能:
繰上げでもらったお金をNISA・インデックス投資 → 年利4~5%なら、減額分をカバー可能。
でも、繰上げ受給の「壁」は大きい(3つのリスク)
① 減額24%は永久:
60歳繰上げ → 一生、月3.6万円(年43万円)減。インフレ3%でも、損益分岐は82歳前後。
② 長生きリスク:
平均寿命(男性84歳、女性90歳)超えると、総額で800~1,000万円損(15万円基準)。
③ 健康・就労リスク:
早くもらうと「働かなくてもいい」→ 健康悪化や認知症リスクで資産管理が難しくなる。
結論:インフレ時代に「早くキャッシュ化」は賢い!
①時間=お金:
インフレは「お金の価値を奪う税金」
②早くもらう:
溶ける前に使う・増やす
③繰上げ受給:
「減額24%」より「インフレ24%」の方が怖い
「65歳まで待つ」=「溶けるお金を眺める」
「60歳繰上げ」=「溶ける前にキャッシュ化」
「繰上げ受給=早くもらう」はインフレに強い?
繰上げ派の主張(インフレ時代に有利?)
①繰上げ受給(60歳~)
・11.4万円 × 25年(60~85歳)
・早くもらう → 今の価値が高いお金
②通常受給(65歳~)
・15万円 × 20年(65~85歳)
・遅くもらう → 将来の価値が低いお金
→ 「今のうちに多くもらって投資・消費すれば、インフレに負けない」
でも、実際は「減額率24%」は大きい
たとえインフレが年2%続いても、24%減額のインパクトは簡単には埋まりません。
シミュレーション(85歳まで生存、インフレ2%/年)
①受給パターン:65歳受給
総受給額(名目):3,600万円
実質価値(現在価値換算):約2,800万円
②受給パターン:60歳繰上げ
総受給額(名目):3,420万円
実質価値(現在価値換算):約2,900万円
→ インフレ2%でも、繰上げが得になるのは85歳以降
(損益分岐点は 約82~83歳)
62歳が「最強」と言われる理由
ネットやFPの間で、「62歳繰り上げが最強」という話が流行っています。
なぜ62歳?
① 在職老齢年金の壁(月50万円)
62歳で厚生年金に加入して働くと、給与+年金が月50万円を超えると、年金が減額されます。
でも、62歳10ヶ月で繰り上げると、減額率は13%(26ヶ月×0.4%)。
65歳の15万円 → 13.05万円。
給与37万円+年金13万円=50万円
→ 年金満額支給
65歳で働くと、給与35万円+年金15万円=50万円
でも、年金が減額される可能性。
② 損益分岐年齢が82歳
62歳繰り上げの損益分岐は、インフレ考慮で81~82歳。
日本人の平均寿命は、男性84歳、女性90歳。
でも、投資で運用すれば、85歳でもプラス。
③ ちょうど良い減額率
60歳(24%減)は重すぎ。
65歳(0%)は待つリスク大。
62歳10ヶ月(13%減)が黄金比。
私のケースでシミュレーション
私のデータで計算してみました。
65歳年金額:月15万円
企業年金:年78万円(~80歳)
生活費:月21万円
インフレ:年2.9%
投資:年4%(NISA)
62歳10ヶ月繰り上げ
月額:13.05万円
62~65歳の先行入金:509万円
85歳までの総受給(名目):5,148万円
実質価値(現在換算):4,320万円
投資運用後:+1,200万円
手取り総額:約5,520万円
65歳通常受給
月額:15万円
85歳までの総受給:5,400万円
実質価値:4,180万円
手取り総額:約5,400万円
70歳繰り下げ
月額:21.3万円
実質価値:3,750万円
手取り総額:約5,110万円
62歳繰り上げ+投資が最強
(+120万円差)
155万円の壁との合わせ技
年金受給しながら働くなら、155万円の壁も重要。
単身65歳以上の場合、年金+給与が年155万円以下なら、
住民税0円
国民健康保険安い
高額療養費の上限:月2.46万円
支援給付金:月5,000円
私の場合、
企業年金78万円+繰り上げ年金156万円
→ 合計234万円
→ 壁超えで負担増。
でも、パートを月4万円に抑える
で、
155万円以内に調整可能。
税ゼロ+給付金ゲット。
155万円の壁」とは? 年金受給者の「コスパ最強」ラインの理由
「何歳から受給?」より「年間155万円(月12万円)以内に抑える」がコスパ最強、というのは、年金受給者が働く場合の「税金・社会保険の壁」を指しています。
これは、「155万円の壁」と呼ばれる制度のボーダーラインで、超えると税金や保険料が急増し、手取りが激減するのが理由です。
以下で、誰でもわかるように、ラーメン例を使って説明します。
155万円の壁」とは?(超シンプル)
・何の壁?:
年金収入(年金+給与の合計)が年間155万円を超えると、住民税が急に課税開始
・月額換算:
約12.9万円(155万 ÷ 12ヶ月) → 超えると税金負担増
・対象者:
65歳以上の年金受給者(単身世帯の場合)
・なぜ155万?:
住民税の基礎控除43万円 + 公的年金等控除110万円 + 均等割非課税限度額の合計が約155万円になるから
イメージ:ラーメンで言うと:
155万円以下:ラーメン1杯(1,000円)が「無料クーポン」でタダ!
155万円超:クーポン切れ → 突然1杯1,000円払い!(税金として)
なぜ「155万円以内に抑える」がコスパ最強?(3つのメリット)
年金受給しながら働く人が、収入を155万円以内に調整すると、税金・保険料がゼロor最小限になり、手取りが最大化されます。
特にインフレ時代に、「働く意欲を削がず、効率的に稼ぐ」戦略として最強です。
① 住民税が非課税(最大10万円/年節税):
155万円以下なら住民税0円。超えると一気に課税(年5~10万円増)。
→ ラーメン10杯分がタダに!
② 各種給付金・補助金が受け放題:
住民税非課税世帯なら、年金生活者支援給付金(月5,000円)、医療費・介護費の負担軽減、低所得者向け補助(電気・ガス代)が満額もらえる。
→ ラーメン無料+おかわりサービス
③ 社会保険料の負担増を避けやすい:
国民健康保険・介護保険の保険料が低所得者枠で安くなる。扶養範囲内(配偶者の扶養ならさらに有利)。
→ ラーメンのトッピングが安くつく
コスパ最強の理由:
「少し稼ぎすぎて税金爆増」より、「155万以内で安定手取り+補助金ボーナス」が、長生きする高齢者の家計に優しい。
インフレで物価が上がる今、税金ゼロでキャッシュを最大化できるからです!
具体例:155万円以内の生活シミュレーション(65歳単身者)
①155万円以内(月12.9万円)
年金収入:100万円
給与(パート):55万円(月4.6万円)
合計収入:155万円
住民税:0円
所得税:0円(2025年は205万円以下で0円)
支援給付金:月5,000円(年6万円)
手取り総額:161万円(+6万円ボーナス)
差額:+10万円お得
②156万円超(月13万円)
年金収入:100万円
給与(パート):56万円(月4.7万円)
合計収入:156万円
住民税:約5,000円(初年度から課税)
所得税:0円
支援給付金:対象外
手取り総額:151万円(-5,000円)
差額:ー
→ 1万円稼ぎ増やそうとして、逆に10万円損! これが「壁」の怖さ。
夫婦世帯の場合:「211万円の壁」との関係
単身:155万円(月12.9万円)
夫婦(世帯主+配偶者):211万円(世帯主158万円 + 配偶者53万円) → これを超えると世帯全体で住民税非課税が失われ、給付金ストップ。
ラーメン夫婦例:夫婦でラーメンセット無料 → 211万超で「別料金」に!
「155万円の壁」を超えると何が起こる?
2025年最新の影響を徹底解説ご質問の通り、「155万円の壁」(年金受給者の年間収入=年金+給与等の合計額)を超えると、住民税非課税世帯から外れ、さまざまな負担が増えます。
以下で、誰でもわかるラーメン例を使って、超えた場合の具体的な「何が起こる?」を説明します。
「155万円の壁」の基準(2025年:変更なし)
対象: 65歳以上の年金受給者(単身世帯)。
計算式: 公的年金等控除110万円 + 基礎控除43万円(住民税非課税限度額) = 155万円。
超えると: 住民税「非課税世帯」から「課税世帯」に変わり、税・保険料・補助金の壁が一気に発生。
注意: 2025年税制改正で**所得税の壁は205万円(以前158万円)**に緩和されましたが、住民税の155万円壁は据え置き。
ラーメン例: 155万円以下 = 「ラーメン無料クーポン(税・補助ゼロ)」。超える = クーポン切れで突然「1杯1,000円払い(負担増)」!
各項目の詳細:なぜこうなる?(2025年最新)
① 所得税:0円発生(変わらず安心)
理由: 公的年金等控除110万円 + 基礎控除95万円(2025年改正で+10万円UP) = 205万円以下で0円。
超えても: 155万円壁は関係なし。本当に0円(源泉徴収で一部引かれても年末調整で還付)。
ラーメン例: 「麺の基本代は永遠にタダ」。
② 住民税:0円発生 → 突然課税(最大のショック)
理由: 非課税限度額45万円(合計所得)を超えると、均等割(年5,000円~)+所得割が発生。年金受給者は初年度から課税。
影響: 年5,000~10,000円増。給付金・補助金(医療・介護負担軽減、電気ガス補助)が対象外に。
ラーメン例: 「無料券切れで、突然店代全額自己負担」。
③ 国民健康保険:約6.5万円増加(自治体差大)
理由: 保険料 = 所得割(前年所得×料率) + 均等割。非課税世帯は低所得者減免(最大7割減)だが、超えると所得割が急増(例: 東京23区平均で+6.5万円目安)。2025年は上限92万円(医療分)に微増だが、低所得層の影響大。
影響: 自営業・フリーランスの高齢者が多い。自治体でシミュレーター確認を。
ラーメン例: 「無料ラーメンが、突然月500円×12ヶ月有料に」。
④ 高額療養費制度(70歳以上):月2.46万円 → 5.76万円(2.3倍!)
理由: 非課税世帯 = 「低所得Ⅱ」区分(外来18,000円 + 入院57,600円 = 月上限75,600円)。超えると「一般」区分(外来18,000円 + 入院80,100円 + α = 月上限約113,400円、2025年8月から段階引き上げ)。医療費高額時(例: 入院)の負担が倍以上。
影響: 病気のリスクが高い高齢者ほど痛手。限度額適用認定証で窓口負担を抑えられるが、区分が変わると上限UP。
2025年変更: 8月から一般区分の上限が88,200円→113,400円(3年段階)。低所得は抑制。
ラーメン例: 「無料上限2杯」→「上限5杯に倍増、でも高額病気の時は払い過ぎ」。
⑤ 介護保険:ほぼ変わらないので安心(本当?)
理由: 介護保険料は市区町村の「応能負担」で、所得区分が緩やか(31段階)。非課税世帯は最低段階(月2,000~3,000円)だが、超えても**1~2段階UP(+数千円)**で済む。2025年は全国平均月6,202円(40~64歳)と微減傾向。
影響: ほぼ変わらず安心。ただ、要介護認定でサービス利用が増えると、自己負担1~3割が変わる可能性(所得による)。
ラーメン例: 「スープ代はいつも安い、壁超えても+100円程度」。
繰り上げのリスクと対策
もちろん、リスクもあります。
長生きリスク
82歳超えると損。
→ 投資でカバー。
健康リスク
働けなくなると損。
→ 企業年金で62~65歳は安心。
減額は永久
13%減は一生。
→ インフレで相殺。
私の結論
昔の私は、「繰り上げなんて絶対損」でした。
でも、インフレ2.9%、マクロ経済スライド、在職老齢年金の壁、155万円の壁、投資の力。
これらを全部考えると、62歳10ヶ月繰り上げ+NISA投資が、私にとっての最強戦略になりました。
あなたはどうしますか?
状況は人それぞれ。
長生きする自信がある人
インフレが怖い人
企業年金がある人
投資に抵抗がない人
こういう人は、繰り上げを検討する価値あり。
逆に、
健康に不安がある人
貯金がたくさんある人
インフレは一時的と思う人
は、65歳通常受給で十分。
最後に
年金制度は、2004年の「100年安心プラン」から始まったもの。
でも、インフレ、マクロスライド、平均寿命の延び、投資環境の変化、 状況は変わった。
昔の常識を、そのまま当てはめるのは危険です。
私は、ねんきんネットでシミュレーションして、62歳10ヶ月繰り上げを決めました。
あなたも、一度、自分の数字で計算してみてください。
ラーメン1杯の価値が、10年後に半分になるかもしれない。
その前に、キャッシュを手にする。
それが、インフレ時代の賢い選択かもしれません。
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