「セイラン解封記」の裏話①:原点が生まれたきっかけ
「セイラン解封記」は、私が初めて最後まで書き上げた長編作品で、原点とも言える物語です。
陰陽五行思想をバックに、四神や四龍といった存在が登場する、バトルファンタジーです。
カウンセリングの一環として、小説を書き始めましたが、当時は短編を書いて間もない頃でしたし、長編のプロットを書くのも初めて、というくらいの素人でした。
わからないなりに、とにかく楽しんでもらえるようにと、少年漫画をイメージしてプロットや設定を考えました。
しかし、初めての長編だったので、設定を決めるのにも苦労しました。短編とは違って、単純にストーリーが長くなりますし、登場人物も増えます。
それぞれの名前を考えるだけでも大変で、外見や性格などの設定を考えるのにも、時間がかかるのだと感じました。
「セイラン解封記」は当初、少年漫画をイメージしていました。
それでも、私なりにアレンジを加えたいという思いもありました。
バトルを繰り広げて、敵を倒していく話も面白いのですが、何か私にできる工夫はないかと考えたのです。
そこで生まれたのが、「封印」という方法でした。主人公である少女「セイラン」の祖父は、四神の一人である封印術師です。
人と妖怪が争う世界ではありますが、セイランの祖父である「ランフー」は、命を奪い合うという負の連鎖を断ち切るために、封印術師の道を選びます。
その祖父の姿を見て育ったセイランは、封印術師を志すようになりました。敵対したとしても、封印すれば命を奪うことはありません。
それでも、作中の封印術は簡単にはできないので、できる者が限られています。世界が不穏な空気に傾いていくなかで、セイランにも決断のときが迫っていました。
私が思っていたこと、書きたかったことを詰め込んだ作品になりました。
最近になって改めて思ったのは、自覚の有無はともかく、誰にでもコインのように裏表があるのかもしれないということです。
私も自分の中にいる「闇」とどう向き合うのか、葛藤していた時期に書いた作品で、もがいていたことをよく覚えています。
今でも、私の暗い面が消えたわけではありません。ただ、その葛藤が「テーマ」になって、書いているうちに滲み出てきました。
先の展開は、おおざっぱにしか考えていなかったので、序盤はどうすればいいのかわからなかったのですが、次第にセイランたちが教えてくれるようになりました。
導かれるように書いているうちに、私自身も想像していなかった物語が広がっていきました。
思わぬところがつながって、セイランにも影響を及ぼし、それぞれの想いが交錯していきます。
セイランがどんな出会いを果たして、どういう旅路を歩んでいくのか。
もしご興味を持っていただけましたら、ご覧いただけると嬉しく思います。
「セイラン解封記」は、以下のサイトからすべてご覧いただけます。
もしお時間があれば、お立ち寄りください。
読んでくださって、ありがとうございました。次回の裏話は、本編の内容を含むことになると思います。
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