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【中国語話せません】金欠大学生の中国鉄道横断記録 #3 初めての硬臥編|蘭州の景色を添えて

北京から蘭州へ出発。寝台列車の乗り方に関して読みたい方や一番最初から読みたい方は下記の記事から読んで下さい!

8月14日、いよいよ寝台列車で北京から蘭州へ。今回乗ったのは硬臥(安い方の寝台車両)3段ベッドのうち一番上の上段でした。値段は安いものの、どんな体験になるのか不安と期待が入り混じった気持ちで乗車しました。

車内の様子

車両に入ってまず感じたのは清潔さ。シーツには汚れがなく、全体的にきれいで安心しました。ただし、通路は狭く、大きな荷物を持って歩くのはやや大変です。

上段ベッドは正直狭く、リュックを背負ったまま登るのは苦労しました。慣れていないのが伝わったのか、周囲の人が助けてくれたのが印象的でした。荷物は足元に置けるスペースがあり、意外と便利。中段は昇り降りも不便で一番しんどそうに見えたので、個人的には上段か下段が良さそうだと思いました。ただおすすめは圧倒的に下段です。(蘭州発の寝台車両の上段には荷物を置くスペースはなかった)

通路の様子(左側の机の下にコンセントがある)
上段のベットからの風景

設備と過ごし方

車内にはトイレと洗面台、そしてカップ麺用のお湯が出る蛇口が備わっていました。これは、使用しましたが、特にお腹を壊すことはなかったです。通路側の机の下には各車両に3つほどコンセントがあり、充電も可能です。タバコに関しては駅での停車時間が5分から10分程度あるのでそこで吸う、喫煙できる場所があればそこでも可能です。

販売員が車内を巡回し、果物・お弁当・お菓子を売っています。営業がかなり積極的で、ノルマがあるのでは?と思うほどでした。とはいえ、他の乗客も同じように声をかけられていたので気にしなくても大丈夫。乗客の多くは通路側の机でカップラーメンやKFCを食べていて、気を使わずに自分の食事を楽しめる雰囲気でした。

夜の雰囲気

車内は人でいっぱいでしたが、驚くほど静かでした。22時になると消灯され、自然と眠りの時間に。上段は冷房が直接当たるため、掛け布団に加えて薄手のジャケットを羽織りました。

マットレスはすこし畳をすこし柔らかくしたくらいの硬さですが、意外にも十分寝られます。揺れや音もほとんど気にならず、思った以上に快適に眠ることができました。

朝の車窓

朝目を覚ますと、窓の外の景色はすっかり変わっていて、黄土高原の風景にテンションが上がりました。長距離列車ならではの「寝ている間に知らない土地へ移動する感覚」は、まさに鉄道旅の醍醐味だと感じました。

朝起きた時の景色①
朝起きた時の景色②

蘭州到着!

蘭州駅に着いたのは朝8時ごろ。北京から来るとこの列車が終電に近いので、寝過ごして降りられない心配はまずありません。

電車から見る黄河と蘭州の街並み


蘭州駅


街に出た第一印象は「北京より田舎ではある」という感じ。ただ一方で、どこに行っても同じような高層マンションが立ち並んでいて、「いや、まだ都会なのかも」とも思いました。

朝ごはんの牛肉麺(蘭州ラーメン)

9時ごろ、朝食に本場の蘭州牛肉麺を食べました。これが本当に美味しい。日本で似たラーメンを食べたことはないので例えようがないですが、日本人の口にも合う味だと思います。牛から出汁を取っているのかな??

行ったお店は賞状が飾られている有名店らしく、注文は「牛肉ラーメン+トッピング追加」の形式。注意点としては、牛肉をトッピングしないと麺だけになるので、必ず追加を選んだほうがいいです。牛肉はほろほろで柔らかく、スープとの相性も抜群でした。牛肉付きで18元(360円程度)です。

めちゃうま牛肉麺の店
店員に言われるがままへんなセットを頼んだ
店内に飾られている賞状?たち

蘭州観光 黄河と三台閣

チェックインまでの時間を潰すため、市内を観光しました。まずは、10時ごろには黄河へ。川の色まで赤みがかっていました。水量と川の流れの速さも相まってまあまあな迫力。



その後タクシーで三台閣へ。山の麓のロープウェイの駅まで行くつもりが、運転手に連れて行かれたのは頂上付近。しかも少し外れた場所で降ろされたため、最初は不安になりましたが、なんとかなるだろ精神で散策しました。寺院的な施設があり、静かというか厳か(?)な雰囲気て不思議な場所でした。

名前のわからないお寺的な施設

百度地図のロープウェイ駅(山頂)を目指していくと山頂につきました。山頂から見下ろすと、地上で「めちゃくちゃ高い」と思っていたビル群が小さく見え、とんでもない高さだと実感しました。

写真だと迫力が1/3になる三台閣(山頂)からの景色
三台閣
オブジェ的な


時間を潰すつもりが、良い観光になりました。帰りはロープウェイで下山。山頂とふもとをつなぐ歩道があり、その途中に寺院も点在。修行か授業で使われていたのでは?と想像するほど厳しい道でした。ちなみにロープウェイはびっくりするほど進むのが遅くて、山頂までタクシーで行ったのは結果的に正解でした。30分弱乗ります。

進むのがびっくりするくらい遅いロープウェイ

宿泊

15時ごろホテルに到着。寝台列車の中で直前に変更し、少し値段が上がりましたが洗濯機付きの宿を選びました。旅が長いので洗濯ができるのはありがたかったです。
ただ、水が臭く、部屋全体に異臭が広がっていました。柔軟剤の匂いでごまかしながら過ごしたのも今となっては思い出です。

蘭州での生活感

・アリペイ:問題なく使えた
・物価:北京より気持ち安い程度かな?あんまり考えてお金を使わなかった。
・タクシー:普通に使える(DiDiも健在)

終わりに

蘭州を日本に例えるなら山の中にある横浜と言った印象でした。おそらく、神奈川、東京周辺に住んでいる人は共感できるのではないでしょうか。本場の牛肉麺は期待を裏切らない美味しさで、この街に来た実感を強く与えてくれました。三台閣ではスケールの大きさに圧倒され、田舎と都会が混ざったような独特の雰囲気を感じました。

次は敦煌へ。砂漠とシルクロードのロマンが待っています。引き続き、次回以降も読んでいただけるとありがたいです。

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