釣行記-082【浅き夢みじ鱒の夢-滑落死編】
どうもこんにちわ。釣行記の082回目でございます。
渓流ですが、9月末をもって関東の大部分の川は禁漁期間に入りました。ていうか、入ったようです。今後、渓流(っぽいところ)で釣りたいのであれば管理釣り場になります。ていうかなるようです。が、しかし、だがしかし、延長戦的にやっているところも探せばいくつかあります。今回はそんなロスタイムリバーでの釣行でした。
渓流、今回で4回目です。過去釣行より、渓流で気をつけるべきポイントは
・途中の水分補給
・退渓の仕方
この2点かと思います。そして今回もその課題に直面することになりました。
今回、向かった先は某K地方にあるK県のO市。意外に近いです。林道に入るとディアーズたちがぽちぽち歩いてます。切れ上がったお尻がセクシー。ぼくらを見るとお尻をぷりんぷりんさせながら逃げていきます。入渓点までクルマで行きまして、準備して入渓します。笹の中を降りていくので、ベアー注意です。笹薮、なんとなくクマが居そうで怖いですね。

着きました。水が異常に綺麗。この岩の際とかついてそうでしたがおらず。この次の次くらいの小場所を見ると、ちょろちょろ小さいのが泳いでいました。どん詰まりになっているとこに逃げこんだのを見つけたので、シュートしてみると。。。

釣れた!はやい!!初ヤマメ!!!!
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ありがとうございました。ヤマメって、釣りキチ三平の世界の中だけで生きている架空の生物だと思っていましたが、この手で触れることが出来ました。ぼくを包む人生と、これまで生きてきて出来上がった「今」との間のそこかしこにある隙間がまた一つ減った気がして嬉しいです。
この後もずんずん登っていきます。が、この川、2m超の巨岩で滝が出来ていたりして、遡上するのがこれまでで最高難度です。そしてこの後、幾つかの難所にヤられることになります。
難所1

こちら、流心の深さ的に川を遡上するのは難しく、遡上するにしても滝登りが必要。こうした場合、サイドバックが駆け上がるように、サイドの川原をコツコツ登るのですが、この場所、肝心なところが巨岩。足場が無さそうな大きさの岩が数個で、3-4mくらいの岩組みの壁のようになっています。よって左右どちらかのサイドを攻めるのですが、パッと見、右は無理そう。左は一旦川からあがり、頑張って登り、難所な巨岩を迂回すれば上流に出れそう。なので左ルートで行ってみます。東名もいつも左ルートだし。
ところがこれが裏目。途中までいけるものの、巨岩を巻き終えた場所は地面まで高さ1.5-2mくらいあり、下はゴツゴツした岩場。飛び降りるには躊躇される高さでございます。行くか戻るか、逡巡していたらずるっと滑り50cmほど滑落。掴まるものもなく、ひやっとしました。体力的にはそれほど削られなかったのですが、HP、MPが仮にそれぞれ300あったとしたらHPを50、MPを100くらい持っていかれました。
ひやっとして、疲れて、元いた場所に戻ると、右ルートが友人により開拓。先人がロープを張っていてくれたようです。早くいってよ。
ところが、このロープでの登攀もなかなかに、というかおじさんには相当キツい。空中にせり出している岩の間をロープを使って登るのです。

正面から見るとこんな感じ。

横から見るとこんな感じで、ロープを掴みつつ、左側の岩に足をかけて登り切る必要がある難所。最後、手を引いてもらって難を逃れました。。先ほどのプチ滑落で減ったHPとMPが更に削られます。多分、この時点でそれぞれ200、180くらいになっております。
そして相当疲れたのでしょうね、次のポイントでうっかりよろつき、足を滑らせて胸まで水没、と。ウェーディング5回目にして、ウェーダー内浸水を経験できました。ありがとうございます。HP、MPはそれぞれ180、130くらいです。魚を釣らないことには回復しません。
難所2
その後も、まぁまぁな岩登りを繰り返し、退渓地点まできました。岩と岩が組み合わさり、穴状になっている隙間を通り抜けて出てみます。生まれ変わった気がします。が、いよいよどん詰まり。一頻り撃った後、生まれ変わった穴を戻り、元の自分に返り、退渓します。そしてここからが地獄でした。
出だしは快調、すいすい登っていきます。が、難所に差し掛かる入り口部分がフツーに怖い。小さな尾根のような形状で、掴まる物が一切なく、足を滑らせたらジエンド感。はらはらしながら切り抜け、林道を目ざします。が、滑ること滑ること。。。MPはこの時点で底を尽いています。一時も気を抜けず、少しずつ登攀していきます。
岩と木が少なく、非常に登りづらい。きちんと根を生やしている木まで行き休み、を繰り返しながら進んでいきます。急→やや急→急→超急、みたいな展開。一つのミスが大怪我に繋がりかねません。そしてミスを誘発させるような地盤。なので、時速で言えば100mあるかどうかくらいだったと思いますが、そんなスピードで登っていきます。
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人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如し。急ぐべからず。
不自由を常と思えば不足なし。
こころに望み起こらば困窮したる時を思い出すべし。
堪忍は無事長久の基、怒りは敵と思え。
勝つ事ばかり知りて、負くること知らざれば害その身にいたる。
己を責めて人を責むるな。
及ばざるは過ぎたるより勝れり。
徳川家康遺訓
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そんなことを思い出しつつ、HPは「1」なので、たばこを吸いつつ、休憩しつつ、登っていきます。ここで同行してくれた親友が前日に買ったばかりのロッドのベリーあたりのセクションが落ちていました。ぼくは性格が歪んでいるので、仲が悪い奴のであれば見て見ぬ振りをしますが、そうも行かないのでピックして、自分のタックルにくくりつけて前に進みます。
真ん中くらいまで来ますと、少しづつ植物が増えてきます。3m登り休み、これを10回くらい繰り返してようやくゴール付近。そうなってくるとなぜかゴミが大量に落ちております。
・ミニディスク←なんで?
・なんかの基盤←なんで?
・サントリーはちみつレモンの空き缶←いつの?
時空が歪んでいたのか。。。??
残すところわずか、一気呵成に登るべく、掴まれそうなオブジェクトを複数確認してルート設計するも、岩だと思ったらゴミ袋だったり、最後、野バラの茎にデリケートな手とハートを傷つけられたりしながらも生還。マジ死ぬかと思いました。

出がけに買っておいて、クルマに温存していたこちらで体力回復。疲れている時、命の危険を感じている時、何を飲み食いしても美味しい物ですね。多分、普通に飲んだら結構不味いと思います、これ。
吊り橋効果というか、転地効果というか、脳波の影響のようですね、屋外で飲み食いして美味しいと思うのは。危険を感じる際に発生するβ波が大きいとより大きな快感として認識されるとか。理論上は屋外でプレイする人たちを正当化していますね。
この後、もう一箇所、撃ってみよう、となりましたが、見学することに。すると、先ほどベリーセクションを無くしかけた友人、あろうことかリールのハンドルを多分同じ場所で失くしており、ここでパーフェクト納竿、と相成りました。。。お疲れ様でした。

締めはチャーハンです。しっとりしておりました。
友人が頼んだラーメンの方が美味しそうだった。残念!!しかも一匹しか釣れてないぞ!!!
総括
・釣りしに来たのか、訓練に来たのか、それはだな、訓練をしに来たのだ
・こけとか濡れた岩にはフェルトのソールがいいらしいのですが、それ以外の場所がやばすぎる。アイゼンあった方がいいですね。これ買おうかと。
・アイゼンで調べてたらこんなの出てきた。いい加減にして欲しい。

・あと、登る際に杖みたいなのが欲しい。伸縮式で頑丈なロッドケースにもなるようないいやつないかな。
