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連休明けも学校行けなかったらどうしよう…不登校のママパパが決めておきたい5つのこと

ゴールデンウィークが近づくと、不登校状態の子どものママやパパの不安は少し先に進みます。

連休中どう過ごすか?
そのあと、連休明けはどうなるか?
今はなんとか休み休みやっているけれど、
もしこのまま行けなくなったらどうしよう?

仕事の休みも取れない。
この先、何から調べたらいいのかわからない。

そんなふうに、まだ起きていない先のことまで考えて、
気持ちがいっぱいになっている親御さんも多いと思います。

私は保健室の先生として10年、今は公認心理師として、不登校や行きしぶりの親子の伴走をしています。
その中で感じるのは、不安が強い親ほど、“正解を一気に探そう”として疲れやすいということです。

病院のこと。
学校のこと。
発達検査のこと。
フリースクール。
教育委員会。
別室登校。
家での過ごし方。

どれも気になる。
でも、全部を一度に考えようとすると、かえって動けなくなってしまいます。

だから今日は、
不登校状態の次の一歩を決めるための5つの指標
を整理します。
全部を一気にやらなくて大丈夫です。

まずは、今のわが子に何を優先するかを見るための指標です。

1. まずは「緊急度」を見る

最初にいちばん大事なのは、登校のことより、心身の安全です。
たとえば、

  • 食欲がかなり落ちている

  • 眠れない日が続いている

  • 強い不安やパニックがある

  • 自分を傷つける言動がある

  • 「消えたい」「いなくなりたい」などの言葉が出る

  • 急に表情がなくなった、別人のように元気がない

こうした様子があるときは、学校の調整より先に、小児科や思春期外来など、医療につなぐことを優先して考えてください。
親はつい、「学校にどう言うか」を先に考えがちです。
でも、緊急度が高いときは、まず安全です。

2. 困りごとの中心がどこにあるかを見る

次に見たいのは、今のしんどさの中心です。

  • 朝だけ体調が悪いのか

  • 集団や教室がつらいのか

  • 人間関係がしんどいのか

  • 勉強への不安が大きいのか

  • 家では元気だけど学校が無理なのか

  • 家でもかなり消耗しているのか

ここが少し見えるだけで、次の動き方はかなり変わります。
たとえば、学習の遅れが本人の不安の中心なら、学び方の選択肢を考えることが大事になります。

刺激や集団のしんどさが強いなら、まずは環境調整や居場所の見直しが大事になります。

体調面が強いなら、生活リズムや身体症状への対応が先になります。
全部まとめて「不登校」と見るより、
今いちばん困っているのは何か
を見つけることが、次の一歩になります。

3. 発達特性や認知の特性が気になるなら、早めに相談先を探す

もし以前から、

  • 集団に入りづらさがあった

  • 感覚の敏感さが強い

  • 不安が強く切り替えが難しい

  • 予定変更に弱い

  • 学習の凸凹が気になる

  • 対人関係で誤解されやすい

などが気になっていたなら、発達検査や心理検査も視野に入れていいと思います。

ただ、ここで大事なのは、
「いきなり検査を受けるかどうか」を決めることより、相談先を早めに探しておくことです。
地域や機関によっては、相談や受診まで時間がかかることがあります。

発達検査は半年以上の予約待ちのところがほとんどです。

だから、必要を感じた時点で、

  • 小児科

  • 思春期外来

  • 児童精神科

  • 発達外来

  • 教育相談

  • スクールカウンセラー

などに問い合わせておくと安心です。

今すぐ全部決めなくてもいい。
でも、「必要になったらここに相談できる」があるだけで、
親の不安は少し減ります。

4. 日中の居場所や学びの場を、学校だけで考えすぎない

不登校状態になると、親はどうしても
「学校に戻れるかどうか」
で頭がいっぱいになります。

でも実際には、子どもが安心して過ごせる場所や、少しずつエネルギーを戻せる場は、学校以外にもあります。
たとえば、

  • 校内の別室

  • 保健室登校

  • 教育委員会の教育相談

  • 教育支援センター(適応指導教室など地域で名称が違うことがあります)

  • フリースクール

  • 民間の居場所や学び場

などです。

ここで大切なのは、
「どれが正解か」を急いで決めることではなく、
その子が今、どんな場なら安心しやすいかを考えることです。


毎日通える場所が必要なのか。
まずは週1回外に出られる場がいいのか。
学習より、安心できる居場所が先なのか。
大人数より少人数がいいのか。
そうやって、その子に合う順番で探していくことが大切です。

5. 親だけで抱えず、相談の線を一本でもつくる

不登校状態のとき、親がいちばん苦しくなりやすいのは、
「この先どうするか」を、頭の中だけで考え続けることです。
まだ何も決まっていなくて大丈夫です。
方針がまとまっていなくても大丈夫です。
でも、相談の線を一本つくっておくことは、とても大切です。
たとえば、

  • 在籍校の先生

  • スクールカウンセラー

  • 教育委員会の相談窓口

  • 教育支援センター

  • 小児科や思春期外来

  • 地域の相談機関

どこでもいいのです。
まずひとつ、「ここに相談できる」があると、親の孤立感はかなり違います。

そして、相談するときに全部をきれいに話そうとしなくて大丈夫です。

「連休明けが不安です」
「今、何から考えたらいいのかわかりません」
「本人の状態に合う選択肢を知りたいです」

そのままで十分です。

最後に

連休明けがどうなるか、不安になりますよね。
先のことを考えると、親の頭の中はすぐにいっぱいになります。
でも、本当に必要なのは、
一気に正解を探すことではなく、
今の子どもに必要な順番を見つけることです。

安全が先なのか。
相談先探しが先なのか。
検査の検討なのか。
居場所探しなのか。
学校との調整なのか。
全部を同時に進めなくて大丈夫です。
まずは、5つの指標の中で、今のわが子にとっていちばん大事そうなところをひとつ見る。

それだけでも、次の一歩はかなり見えやすくなります。

親が不安になるのは、それだけ真剣に子どものことを考えているからです。
だからまずは、焦っている自分を責めなくて大丈夫。
次の一歩は、全部じゃなくていい。
ひとつでいいです。
そこから、十分始められます。