アンダーアーマーのヒートギア、冬でも着ていい?私の結論と選び方
アンダーアーマーのウェアを買おうとして、カートに入れたまま何日も放置した経験はありませんか? 😅
私もそうでした。ヒートギア、コールドギア、オールシーズンギア。さらにコンプレッション、フィッティド、ルーズ……。種類が多すぎて「で、結局どれを買えばいいの?」という状態に陥ったんです。
特に困ったのが冬場のギア選びでした。「ヒートギアって名前に"ヒート"って入ってるけど、暖かいわけじゃないの?」「コールドギアは何℃くらいから必要なの?」と、調べるほど混乱が深まるばかり。
でも、使い込んでわかったのは、判断軸はたった2つだけだということ。「気温」と「運動強度」。この2つさえ押さえれば、一年を通して迷わず選べるようになります。
この記事では、私自身のトレーニング経験をもとに、ヒートギアとコールドギアの技術的な違いから、フィットタイプの使い分け、レイヤリングのコツまで、まるごと整理してお伝えします。
🏷️「ヒートギア」って何?名前のイメージとちょっと違う

まず最初に押さえておきたいのが、ヒートギアは「暖める」ウェアではないということ。ここを勘違いしたまま購入すると、使い方を完全に誤ります。
ヒートギアの「ヒート」は、暑さ(Heat)から身体を守るという意味です。つまり、春から秋にかけての暑い時期に最適化されたベースレイヤー(機能性インナー)なんですね。
そもそもアンダーアーマーというブランドは、「綿のTシャツはスポーツに向かない」という問題意識からスタートしています。身体の下(アンダー)に着る鎧(アーマー)——ポリエステルベースの"第二の皮膚"を提案したのが原点です。
ヒートギアのカギを握るのは、モイスチャートランスポートシステムと呼ばれる水分輸送の仕組み。親水性と疎水性の繊維を組み合わせることで、肌表面の汗を毛細管現象で素早く吸い上げ、生地表面に広げます。広がった水分が気化するとき、その気化熱で身体が冷える。エアコンのない時代に打ち水で涼をとったのと同じ原理です。
汗が肌にとどまらないから、ベタつきを感じにくく動作もスムーズ。多くのモデルにはUPF30以上の紫外線カット機能も備わっていて、夏場の屋外スポーツで日焼け対策にもなります。
最近のモデルでは、発汗量が多い背中や脇の下にメッシュパネルを配置する「ボディマッピング」技術が当たり前になっています。汗が溜まりやすい部位に通気口を設けることで、蒸れを物理的に外へ逃がすわけです。初めて着たとき「あ、背中がスースーする」と感じたのを覚えています。
さらに上位モデルとしてISO-CHILL(アイソチル)というテクノロジーがあります。断面が平たいリボン状の糸(扁平糸)と、繊維に練り込んだ二酸化チタンの組み合わせで、通常のヒートギアを超える接触冷感と熱移動性能を実現しています。真夏の炎天下で使うなら、こちらの方が一段上の涼しさを体感できます。
🧊 コールドギアの仕組み|ただ分厚いだけじゃない

「寒い時期にはコールドギア」——これ自体は正しいのですが、単に厚手の生地を使っているだけではありません。
コールドギアの設計で重視されているのは、重さあたりの保温効率(Warmth to Weight Ratio)を最大化すること。つまり「軽いのに暖かい」を実現するための構造が組まれています。
具体的には**二層構造(ダブルフェイス)**のファブリックが採用されています。
内側には微細な起毛が施されていて、肌との間に**動かない空気の層(デッドエア)**を作ります。この空気層が断熱材として機能して、体温の放散を防ぐ仕組みです。外側は高密度に編み込まれた平滑な面で、外からの冷気をブロックしつつ、重ね着した際に他の衣類との摩擦を抑えます。
ここで「じゃあヒートギアの吸汗速乾は?」と思うかもしれませんが、実はコールドギアにも汗処理機能はしっかり搭載されています。内側の起毛から外層へ水分を移動させて、汗冷えを防止する。保温だけでなく、運動時の汗冷え対策まで織り込まれているのが、普通の防寒インナーとの大きな違いです。
薄手なのに暖かく、しかも汗で冷えにくい。だからアウターの下に着ても動きを妨げないんですね。
ヒートギアもコールドギアも、ベースレイヤーとしての基本性能——4方向ストレッチ(縦にも横にも伸びる)、抗菌防臭処理、紫外線プロテクト、吸汗速乾——は共通しています。違いは「その土台の上で、暑さを逃がすのか・暖かさを閉じ込めるのか」という方向性だけ。どちらも「ただの肌着」ではなく、身体のパフォーマンスを引き出すために設計された機能ウェアです。
ちなみに、このどちらにも属さない12〜24℃の中間帯をカバーするのが「オールシーズンギア」と呼ばれていたカテゴリ。現在は製品名で展開されていて、UAテック(柔らかく速乾性の高いTシャツやロングスリーブ)、ライバルフリース(中厚手のスウェット素材)、ストーム ウーブン(撥水加工の軽量ウインドブレーカー)などがその役割を担っています。朝晩が冷え込む春秋の通勤やジム帰りには、このあたりがちょうど使い勝手がいいです。
❄️ 冬にヒートギアを着るのはアリ?ナシ?

さて、ここからが多くの人が知りたいポイント。冬場にヒートギアを着ても大丈夫なのか?
私の結論は、**「条件次第でアリ。むしろ冬でもヒートギアの方が快適な場面は多い」**です。
🟢 冬でもヒートギアが正解になる場面
ジムや体育館での筋トレ:暖房が効いた室内で高強度のトレーニングをすると、めちゃくちゃ汗をかきます。ここでコールドギアを着ると暑すぎて汗が処理しきれず、不快感が増すだけ。私自身、冬のジムはほぼヒートギア一択です
ランニングやHIITなど発汗量が多い運動:気温が低くても、身体が発する熱量がそれを上回る場面では、通気性と速乾性の方が優先度が高い。過剰な保温はオーバーヒートの原因になります
レイヤリングのベース(肌着)として:ヒートギアの上にフリースやウインドブレーカーを重ねれば、汗を素早く外層へ逃がしつつ外層で保温するという効率的な重ね着ができます
ジムで着るウェア選びに迷っている方は、ジムの服装完全ガイドも参考になると思います。
ちなみに、ヒートギアはワイシャツの下に着るインナーとしても優秀です。薄手でスーツのシルエットに響かず、汗染みを防いで清潔感をキープできる。洗濯しても速攻で乾くし、綿と違って首まわりがヨレません。
🔴 コールドギアを選ぶべき場面
一方、以下の状況ではコールドギアの保温性が必要です。
屋外での運動や活動:風が吹くと体感温度は実際の気温よりぐっと下がります。コールドギアの断熱効果がここで活きてくる
ゴルフ、釣り、スポーツ観戦など動きが少ない場面:身体を動かさないと体温はなかなか上がりません。蓄熱機能のあるギアが必須
気温10℃を下回る屋外:このラインを下回ったら、運動強度に関わらずコールドギアを検討する方が安全です
冬のスキーやスノーボードでは、コールドギアの薄さと保温力がベースレイヤーとして理想的。スノーボードインナーの選び方で、ワークマンやユニクロとの比較も含めて詳しく解説しています。
🌡️ 気温と運動強度で選ぶ|私の判断ルール

「何℃からコールドギアに切り替えるべき?」という質問への答えは、一概に「〇℃」とは言えません。なぜなら、同じ気温でも運動の激しさで体温は大きく変わるからです。
私が自分なりにたどり着いた基準をまとめてみます。
気温10〜15℃の場合: 激しいランニングやウェイトトレーニングをするならヒートギアか薄手のロングスリーブで十分。ウォーキングくらいの強度なら、UAテックのような中間的な素材がちょうどいい。ゴルフや観戦など動かない場面では、もう標準のコールドギアに頼った方が快適です。
気温5〜10℃の場合: 高強度の運動でもそろそろ標準コールドギアの出番。中強度ならコールドギアに薄手のアウターを重ねます。動きの少ない屋外活動では、後述するインフラレッド搭載モデルを選ぶのが得策。
気温0〜5℃の場合: 高強度の運動ではコールドギアにウィンドブレーカーの組み合わせで乗り切れます。中強度以下ならインフラレッド搭載モデルが安心。低強度・静止時はインフラレッドに中綿のアウターを合わせましょう。
気温が氷点下の場合: この領域ではコールドギアの最上位、**プロ(Base 3.0/4.0)**の登場です。低強度ならプロにダウンジャケットを重ねて完全防寒体制で臨みます。
大事なのは、高強度の運動ほど薄手のギアで対応できるということ。逆に、動かない時間が長い活動ほど保温力の高いモデルが必要です。風が強い日は、ここからさらに一段階上の保温力を見込んで選ぶと失敗しません。
よくある失敗パターンが「寒いからとにかくコールドギア」と選んで、ジムでウェイトトレーニングをしたら汗まみれでオーバーヒート、というもの。私も最初はやりました 😓 逆に、真冬のゴルフでヒートギアだけで出かけて、カート移動中に凍えるというパターンも。**「今日、自分はどれくらい動くか?」**を出発前に考えるだけで、この手の失敗は防げます。
🔥 コールドギアにも種類がある?インフラレッド・プロの違い

コールドギアと聞くと一種類しかないように思えますが、実は保温レベルに応じて段階的にラインナップが用意されています。
標準コールドギア
裏起毛の二層構造で基本の保温性を確保しつつ、汗を逃がす機能を優先したスタンダードモデルです。日常的なジム通いや、0℃以上の屋外ランニングに向いています。冬場に激しい運動をする人にとって、過剰に保温せずバランスよく使えるのがこのモデル。
コールドギア インフラレッド
裏面にプリントされたセラミック素材が、身体から放射される遠赤外線(体温由来の熱)を吸収して蓄積する技術を搭載しています。通常の繊維では透過してしまう放射熱を物理的に捕まえるイメージです。
これが特に力を発揮するのは、運動を中断する場面。ゴルフでカートに乗っている時間、釣りの待機時間、リフトに乗っている間——こうした「動いていない時間」に蓄えた熱が急激な体温低下を防いでくれます。ゴルフ用のインフラレッド搭載パンツは薄手でスイングを邪魔しないのに0〜5℃のラウンドに対応できて、冬ゴルフの定番になっています。
コールドギア プロ(Base 3.0 / 4.0)
氷点下10℃以下の極寒環境やスキー、スノーボード、雪山登山に対応するための最高保温モデルです。生地の重量(GSM)が高く、起毛のロフト(厚み)が深いため、より多くのデッドエアを確保できます。一部モデルの裏地にはグリッド(格子)構造が採用されていて、通気性と保温性の両立も図られています。
スノーボードウェアの選び方では、こうしたインナー選びの前提となるアウター選びのコツもまとめています。
👕 コンプレッション・フィッティド・ルーズ、どれがいい?

アンダーアーマーのベースレイヤーは、気温カテゴリ(ヒートギア/コールドギア)に加えて、着心地の密着度が異なる3タイプが用意されています。気温でカテゴリを選び、フィット感で着心地を決めるという二段構成です。
コンプレッション——身体に貼りつくように密着
文字どおり筋肉を「圧迫」することで、運動中の余分な筋振動を抑えるタイプ。アメフト、ラグビー、陸上、サイクリングなど、パフォーマンスを追求する競技シーンで真価を発揮します。
フィット感はかなりタイトなので、最初は抵抗を感じる人もいるかもしれません。でも一度着て運動すると、身体との一体感がやみつきになります。サイズ選びのコツは、普段着より小さめではなく普段どおりのサイズを選ぶこと。もともとタイトに設計されているので、ワンサイズ下げるときつすぎて可動域が狭まります。コンプレッションウェアの効果とメカニズムで、圧着がもたらす具体的な作用を解説しています。
フィッティド——迷ったらこれを選べば間違いない
適度にフィットするけれど締めつけすぎない、最も守備範囲の広いタイプ。ジムでの筋トレ、ランニング、ヨガ、球技、普段使い——どこに着ていっても浮かないのが強みです。
「コンプレッションは一枚で着ると目立つのがちょっと……」という方にもフィッティドなら自然に着こなせます。私の場合、日常のトレーニングはフィッティド、試合や記録を狙うセッションはコンプレッションと使い分けています。
ルーズ——リラックスと自由度を重視
締めつけゼロで風通しもよい、最もゆったりしたタイプ。バスケットボールやストリート系スポーツの大きな動きを妨げない自由度があります。通勤や出張で長時間着るとき、圧迫感で疲れたくない場面にも向いています。就寝時のルームウェアとして使っている人も意外と多く、ストレスフリーな着心地で睡眠の質が上がったという声も聞きます。
レイヤリングの外側に使うのにも適していて、コンプレッションの上にルーズを重ねるという着方もアリです。
フィットタイプ別のサイズ感は、アンダーアーマー公式 サイズ・フィットガイドで確認できます。
🧥 レイヤリングで一年中快適に着こなすコツ

朝と昼で気温差が大きい日、途中で運動強度が変わる場面——こうした「読みにくい状況」では、重ね着(レイヤリング)で調整するのが最も柔軟な対処法です。
私がよくやる組み合わせをいくつか紹介します。
ヒートギア+ウィンドブレーカー 🌬️ 汗はかくけれど外気が冷たい、という春先や秋口のランニングに。ヒートギアが汗を処理して、ウインドブレーカーが風を遮断してくれます。
ヒートギア+コールドギア ❄️ 極寒環境で激しく動く場面に。内側のヒートギアが汗を素早く吸い上げて、外側のコールドギアが保温と発散を担う二段階システムです。
コールドギア+フリースジャケット 🧣 低強度の屋外活動に。コールドギアで基礎の保温を確保して、フリースで追加の断熱層を作ります。ウォーキングやゴルフの移動時に重宝する組み合わせ。
コールドギア+ダウンジャケット 🏔️ 氷点下の環境ではこの構成が鉄板。インフラレッドやプロを選ぶとさらに効果的です。
レイヤリングの基本原則は、肌に近い層ほど汗処理を優先し、外側の層ほど保温・防風を担わせるということ。この役割分担が崩れると、内側で汗が溜まって冷えたり、外側が蒸れてベタついたりします。アンダーアーマーのベースレイヤーはこの「内側から外側への水分移動」が設計の根幹にあるので、レイヤリングとの相性が特に良いわけです。
レイヤリングの基本的な考え方——ファーストレイヤー・セカンドレイヤーの役割分担については、スノーボードインナーの選び方で体系的にまとめています。スノボに限らず、冬のアウトドア全般に応用できる内容です。
✍️ 私がたどり着いた結論

アンダーアーマーのギア選びは、最初こそ複雑に見えますが、軸が定まれば迷うことはなくなります。
気温24℃以上ならヒートギア。12〜24℃ならオールシーズン系(UAテック、フリース素材など)。10℃以下ならコールドギア。 これがベースの判断軸。
そして**冬にヒートギアを着るのはアリかナシか?**については、室内や高強度の運動なら大いにアリ、屋外や動きの少ない活動ならコールドギア一択。ジムに通っている方なら、正直、冬場でもヒートギアで過ごす日の方が多いかもしれません。
フィットタイプは、競技志向ならコンプレッション、汎用性重視ならフィッティド、リラックス派ならルーズ。気温でカテゴリを選び、フィット感で着心地を決める——この2ステップで自分に合う一枚が見つかります。
ちなみに、コンプレッションタイプをインナーとして履くとき、下にパンツを着るか着ないか問題。両方試しましたが、正直どちらでも機能面に差はないので、お好みで 😂
何かアンダーアーマー選びで迷っていることがあれば、コメント欄で気軽に聞いてください。
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参考情報:
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