フリーランス新法の「明示事項」|発注チャットで抜けやすい項目

Slack・Chatworkなどのチャットで発注のやり取りを完結させている会社は少なくありません。

スピードは上がる一方、フリーランス新法で求められる明示事項が抜けやすいのも、チャット発注の特徴です。

明示が求められる主な項目

フリーランス新法では、業務委託の際に、業務の内容・報酬額・支払期日などを書面または電磁的方法(メール・チャット等)で明示することが求められます。

主な項目は次のとおりです。

  • 業務の内容

  • 報酬の額

  • 支払期日

  • 業務委託をした日

  • 給付を受領する日(または役務提供を受ける日)

  • 給付の内容・検査を行う場合の期間


チャット発注で特に漏れやすい項目

日常のやり取りの中では、次の項目が特に漏れがちです。

  • 支払期日(「今月末払いで」など口頭・曖昧な表現で済ませてしまう)

  • 検収・受領の期間(納品後いつまでに確認するかが決まっていない)

  • 発注日そのものの特定(DMのやり取りの中で、いつ確定したのかが埋もれる)

金額や納期は明確に書く一方、支払期日や検収期間は「いつもの通り」で済ませてしまうケースが多く見られます。

電磁的方法でも要件は満たせる

明示は紙の書面である必要はなく、メールやチャット、専用ツールでの記録でも要件を満たせます。

ただし、後から内容を確認できる形で残っていることが前提です。

音声通話やその場限りの口頭指示だけで済ませると、明示した事実そのものが後から確認できなくなります。

明示漏れが起きたときのリスク

明示事項の記載漏れは、発注側の意図とは関係なく、義務違反として扱われる可能性があります。

発注のたびに毎回一から確認するのは負担が大きいため、テンプレート化して、チャットでもコピペで明示事項が揃う状態を作っておくのが現実的な対策です。

まとめ

  • 明示事項は書面である必要はなく、チャットやメールでも要件を満たせる

  • 支払期日・検収期間・発注日の特定は、チャット発注で特に抜けやすい

  • テンプレート化して、毎回コピペで明示事項が揃う仕組みを作っておく

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