【査定日記003】止まっていたオメガ デビル。電池交換・稼働確認で査定額10,000円アップした実話
査定日記003
「今度は自分の番だよ。」止まっていたオメガ デビルが、再び時を刻み始めた日。
「主人が亡くなって、もうだいぶ経つの。」
そう静かに話してくださったのは、70代の女性のお客様でした。
ご主人が大切にされていた品々を少しずつ整理しようと、生前整理を兼ねてご来店くださいました。
「子どもたちに負担をかけたくないから、今度は自分の番だよ。」
その言葉が、とても印象に残っています。
お持ちいただいたのは、ご主人が長年愛用されていた OMEGA De Ville(オメガ デビル)。
上品なゴールドカラーのケースに、当時流行していた社外品のべっ甲調ブレスレットが組み合わされた一本です。
今ではあまり見かけなくなりましたが、当時は時計を単なる時間を見る道具ではなく、腕元を彩るファッションアイテムとして楽しむ文化がありました。
時代を感じさせる一本です。
動かない時計だから価値がない…とは限りません。
長い間保管されていたため、時計は電池切れで止まっていました。
「もう動かないから値段は付かないかもしれない。」
そう思われるお客様は少なくありません。
実際に、電池が切れたままでは稼働確認ができず、査定額を低く評価されたり、買取を断られてしまうケースもあります。
しかし当店では、状態を確認したうえで電池交換による稼働確認を行えるものは、できる限り本来の価値を確認してから査定しています。
今回も電池交換を行ったところ…
秒針が静かに動き始めました。
問題なく稼働が確認できたことで、この時計本来の価値を評価することができ、査定額は10,000円アップとなりました。
本当に査定しているのは「時計」だけではありません。
動き出した時計をご覧になったお客様は、
「主人も、まだ動くよって言っているみたい。」
と笑顔を見せてくださいました。
その瞬間、この時計は単なるブランド時計ではなく、ご夫婦で過ごした時間そのものを刻んできた存在なのだと感じました。
査定士の仕事は、値段を付けることだけではありません。
その品物が歩んできた時間や、お客様の想いにも寄り添う仕事だと思っています。
眠ったままの時計がありましたら、ご相談ください。
電池切れだから。
古い時計だから。
動かないから。
そんな理由だけで価値を決めてしまうのは、もったいないかもしれません。
買取大吉 都立家政駅前店では、お品物の状態を一つひとつ丁寧に確認し、本来の価値をできる限り引き出す査定を心掛けています。
動かない時計にも、もう一度時を刻む可能性があります。
そして、その一本には、持ち主だけの物語が刻まれています。
査定士 園田
買取大吉 都立家政駅前店
東京都中野区若宮3-19-11富甚ビル1階
西武新宿線都立家政駅徒歩1分
03-6383-0067
インスタグラム
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モノには、物語がある。
その価値を見つけ、次の方へつなぐことが、査定士の仕事です。
