6月
6月は少しソワソワが始まります。
北海道で、それも北の方に住んでいると春~夏はとても遅く感じます。
一応、妻と登山・ハイキングを楽しんでいる身としては、
6月は『やっと始まる!』な季節。
とは言え、山にはまだ薄っすらと雪が残り、朝晩は肌寒い日もありストーブはまだ欠かせません。
昨年春から仕事の関係で大きな団体の仕事に関わらせていただくことになり(自主的では無く仕方なく・・・)
普段の仕事の忙しさにそれが更に加わり、昨年から何度か体調を崩した。
日頃の疲労やストレスに加え、覚悟はしていたもののやはりこの世の中。
人の事には意見をするが、じゃあご自身では?となると全く動かずの人たち・・・。
気を使い(遣い)すぎる性格のせいか?人の良いところ、嫌なところに対してストレートに感じてしまう為、精神的にかなり参っていた。
先日、定期的に通っている病院で血圧計が何度もエラー。。。
とっても優しい先生が、とっても優しく軽い『ドクターストップ』を宣言してきた。改めて55歳という年齢を感じた今日この頃。
そんな中、待ちに待った6月と言えば、
私達夫婦『そのシーズンの旅の始まりは焼尻島へ』がここ数年の定例行事。

羽幌フェリーターミナルにて
気が付けば今年が4年目の来島に。
毎年6月初めに『焼尻島海岸清掃ボランティア』が開催される。
今年は第3回目で、自分達は2回目の参加になる。
ありがたいことに、焼尻島へ行くキッカケを作っていただいた、現地の観光協会の方へ何となく発したアイデアがヒントとなり、このボランティア活動が開催されているとのことで、微力(何となく)ですが関わっていることがとても嬉しく感じています。
そして、6月13日~14日の1泊で焼尻島へ。
当日朝のフェリーターミナルでは、
出発地、羽幌町の関係者の皆さんと久しぶりの再会。
以前から島へ通っていると、
同じような思いで島へ行く方が多いみたいで
何となく顔なじみ。
昨年、初めて参加された方は自分たちの事を覚えていてくれて、お久しぶりです・・・と再開も果たせた。
天気は晴れ。
風も波もほとんど無く快適な船旅。
あっという間の1時間。
島へ到着後、すぐに清掃目的地である『白浜海岸へ』
そこにはいつものキャンプ場もあり。
今年も島の小学生たちの開会宣言でスタート。

それだけでも感動。自分も島民の気分。
後に伺ったところ、
島民、ボランティア、関係者合わせると70名以上になったそう。
昨年同様人気のイベントになった。
一時間ほど海岸を歩きながらのゴミ拾い。
漁などで使われる関係?の漂着物こそ多かったが、波打ち際で拾う小さなゴミは少なく感じた。
関係者の方に言わせると『毎年の活動のおかげ』と言ってくれたが、冬シーズンの波や天候も関係しているのだろうか・・・。
島の東側は北海道の本土側にあるのだけれど、
アジア圏の国からのゴミが多くある。(文字が日本語ではない)
何もない西側ではなくこの東側に漂着すること自体何となく不思議でもある。

あまり知られていないかもしれないが、
焼尻島は【花の島】でもある。
今年のボランティア活動はレクリエーションも行われました。
シーカヤックと島内散策があり、島の歴史や自然に興味があったので島内散策のほうを選択。・・・そもそも泳げないので水は苦手。
島の歴史など説明を受けながら、自然林をガイド付きで歩くという贅沢。
妻と二人、草木や花が全くの無知で、興味はあるものの中々覚えられない年齢でもあるため、解説を聞きながらの観察は何ともありがたい。
とても貴重な一時間でした。

ガイドを務めてくれた磯野さんは焼尻島の歴史から自然の事まで何でも知っている貴重な方。

自然と一体化している町。
島内散策が終わった後はキャンプ地の白浜野営場へ戻りテントを張る。
今日はいつもよりはテント数が多い。…とは言え、8〜10張ほど。
広いキャンプ場のお陰で密集感は全く無い。

大きな花が咲き、
種(実?)の部分がとても良い匂いがすると学ぶ。
野営場はとても広く自由に使えるので余裕があるが、毎回宿泊する身としては混んでいると思える数。
何より今年も来れたことが何より嬉しい。

風雪に耐える看板もかなり老朽化してきた。
今回は夕方からBBQ会があり、ボランティア参加者、島民の方、スタッフの方皆さんが集まり島の話題で盛り上がる時間を過ごす。
来島者それぞれの焼尻愛が感じられたBBQ会。

島民の方が持ってきてくれたもずくが1番感動したかも?
海岸清掃についての様々な課題・問題点なども話し、次回、また次回と良い方向に向かってくれると嬉しく思う。
焼尻島に何が足りないか?何があると良いのか?なども話題になったが、言葉にせずとも皆さんの共通認識は『このままでいい』と言うことだと感じた。
観光地化されなくても、快適な施設や土産店などなくても、この島の財産は静かな場所と人の温かさ。
自分が以前感じた『自分たちは観光客ではない』という意識がこの島を愛する人たちには自然と芽生えているんだなあ・・・と、ちょっと嬉しくなった。
『何も無いのが良いところ』と、よく表現される言われ方は好きではない…と、以前島民の方から言われたことがあるので、自分もそのワードでの評価をしないことを心がけている。
観光客ではないと思っている自分は、
『焼尻島の楽しみ方は自分達で見つける』と言うのが良い。
島を歩くことや森を散策すること。
テントを張って一日中ビールなんてのも良い。
砂浜へ向かいシーグラス拾いも楽しい。
花を調べながら歩くのも楽しいと思う。
夕日を眺めに鷹の巣園地まで歩いたっていい。
港で釣りも楽しいだろう。
島の楽しみ方は探すと何だってある。
何もしないことも焼尻島で味わえる贅沢。
焼尻愛の熱い皆さんと過ごせたことが今回大きな収穫でした。
翌日、
飲み過ぎたせいで怠い体・・・。
会場の撤収に皆さんが既に集まっていた。
やや遅れて作業をしていたが、昨晩の余韻を皆さんと話しながらあっという間に終わった。

天気が良い時は暑寒別の山々も見える場所
全てが終わり時間は朝の9時頃。いよいよ白浜野営場を離れる準備。
帰り道はいつものオンコの荘へと歩く。
離島の時間までは天気が持ってくれた。
進むたびに後ろ髪を引かれるように何度も振り返って景色を眺めた。

遠くに放牧されている羊たち焼尻島では当たり前の景色
自然林に入るとまた沢山の花。
昨日色々教えて頂いたこともあり、名前は知らずとも興味をもって一つずつ観察。
遠くで羊が放牧されていて朝から焼尻島らしい景色を楽しめた。

森を出て最後に大事な仕事に向かった。
昨年、友人たち5人で焼尻島へ来た時にひょんなことから自宅にお邪魔し、
島の名物【ワカメの天ぷら】をご馳走になった。
そのお礼がしたくお母さんの家に向かった。
ほんの気持ちだけ届けるつもりが、お土産に大量のワカメを逆に頂いてしまった。
大量にも程がある位頂いてしまった。・・・恐るべし焼尻島民。
・・・コチラは一体何のお礼だったんだろうか?笑
残念ながら現在は食堂を休業中のため、このワカメの天ぷらを味わえることが出来ないが、昨年偶然にも食堂のお母さんと遭遇し、ご馳走になった。
味は言うまでもなく、焼尻島の海藻類にハズレなど無い。
今回はワカメと共に妻がレシピも教えて頂いた。
帰宅して早速妻が調理してくれた。
お母さんほどの味は出せなかったかもしれないけど、本当に美味しかった。

島のお母さんのモノには届かなかったが味は最高!
2回目は上手く作れそうと妻。
フェリーターミナルに到着すると、
今回参加していた人達も帰りの船を待っていた。
時間が近づくにつれ島の人達も集まりだした。

ボランティア参加者ではない乗船者の人たちも交えて最後を楽しんだ
いよいよ島を離れるとき、島の人たちが沢山集まってくれ恒例の紙テープでお別れ。
こうやっていつも温かいおもてなしを受け、ボランティア活動が終わります。
丁度乗り合わせていた他のお客さんも一緒に最後の別れを楽しんだ。
充実の一泊二日の島旅。
次は8月頃に行けるだろうか・・・
咲く花が変わるころ、また行こうと計画中。
今年もまだまだ焼尻島を楽しもうと思います。
今回の来島で知り合えた人達。
郵便局の局長とスタッフの皆さん、焼尻発電所の所長さん(お世話になったお母さんの息子さん)、何度も焼尻島へ来ている皆さん(初めてお話しできた)。
また会う時が本当に楽しみです。
いつもありがとう焼尻島!
・・・帰宅後、数日間は島旅の余韻に浸ることができた。
で、急にちあきなおみさんの『星影の小径』が頭の中で響きだしてそれから一日一度は聞いている。
歌詞に焼尻島との繋がりは無いんですけど。。。何だろ(笑)
(心が疲れているのかもしれない・・・)
