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両面テープのデメリットを克服!プロが実践する絶対に剥がれない貼り方とリアルな対策


こんにちは、盛岡市の前田畳店です。

ご自宅の障子紙を張り替える際に、

「のりを使うと準備や後片付けが大変そう」
「両面テープで手軽に貼り替えたい」

と考える方は多いのではないでしょうか。



現在は、ホームセンターだけでなく、100円ショップでも障子紙用の両面テープを購入できます。

のりを練ったり刷毛を用意したりする必要がなく、手軽に作業できるのが大きな魅力です。

しかし、その一方で、


「きれいに貼れたと思ったのに、数日後に端から剥がれてきた」
「夏になったら障子紙が浮いてきた」
「貼った直後は問題なかったのに、時間がたつと落ちてきた」


といったご相談も少なくありません。

実は、両面テープを使った障子紙の施工には、のり貼りとは異なる弱点や注意点があります。

何も考えずに両面テープを貼るだけでは、十分な接着力を得られないことがあるのです。


今回は、30年以上にわたり障子や襖の施工に携わってきた職人の立場から、両面テープの弱点をできるだけ抑え、障子紙を剥がれにくくするための下地処理と施工のコツを解説します。

無料パートでは、ご家庭でも実践しやすい基本的な下地処理をご紹介します。


有料パートでは、障子紙の向きや日当たりによる影響など、実際の施工現場で注意しているポイントを詳しくお伝えします。



【執筆者】前田畳店 代表 前田昌俊
・岩手県盛岡市で60年以上続き地元の皆様に愛され続けている 前田畳店の二代目店主
・畳、襖、障子、壁紙、網戸の張り替えと襖紙販売店『和紙屋』代表
・現在登録者10000人の襖系Youtuber
・畳技能士資格、畳職人指導員資格と壁装技能資格を保有
・『お客様への真心』が仕事の原点。これからもその信念を大切に貫く53歳





■両面テープで貼った障子紙を長持ちさせる下地処理

両面テープで貼った障子紙が剥がれる原因は、必ずしも両面テープの接着力だけにあるわけではありません。

特に大きく影響するのが、両面テープを貼る障子の桟や組子の状態です。

長年使用してきた障子の木部には、古い障子紙の繊維やのりの残り、木のアク、埃、細かな汚れなどが付着しています。



そのまま両面テープを貼ると、テープが木に直接接着せず、表面に残っている紙の繊維や埃に貼り付いてしまいます。

この状態では、どれほど強力な両面テープを使っても、時間の経過や温度変化によって剥がれやすくなります。

両面テープの性能を十分に発揮させるためには、貼る前の下地をきれいに整えることが重要です。



・古い障子紙をきれいに剥がして十分に乾燥させる

最初に行うのは、古い障子紙をきれいに剥がす作業です。

古い障子紙に水を十分に含ませ、のりを柔らかくしてから少しずつ剥がしていきます。

紙を急いで引っ張ると、障子の桟に紙の繊維が残ったり、木の表面を傷つけたりすることがあります。

無理に剥がさず、水分をなじませながら丁寧に作業してください。



障子紙を剥がした後は、桟や組子に残っている古い紙やのりを取り除きます。

このときに便利なのが、ダイソーなどで販売されているハイカーボン入りのヘラです。




65mm前後の幅があるものは、障子の桟を掃除するときにも比較的使いやすいと思います。


ただし、ヘラを強く押し当てると、木を削ったり傷を付けたりする可能性があります。


桟に対してヘラを寝かせるように当て、木を傷めないように少しずつ古い紙やのりを取り除いてください。


表面に残った繊維やのりの塊は、両面テープの接着を妨げます。


手で触ったときに大きな凹凸がない状態になるまで、できるだけきれいにしておきましょう。


掃除が終わった後は、障子を十分に乾燥させます。

木に水分が残った状態で両面テープを貼ると、粘着剤が木に密着せず、すぐに浮いたり剥がれたりする原因になります。


水分を含ませて障子紙を剥がした場合は、見た目が乾いているように感じても、木の内部に水分が残っていることがあります。

できれば天気の良い日に作業し、風通しの良い場所で時間をかけて乾燥させてください。



・サンドペーパーで桟の表面を平らに整える

障子が完全に乾いたら、サンドペーパーを使って桟の表面を整えます。

この作業は、両面テープを剥がれにくくするための非常に重要な工程です。

古い障子の桟には、目で見ただけでは分からない細かな凹凸や紙の繊維、木のささくれなどが残っています。


そのまま両面テープを貼ると、テープが面ではなく点で接着する状態になり、本来の接着力を発揮できません。


より丁寧に仕上げたい場合は、粗さの異なるサンドペーパーを段階的に使用します。


最初は、80番から100番程度の粗めのサンドペーパーを使用します。


頑固に残っている古い紙の繊維やのり、木のバリ、大きな凹凸などを落とすための工程です。

ただし、強く削りすぎると桟が細くなったり、表面に深い傷が付いたりします。力を入れすぎず、表面の状態を確認しながら作業してください。



次に、240番程度のサンドペーパーを使って表面を平らにならします。

240番は、粗すぎず細かすぎないため、古い障子の下地を整える際に使いやすい番手です。


サンドペーパーは桟に対してできるだけ平らに当て、桟の角を丸く削りすぎないように注意してください。


角が大きく丸くなると、両面テープが桟の端まで密着しにくくなり、障子紙の見た目にも影響することがあります。


「3段階で削るのは大変」という場合でも、240番のサンドペーパーによる下地処理だけは行うことをおすすめします。


古い紙やのりを取り除き、桟の表面を平らにするだけでも、両面テープの密着状態は大きく変わります。



最後に、400番程度の細かなサンドペーパーで表面を仕上げます。

400番まで使用すると、桟の表面がなめらかになり、両面テープを均一に貼り付けやすくなります。

ただし、必要以上に磨きすぎる必要はありません。手で触ったときに大きなざらつきや凹凸がなく、平らに整っていれば十分です。


サンドペーパーをかけた後は、目に見えにくい細かな木の粉が表面に残っています。

この粉を残したまま両面テープを貼ると、粘着面が木ではなく粉に接着してしまいます。

掃除機や柔らかい刷毛などで大きな粉を取り除いた後、固く絞ったきれいな布で表面を拭いてください。



水分を多く含ませると、再び乾燥させる必要があるため、布は必ず固く絞って使用します。


拭いた後は、もう一度しっかり乾燥させてから次の作業に進みましょう。



・障子のりを下地として薄く塗る

桟の表面をきれいに整えた後は、接着力を高めるためのひと手間を加えます。

用意するのは、100円ショップやホームセンターなどで販売されている一般的な障子のりです。



「両面テープで貼るのに、なぜ障子のりを使うのか」と疑問に感じるかもしれません。

ここでは、障子紙を直接貼るためではなく、両面テープを貼る下地を整える目的で障子のりを使用します。


木の表面には、目に見えない細かな凹凸や、のりや粘着剤を吸い込みやすい部分があります。

障子のりを薄く塗って乾燥させることで、木の細かな凹凸や吸い込みを抑え、両面テープが密着しやすい表面を作ることができます。


塗る量は、ごく薄くて構いません。

大量に塗るのではなく、指や小さな刷毛などを使い、桟の表面に薄い膜を作るような感覚で均一に伸ばします。


のりが厚くなりすぎると、乾燥に時間がかかるだけでなく、表面に凹凸ができて両面テープが密着しにくくなる場合があります。


また、桟の横や組子の側面に大きくはみ出したのりは、乾く前にきれいに拭き取ってください。

のりを塗った後は、すぐに両面テープを貼ってはいけません。

表面が完全に乾き、指で触ってもベタつかない状態になってから両面テープを貼ります。


乾燥時間は気温や湿度、塗った量によって異なりますが、目安として2時間程度は乾燥させてください。

湿度の高い日や気温の低い日は、さらに時間がかかることがあります。


乾燥中に埃が付着すると接着力が落ちるため、できるだけ埃の立たない場所に置いておきましょう。

このひと手間を加えることで、木に直接両面テープを貼るよりも密着しやすくなり、浮きや剥がれを抑えやすくなります。


ここまでは私の動画で解説しています。よかったらどうぞ。



ここから先は有料パートです。

有料パートでは、単に「両面テープで貼る手順」を紹介するだけではありません。

実際に障子や襖の施工を続けてきた職人の立場から、次のような内容を詳しく解説しています。


  • ご自宅の障子が両面テープ施工に向いているかを判断する基準

  • 木製の障子枠とアルミ枠で異なる注意点

  • 古く黒くなった障子に両面テープが向いている理由

  • 障子紙の表裏と、両面テープに接着させる面

  • 薄手の障子紙、タフトップ、プラスチック障子紙の違い

  • 一般的なワーロンシートとPETホームワーロンの相性

  • 両面テープの幅、厚み、必要な長さの目安

  • 1人で貼る場合と2人で貼る場合の手順

  • しわやたるみを減らすための貼り方

  • 霧吹きを使う場合の注意点

  • 両面テープ施工に向いている天候と湿度

  • 南側や西側の窓で剥がれやすくなる理由

  • 障子紙が剥がれた場合に、全部を張り替えず部分的に補修する方法

  • 施工後に確認しておきたい場所

  • 作業前から仕上げまでの最終確認手順



「両面テープで貼ってみたものの、数日後に剥がれてしまった」

「障子紙を買ったが、この商品を両面テープで貼ってよいのか分からない」

「自分の家の障子には、のりと両面テープのどちらが向いているのか知りたい」


このような方が、実際に作業するときに見返せる内容をまとめています。

この記事は、単品で1,980円です。

また、マガジンの読み放題プランでは、この記事だけでなく、これまでに公開した有料記事もすべてお読みいただけます。

今後も、障子、襖、畳、壁紙などに関する、一般の方が自分で作業するときに役立つ実践的な記事を、月に2回から3回程度のペースで追加していく予定です。

単品で必要な記事だけ読みたい方は、この記事を単品でご購入ください。

過去の記事も含めて読みたい方や、今後追加される記事も継続して読みたい方には、マガジンの読み放題プランがおすすめです。


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それではここから、両面テープ施工で失敗を減らすために、私が現場で実際に確認しているポイントを詳しく解説します。



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