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子供の落書き、諦めないで!「公団用襖紙」と「普通の襖紙」の決定的な違いと職人が教える魔法の消し方【検証動画あり】

※この記事には広告が含まれます。

「あっ!やられた!」 ふと目を離した隙に、真っ白な襖に子供の落書きが…。 焦ってすぐに雑巾で水拭きしようとしていませんか?

ちょっと待ってください。その行動、取り返しがつかなくなるかもしれません。

実は、襖紙には「ある道具で劇的に落ちる紙」と「拭いたら逆に汚れが広がって終わる紙」の2種類が存在します。

この違いを知らずに擦ってしまうと、汚れは広がり、紙はボロボロになり、最終的には張り替えるしかなくなってしまいます。

この記事では、プロの職人が教える**「ご自宅の襖がどちらのタイプか一瞬で見抜く方法」と、諦めかけていた汚れを消す「魔法の落書き消し術」**を、実際の検証動画を交えて解説します。

高額な張り替え費用を払う前に、まずはこの方法を試してみてください。




■襖紙についた子供の落書きの消し方を知る前に、まずは自宅の襖の種類を見極める


目を離した隙に、真っ白な襖に子供が描いた芸術作品。可愛いけれど、親としては頭を抱えてしまう瞬間です。

すぐに雑巾で拭き取ろうとしていませんか?

実は、その行動が一番危険です。

襖紙の種類を確認せずに水拭きや洗剤を使ってしまうと、汚れを広げるどころか、紙自体をボロボロにしてしまい、取り返しのつかない状態になることがあります。

職人として数多くの現場を見てきましたが、落書きを消そうとして逆に傷口を広げてしまったケースを何度も目にしました。しかし、ある特定の種類の襖紙であれば、驚くほど綺麗に汚れを落とすことができる可能性があります。

その鍵を握るのが、「公団用襖紙」と「普通の襖紙(新鳥の子など)」の違いです。


一見どちらも、普通の襖紙に見えるが・・


一見すると、どちらも同じような白い和紙に見えます。

最近の住宅やマンション、団地に使われている襖紙は、デザインも似通っており、目視だけで判別するのは私たち職人でも近づいて触れてみないと分からないことがあります。しかし、この二つには「機能」という面で決定的な違いが存在します。

この違いさえ理解していれば、落書きを消す際の勝率は格段に上がります。

まずは、ご自宅の襖が「消せる可能性がある紙」なのか、「触ってはいけない紙」なのかを見極める方法から解説します。


・見た目では分からない襖紙の違いとリスク

一般的に普及している襖紙には大きく分けて二つのタイプがあります。

一つは、昔ながらの風合いを大切にした「新鳥の子」と呼ばれるタイプ。これはパルプを主原料としており、紙の繊維が表面に出ています。柔らかく、温かみのある手触りが特徴ですが、その性質上、水分を非常に吸収しやすいという特徴があります。

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もう一つは、団地や公営住宅、賃貸物件などでよく採用されている「公団用」と呼ばれるタイプです。ビニールとして販売されている事もあります。

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こちらは耐久性を高めるために、表面にビニール樹脂などのコーティング加工が施されていることが多くあります。見た目は和紙風ですが、機能としてはビニールクロスに近い性質を持っています。

落書きの消し方を検索すると「除光液を使う」「メラミンスポンジでこする」といった情報が出てきますが、これらはすべて「表面が強い紙」であることが前提です。


消そうとして液体が染み込んでしまった例

水すら吸い込んでしまう普通の襖紙にこれらの方法を試すと、紙が溶けたり、毛羽立ったりして、落書き以上のシミを作ることになります。


・誰でもできる「霧吹き」を使った判別テスト

では、どうやって見分けるのか。

最も確実で、かつ安全な方法が「霧吹き」を使ったテストです。

もし手元に霧吹きがなければ、指先に少し水をつけて弾くだけでも構いません。

襖の隅の方、目立たない場所で試してみてください。


【公団用(ビニール系)の反応】

水を吹きかけると、水滴が玉のようになってコロコロと弾きます。


誰が見ても、わかるくらいの撥水仕様

タオルでサッと拭き取れば、跡形もなく水分がなくなります。あるいは、少し濡れたとしても紙がふやける感覚がなく、表面にとどまっているように見えます。

この反応が出れば、今回の記事で紹介する「魔法の消し方」が通用する可能性が高い「勝ち組」の襖紙です。



【普通(新鳥の子系)の反応】


吸いながら水が少しづつ垂れていく。紙が古くなると必至。

水を吹きかけた瞬間、あるいは数秒後に、水が紙にスーッと染み込んでいきます。

水滴にはならず、濡れた部分の色が変わり(濡れ色になり)、指で触ると少しふかふかと柔らかくなっているのが分かります。

この場合、残念ながら今回の消し方は推奨できません。水分や溶剤を含ませた瞬間に汚れごと紙の奥底へ吸い込んでしまい、汚れが広がるだけでなく、紙が破れる原因になります。

この「吸水するか、撥水するか」が、運命の分かれ道です。

もしご自宅の襖が「水を弾く公団用」であったなら、諦めるのはまだ早いです。



■普通の襖紙と公団用の違いがわかれば、落書きの消し方の正解が見えてくる

なぜ公団用の襖紙は水を弾くのでしょうか。

それは、退去時の原状回復や、入居中のメンテナンスを容易にするために開発された経緯があるからです。もちろん防炎の意味もあります。

多くの人が入れ替わり住む環境では、少しの汚れで張り替えていてはコストがかかります。そのため、多少の汚れなら拭き掃除ができるように、表面強度と防汚性が強化されています。

一方、普通の新鳥の子などの和紙は、「呼吸する素材」としての良さを持っています。湿気を吸ったり吐いたりする調湿効果が期待できる反面、それはつまり「汚れも吸い込む」ということを意味します。

落書きのインク、特に水性ペンや油性ペンのインクは、紙の繊維の隙間に入り込んで定着します。

普通の襖紙の場合、インクは繊維の奥深くまで浸透し、一体化してしまいます。これを消すということは、紙の繊維そのものを削り取ることに等しく、現実的ではありません。

しかし、公団用の場合は違います。

インクは紙の繊維の奥までは浸透せず、表面のコーティング層の上に乗っている、あるいはコーティングの極めて浅い層に留まっている状態であることが多いのです。

つまり、適切な溶剤を使ってインクを浮かせることができれば、下地の紙を傷めずに汚れだけを拭き取ることが理論上可能です。



・家庭にあるものでは落とせない理由

ここで多くの人が失敗するのが、家庭用の中性洗剤やアルコールスプレーを使ってしまうことです。

もちろん、軽い汚れなら落ちることもあります。しかし、ペンのインク、特に油性ボールペンやマジックの成分は非常に強力です。

中途半端な洗浄力のもので擦ると、インクが溶け出したものの拭き取りきれず、逆に薄く広がって「大きな汚れたシミ」になってしまうことがよくあります。

また、強く擦ることでコーティングが剥がれ、そこから水分が侵入して紙がふやけてしまうリスクもあります。

必要なのは、「インクの成分を強力に分解・乳化させ」かつ「速乾性があり、紙へのダメージを最小限に抑える」ことができる道具です。

ここから先は、有料エリアとなります。

紹介するのは、本来は襖の掃除用ではありません。実験を重ねてたどり着いた意外なアイテムです。

実際に、インクで真っ黒に書かれた落書きを消していく様子を動画で撮影しました。

「普通の襖紙だとどうなってしまうのか(失敗例)」と「公団用ならどこまで綺麗になるのか(成功例)」、そして「油性ペンと水性ペンの決定的な違い」について、ノーカットで検証しています。

業者に張り替えを依頼すれば、1枚あたり数千円から一万円近くかかります。

その前に、数百円〜千円程度の出費でリカバリーできる可能性があるなら、試してみる価値は十分にあるはずです。

それでは、職人が教える「魔法の消し方」の全貌を公開します。


【執筆者】前田畳店 代表 前田昌俊 ・岩手県盛岡市で60年以上続き地元の皆様に愛され続けている 前田畳店の二代目店主 ・畳、襖、障子、壁紙、網戸の張り替えと襖紙販売店『和紙屋』代表 ・現在登録者10000人の襖系Youtuber ・畳技能士資格、畳職人指導員資格と壁装技能資格を保有 ・『お客様への真心』が仕事の原点。これからもその信念を大切に貫く52歳



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