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本屋を始めたい夫婦。はじまりの日

「本屋をやりたい」
そう思ったのはいつ頃からだろう。
昔から本は好きだった。小学生の頃には「ダレン・シャン」にハマり、中学・高校ではラノベを読み漁り、大学に入ってからはバイト先の先輩の勧めでビジネス書や実用書を読むようになった。
でも「本屋をやりたい」と思ったことはほとんどなかった(学生時代はAmazonの1円本とブックオフにバイト代を注ぎ込んでいた)。

ということで、はじめまして

この度、「本屋を始めたい夫婦」としてnoteで発信をスタートしました。この記事は「夫」が書いていますが、時々「妻」も出てくると思います。

タイトル通り、我々は「本屋を始めたい夫婦」
「始めたい」と書いているように、まだぼんやり「やってみたいな」「やれたらいいな」と考えている段階です(タイトルが「本屋を始める夫婦」に変わったら心を決めたんだと察してください)。

初記事なので、ここでは僕の自己紹介と「本屋を始めたい」と思い始めた理由を簡単に残しておきたいと思います。

僕は1993年生まれ、現在32歳。大阪府大阪市に住む会社員。好きなものは本と音楽、お酒とコーヒー、それからアートです。

我が家の本棚。マルガリータでオーダー
我が家の自慢の本棚。マルゲリータでオーダーして壁に合わせてL字にしています。
趣味の音楽ゾーン。ギター、ピアノ、ベース
趣味の音楽ゾーン。歴はギターが長いですが最近はピアノばかり弾いてる。

アートは昔から美術館に行くのが好きだったのが高じて、アート・芸術史関連の本を読むようになり、社会人になってから通信制の芸術大学に入学。専門的にアートを学んでいる最中です。

ちなみに元々の大学は生物学専攻。スティーブジョブズは「文系と理系の交差点に立てる人にこそ大きな価値がある」と言ってたそうですが、生物学と芸術学を学んだ僕はそういう価値ある場所に立てるのかな、、と夢想してます。

夫婦の趣味も大体同じようなもので、週末出かけるのは美術館か本屋。僕は音楽をプレイするのが好きでギターやピアノを弾きますが、妻は聴くのが好きでよくライブに出かけてます。

コーヒーとお酒も好きで、自宅には多数のコーヒー機材(焙煎機もあるので生豆を買ったりもします)がありますし、ほぼほぼ毎晩お酒を飲んでます(自分でも飲み過ぎじゃねえか?と思う時がありますが、親父も毎晩焼酎飲んでたのでそういう家系なんだと思う)。

自己紹介はこれくらいにして(これから語る機会はいくらでもあるでしょうし)、

で、なんで本屋?

という部分。
上の画像にあるように1部屋読書スペースにするくらい本を買う、読むのが好きなのは間違いない。

ちなみに僕の個人的な蔵書のピークはたぶん大学卒業した10年ほど前。Amazonで1円出品が大量にあった頃で、しかもバイト代の大半は本に費やしていたので、ピーク時は3000冊くらいあったと思う。自宅の部屋の床が歪んでた。
大学卒業して、大阪で就職となり一人暮らし。当然そんな量の本を持っていけないので、かなり減らした(友達にあげたものもあれば、段ボールに入れて買取に出したものもある)。

一人暮らしを始めた時の本棚
大阪で一人暮らしを始めた時の部屋。ここも壁一面本棚

半分以下に減らして持ってきたものでこれだけあった。その後、妻と同棲(妻も結構な本を持っている)した時に大量に売り、その後は部屋のスペースに合わせて「一冊買ったら一冊取り除いて段ボールへ。段ボールがいっぱいになったら買取へ」というのを繰り返していたので、持ってる本の数はそこまで変化がなかった。

そして2025年、大阪市に一軒家を買った。

これが「本屋を始めたい」につながる大きな転機だと思う。
家を買った理由は仕事の都合(ありがたいことに出世した結果、家賃補助がなくなった)もあるが、「蔵書を増やしたい」というのも理由。マンションではなく一軒家を選んだのは、部屋一つ丸々読書スペースにするような贅沢はマンションだとなかなか難しいから。
アートが好きでアート作品も買っていたが、賃貸なので壁に穴を開けられず床に置いたり、賃貸で使える不安定な接着剤やピンで作品を飾っていたが、それもそろそろ限界になってきたことも理由。

あと、何度も引越しをしてきたが(大阪市内で4回引っ越した)、自分の感覚として「落ち着く場所」「自分のための場所」がものすごく大事なんだと気づいたことも一つ。
仕事柄、出張に行くこともあるが、ホテルはなんか居心地が悪い。自分のための場所じゃない感があって全然休めない。旅行も嫌いじゃないけど、楽しいより疲れるの方が大きい。年に1回くらいで十分。
自宅にいる時間が一番充実しているし、楽しい。

で、この感覚が「本屋を始めたい」にじわじわつながってきた。
この街には本屋がない。一駅行けばあるから不便はないし、梅田にも15分で行ける。梅田の蔦屋書店にはめちゃくちゃお世話になってるし、グラングリーンにできた有隣堂も最高。

でも、この街には本屋がない。

自宅は最高に「自分のための場所」だけど、そこに閉じこもっていたら人との出会いもないし、新しい発見もない。だから自宅の外に「自分のための場所」が欲しい。

家を買って割とすぐにそんなことを考え始めた。
趣味の合う友達と集まれる場所、新しい人と出会える場所、自分の好きなもので満たされた場所。
落ち着いて、ゆっくりできて、なのにただの余暇じゃない、成長やスキルアップができる場所…

それって「本屋」だなと。
それも大型書店じゃなくて、カフェが併設されたような、小さな「個人書店」だなと。

そこから興味を持って、本屋に関する本や動画をいろいろ見ているうちに、頭の中がどんどん「本屋を始めたい」に切り替わってきた。

まだ「本屋を始める」にはなっていない。
本屋はそんなに儲かる商売じゃないから、適当に始めたら今の生活が続けられないと思う。
大阪市内、趣味の音楽と本のための部屋を作れるくらい広さに余裕があって、駅徒歩5分の一軒家。この住宅ローンは結構でかい。「自分のための場所」が欲しい!と本屋を始めて、最大の「自分のための場所」である自宅を失ったら意味がない。

だからもっとちゃんと考えないといけない。勉強しないといけない。

  • この街で独立書店をやるのはどれくらい現実的なのか?人口も増えていて駅も賑わっている。うちの近所には1年で数件、でかいマンションが立つくらいには人の移動がある街。でも彼らは本屋に来る人なのか?いい不動産が近場で見つかるのか?

  • 僕らはいわゆるDINKs(子なし共働き)でそれなりにいい暮らしをしていると思う。そうした暮らしを制限してでもやりたいのか?それとも、今の暮らしを維持するくらい本屋で稼げるのか?

  • 本屋だけで稼ぐのは現実的ではないかもしれない。カフェやギャラリー、雑貨なんかもやった方がいいのは間違いない。僕たち夫婦にそうした場所を作ってまわしていく能力、適性があるのか?

このnoteではそんなことを考えながら、少しずつ前に進む様子を見せていきたいと思っています。

結果、本屋をやらないかもしれない。でも何かはやると思う。だってこの街に一軒家を買ったんだから、何年も住み続けるはず。この街に理想の場所がないのを見過ごして「週末いくところは梅田しかないな〜」みたいな状態で30年過ごすなら、自分たちで作った方が、きっと楽しい。

本屋を始めるイメージを固めるため、いろんな本を読んだり、独立系書店に足を運んでみたりしている。全然イメージできてない状態だけど、近くの不動産を見たり、地域の助成金を調べたりもしている。
そんな中で見つけたこと、思ったこと、残しておきたいことを、この場所に置いていきます。

同じようなことを考えている誰かのヒントになれば嬉しいし、経験者から具体的なアドバイスをもらえたり、協力者が得られたりすると一気に進むかもしれない。そんな期待を込めて、また次回。

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