【Audible】心温まるヒューマンドラマ小説おすすめ8選|疲れた心にじんわり響く名作
Audibleで小説を聴くようになって5年。
年間100冊以上の作品を聴いていますが、僕がよく選ぶのはミステリー小説です。
殺人事件が起きたり、犯人を推理したり、最後に「あっ!」と驚くようなどんでん返しが待っていたり。
通勤中に聴くなら、やっぱり続きが気になる小説がいいです。
でも、ときどき無性に「優しい物語」を聴きたくなる日があります。
悪い人の話でお腹一杯な日。
仕事で疲れた日。
人間関係でちょっとモヤモヤした日。
なんとなく気分が落ち込んでいる日。
そんなときは、大どんでん返しも殺人事件もいらない。
普通の人がいて、普通に暮らしていて、そこにちょっとした人の優しさがある。
そんな物語を聴きたくなります。
派手な展開ではない。
それなのに、気づけば登場人物を好きになっていて、聴き終わるころには少しだけ人に優しくなれる。
この記事では、Audible歴5年、通勤時間を中心に年間100冊以上聴いている僕が、Audibleで聴いてよかった「心温まるヒューマンドラマ小説」8作品を紹介します。
なお、ミステリーや話題作などジャンルを問わず面白い作品を探している方は、「Audibleで本当に面白かったおすすめ小説」も参考にしてください。
Audibleで聴ける心温まるヒューマンドラマ小説おすすめ8選
今回紹介するのはこちらの8作品です。

どの作品にも共通しているのは、人と人とのつながりです。
人生が劇的に変わるわけではない。
突然大金持ちになるわけでもない。
世界を救うわけでもない。
でも、誰かの何気ない一言や優しさによって、少しだけ人生が前に進んでいく。
そんな物語が好きな人には、きっと刺さる8作品だと思います。
迷ったら、まずは小野寺史宜さんの『ひと』を聴いてみてください。
僕が「心温まるヒューマンドラマ」と聞いて、真っ先に思い浮かべる作品のひとつです。
『ひと』小野寺史宜
人の優しさっていいなと思える物語
小野寺史宜さんの『ひと』。
なぜか続きが気になる話。
主人公は20歳の柏木聖輔。
大学生だった聖輔は、母親の急死をきっかけに大学を辞め、ひとりで生きていくことになる。そんな彼が街の惣菜屋で働き始め、さまざまな人と出会い、少しずつ前へ進んでいく物語です。
この作品の魅力は、何といっても「人」。
誰かが聖輔の人生を劇的に救ってくれるわけではありません。
でも、困っているときに手を差し伸べてくれる人がいる。
声をかけてくれる人がいる。
そっと見守ってくれる人がいる。
そういう何気ない人の優しさが、じんわり心に染みてきます。
僕は普段ミステリーをよく聴くので、どうしても「このあと何か起こるんじゃないか」と構えてしまいます。
でも『ひと』は違いました。
ただ聖輔の人生を見ていたい。
そんな気持ちで最後まで聴けました。
聴き終わったあと、ほんの少しだけ人に優しくなれる。
そんな小説です。
「最近ちょっと疲れてるな」
「優しい物語を聴きたいな」
そんな人には、まず『ひと』をおすすめします。
そして『ひと』が好きだった人には、次に紹介する『タクジョ!』もぜひ聴いてほしいです。
『タクジョ!』小野寺史宜
小野寺作品は決して裏切らない
『ひと』に続いて紹介したい小野寺史宜作品が『タクジョ!』です。
主人公は、新卒でタクシー会社に就職した女性。
いわゆる「女性タクシードライバー」です。
タクシーという仕事を通して、毎日さまざまな人と出会います。
当然、乗ってくるお客さんもいろいろ。
一度きりしか会わない人もいれば、その出会いが心に残ることもある。
でも、人と人とのちょっとしたやり取りが面白い。
タクシーという狭い空間だからこそ生まれる会話や人間関係が、とても丁寧に描かれています。
そして、主人公が仕事を通して少しずつ成長していく姿もいい。
僕は小野寺史宜さんの作品を聴くと、
「小野寺作品は決して裏切らない」
という言葉がしっくりきます。
派手ではない。
でも面白い。
そして最後には、ちゃんと温かい気持ちにさせてくれる。
『ひと』が好きだった人なら、『タクジョ!』も相性がいいと思います。
『エミリの小さな包丁』森沢明夫
疲れたときに帰りたくなる場所がここにある
仕事に疲れた。
人間関係に疲れた。
もう何も考えずに、どこか静かな場所でゆっくりしたい。
そんなときに聴いてほしいのが、森沢明夫さんの『エミリの小さな包丁』です。
主人公のエミリは、心に傷を抱え、都会を離れて海辺の町で暮らす祖父のもとを訪れます。
そこで待っているのは、派手な生活ではなくて。
海があって。
魚を釣って。
料理を作って。
ご飯を食べる。
そんな静かな毎日です。
でも、その何気ない暮らしの中で、エミリの傷ついた心が少しずつほぐれていきます。
この作品を聴いていると、不思議と海辺の風景が頭に浮かんできます。
そして、おじいちゃんが作る料理が本当においしそう。
「食べること」
「誰かと過ごすこと」
「ゆっくり生きること」
当たり前のことが、実はすごく大切なんだと気づかされます。
何かに追われている人。
毎日忙しくて疲れている人。
人間関係にちょっと疲れている人。
そんな人にこそ聴いてほしい作品です。
僕自身、疲れているときに何度も聴きたくなる小説です。
『夜明けのすべて』瀬尾まいこ
不器用な2人が、ちょうどいい距離で支え合う物語
瀬尾まいこさんの『夜明けのすべて』。
この作品で描かれるのは、同じ職場で働く2人の男女です。
それぞれが自分ではどうすることもできない生きづらさを抱えながら、毎日を過ごしています。
そんな2人が、お互いのことを少しずつ知っていく。
何か特別なことをするわけではありません。
相手の悩みをすべて解決してあげるわけでもない。
でも、できることを少しだけやってあげる。
その距離感がすごくいいんです。
人は誰かの悩みを完全に理解することはできないかもしれない。
それでも、そばにいることはできる。
ちょっとだけ助けることもできる。
『夜明けのすべて』は、そんな人と人とのつながりを感じさせてくれる作品です。
派手な展開はありませんが、聴き終わったあとに優しい気持ちになれる。
『ひと』のような、普通の人たちの日常を描いた物語が好きな人におすすめです。
『本日は、お日柄もよく』原田マハ
言葉の力で人生が少しずつ変わっていくお仕事小説
原田マハさんの『本日は、お日柄もよく』。
主人公は、普通の会社員として働く二ノ宮こと葉。
ある結婚式で伝説のスピーチライターと出会ったことをきっかけに、彼女の人生が少しずつ動き始めます。
この作品の魅力は、なんといっても「言葉」です。
たった一言で人の心が動く。
誰かの言葉に勇気をもらう。
そして、自分の言葉が誰かの背中を押すこともある。
そんな言葉が持つ力を感じられる物語です。
お仕事小説としても面白く、主人公が新しい世界に飛び込み、悩みながら成長していく姿も魅力。
『タクジョ!』のような、仕事を通して主人公が成長していく物語が好きな人には特におすすめです。
仕事にちょっと疲れているときや、
「自分も何か新しいことを始めてみようかな」
と思っているときに聴くと、少しだけ前向きな気持ちになれる作品です。
『定食屋「雑」』原田ひ香
おいしいご飯と人の優しさが、疲れた心をほぐしてくれる
原田ひ香さんの『定食屋「雑」』。
物語の舞台は、その名の通り定食屋「雑」。
主人公は、夫から突然離婚を切り出された女性です。
人生が思い通りにいかなくなったとき、彼女が出会ったのがこの定食屋でした。
ここで描かれるのは、おいしい料理と、そこに集まる人たちとの何気ない日常です。
誰かと一緒にご飯を食べる。
温かい料理を食べる。
何気ない会話をする。
それだけのことなのに、傷ついた心が少しずつほぐれていく。
そんな人の温かさを感じられます。
『エミリの小さな包丁』が好きな人なら、きっとこの作品の雰囲気も好きだと思います。
人生に疲れたとき、無理に頑張るのではなく、まずは温かいご飯を食べる。
それだけでも、人は少し前を向けるのかもしれません。
食べることと人とのつながりを通して、疲れた心をじんわり温めてくれる作品です。
『店長がバカすぎて』早見和真
仕事に疲れている人ほど笑えて共感できる
タイトルからして強烈です。
『店長がバカすぎて』。
書店で働く主人公と、とにかくクセの強い店長を中心に描かれるお仕事小説です。
今回紹介する作品の中では、かなり笑えるタイプ。
でも、ただのコメディではありません。
仕事をしていると、
「なんでそうなるんだよ」
「この人とは分かり合えない」
「もう辞めたい」
と思うことがあります。
僕自身、会社員を長く続けているので、主人公の気持ちに共感するところがありました。
仕事って面倒くさい。
人間関係も面倒くさい。
それでも、なぜか続けている。
そんな働く人たちのリアルが、笑いを交えながら描かれています。
仕事で嫌なことがあった帰り道に聴くのもおすすめ。
「まあ、いろいろあるよな」
と、少しだけ気持ちを軽くしてくれる作品です。
『神様のカルテ』夏川草介
命と向き合う医師と、それを支える人たちの物語
最後に紹介するのは、夏川草介さんの『神様のカルテ』です。
医療小説ですが、難しい医学の話が中心ではありません。
この作品で描かれるのは「人」です。
患者と医師。
家族。
友人。
そして主人公を支える人たち。
医療現場を舞台にしながら、人と人とのつながりや、命と向き合う姿が丁寧に描かれています。
当然、命を扱う物語なので、楽しいことばかりではありません。
それでも、作品全体を包んでいる空気はどこか温かい。
登場人物たちの関係性も魅力的で、シリーズを通して長く楽しめるのも『神様のカルテ』のいいところです。
1冊聴いて気に入ったら、そのままシリーズを追いかけてみるのもおすすめです。
迷ったらどれ?タイプ別に選ぶならこの3作品
ここまで8作品紹介しましたが、
「結局どれから聴けばいいの?」
と迷ったら、僕はこの3作品をおすすめします。
とにかく人の優しさに触れたいなら
『ひと』
仕事や人間関係に疲れているなら
『エミリの小さな包丁』
泣いて心をリセットしたいなら
『夜明けのすべて』
個人的に、最初の1冊を選ぶなら『ひと』です。
派手な展開はありません。
でも、人の何気ない優しさがじんわり心に残ります。
ミステリーやサスペンスのような刺激はいらない。
今日は静かに物語を楽しみたい。
そんな日にぴったりです。
心温まるヒューマンドラマ小説はAudibleと相性がいい
心温まるヒューマンドラマは、Audibleで聴くとまた違った良さがありまして。
登場人物の何気ない会話や優しい言葉も、ナレーターの声を通して聴くことで、すぐそばで話しているように感じたりします。
そして何より、疲れているときでも楽しめる。
「今日はもう本を読む気力がないな」
そんな日でも、イヤホンをつければ勝手に物語の世界に入れます。
僕は通勤中に聴くことが多いですが、ウォーキングしながら聴くこともあって、歩く距離も伸びてお供にも最高です。
Audibleをまだ使ったことがない方は、「Audibleとは?料金・使い方を徹底解説」で詳しく紹介しています。
Audibleで小説が頭に入らないときはどうする?
Audibleを初めて使うと、
「聴いているはずなのに内容が頭に入ってこない」
ということがあります。
僕も最初からすべての作品に集中できたわけではありません。
そんなときは、再生速度を調整したり、短い時間から聴いたり、自分が集中しやすい環境を見つけるのがおすすめです。
また、最初から難しい作品を選ぶより、今回紹介したようなストーリーを追いやすい小説から始めるのもひとつの方法です。
Audibleを聴き始めたばかりで「内容が頭に入らない」と感じる方は、「Audibleが頭に入らないのはなぜ?」も参考にしてください。
心温まる作品以外にもAudibleには面白い小説がたくさんある
今回は「心温まるヒューマンドラマ」に絞って8作品を紹介しました。
Audibleにはほかにも面白い小説がたくさんあります。
個人的には9割くらいがミステリー小説です。
犯人を推理する作品も好きですし、最後にすべてがひっくり返るようなどんでん返し作品も大好きです。
その日の気分によって聴くジャンルを変えられるのも、Audibleの面白いところだと思っています。
「とにかく面白い作品を探したい」という方は「Audibleおすすめ小説」。
ハラハラする作品が好きなら「Audibleで聴けるおすすめミステリー小説」。
最後に驚きたいなら「読み始めたら止まらない小説」。
声や朗読を重視する方は「Audibleおすすめナレーター」。
気になるジャンルから探してみてください。
まとめ|疲れた日こそAudibleで心温まる物語を聴いてほしい
今回紹介したのは、こちらの8作品です。
『ひと』小野寺史宜
『タクジョ!』小野寺史宜
『エミリの小さな包丁』森沢明夫
『夜明けのすべて』瀬尾まいこ
『本日は、お日柄もよく』原田マハ
『定食屋「雑」』原田ひ香
『店長がバカすぎて』早見和真
『神様のカルテ』夏川草介
「人生って悪くないな」
そう思わせてくれる小説ばかりです。
疲れているとき。
少し立ち止まりたいとき。
優しい気持ちになりたいとき。
Audibleで心温まるヒューマンドラマを聴いてみてください。
Audibleをこれから始める方や、お得に利用したい方は「Audibleの最新キャンペーン情報」もチェックしてみてください。
