映画『国宝』原作の読書感想文:日本芸能の闇と、ドヤ街での死に様と、二郎の行列。
びっくりするレベルで歌舞伎に興味がなかった私ですが、今すぐ東京に帰ってまずは演目は何でもいいので歌舞伎を観たいです。
観たいです。
全力で観たい。
ラーメン二郎亀戸店か歌舞伎のどちらかだけ、と言われたら亀戸店です。

でも、ホルモン青木か歌舞伎のどちらかだけと言われれたら、ぎりぎり歌舞伎を観たい、そのくらい歌舞伎を全力で観たいです。

映画『国宝』、ヒットしてるみたいですね。
「なんか、キングダムの王様が歌舞伎役者やってんだー。
ホジホジ( ̄σ・ ̄*)フーン。
ツンガポールで上映されるんなら、観とこうかなー。
ほんと行くかしらんけど。
(゚σ_゚) ホジホジ
あー、原作はKindleで読めるな。。。
50歳にもなるし、そろそろ日本の伝統芸能ってのもお勉強しとかないとなあ。。。
さて、ぽちっとな。」
もう、怒涛の読書体験でした。
まあ、歩きながらの読み上げ機能で2倍速の、耳読書体験ですが。
時には吹き出し、鼻をすすり、目が潤み、
「あれ?こんなに感情が揺れるのは、歳を取ったからか?
歳を取ると感受性が下がるっていうから、歳は関係ないか?」
とかどーでもいいことを自問自答しながらの、なかなか稀有な読書体験でした。
何より歌舞伎の演目シーンでの、鳥肌のたちっぷりたるや。
吉田修一自身が3年間歌舞伎の黒衣を纏い、楽屋に入った経験を血肉にし、書き上げた渾身作「国宝」。
映画「悪人」「怒り」、いずれも名作らしいということは見聞きしていましたが、観るのも読むのも億劫で避けてました。
人の強い感情の作品を観るのが疲れがち。
これが歳を取ることかーと、若干諦め気味だったんす。。。
「50歳になるし、そろそろ日本の伝統芸能ってのもお勉強しとかないとあ。。。」
ってな具合の軽いノリだったから、Kindleでその厚さを認識することがなかったから、
ポチることが出来ました。
いやー、読んで良かった吉田修一「国宝」
映画『国宝』、はやくシンガポールに来ないかなあ。。。
誰が演じるのだろうわくわくポイント
No1は、徳次
No2は、弁天
No3は、荒風
公式サイトにはいないですねえ。。。
残念!!
まあ、尺の制限が厳しい映画、さすがに徳次と弁天は削らざるを得ないですよねぇ。。。
徳次と弁天も表現するために、是非とも連続ドラマ化を!!
NHK朝ドラもしくは大河枠!!!!
いやー、無理か。。。
ここは世間に忖度する必要がないNetflixじゃなきゃ無理だわ。。。
日本の芸能をはじめとした闇に手を突っ込みまくる、Netflixドラマ『国宝』が観たい!!!!!!!!!!!!
ってのは前置きで、以下本題
映画じゃどう描かれるのか知らないですけど、93歳の万菊さん、失踪してドヤ街の安宿で一人で死にます。
「あれいつごろだっけなあ。
あの菊さんが寝込んじまったってんで、近所の酒屋で玉子酒作ってもらって持ってったことあんだよ。
そしたら、菊さん喜んでなあ。
しばらく枕元で世間話したんだけど、そんとき、なんの話からだったか、『ここは、いいねえ』って言うからさ、『こんな小汚ねえ宿のどこがいいんだよ』って笑ったら、『それがいいんじゃないか』って。
『……ここにゃ美しいもんが一つもないだろ。妙に落ち着くんだよ。なんだか、ほっとすんのよ。もういいんだよって、誰かに、やっと言ってもらえたみたいでさ』って」
かっこいい。
祭壇には卒寿を超えても尚、その肌の色艶の良い遺影が、万の白菊を模した祭壇に飾られておりますが、歌舞伎界の重鎮の葬儀としては甚だ簡素でありますのは、生前、万菊自身が密葬を希望していたからでございます。
わたしはラーメン二郎の行列でぽっくり逝く百寿を目指そう、そんな決意を新たにしました。
万菊さんの最後の何が私に響いたのか、言語化↓出来ました。
