見出し画像

近郊カタログロテスク

彼女たち
うぬぼれたと思われて秋に破門される
チョウたちの葬儀に寄りそうくらい
ぬられた蜜をなめるくらいお人好しだったのに
風がざくろやざやくざの割れ目をつくっていく

出入り自由な場所が街道にあるのはいいことだ
器用に飲むサイダーは火星印で国産だ
火は液体なの気体なの
野原に火を放ってから
少女たちを走り回らせたい
なんていうはきちがいがいるから
世界はとんちのようにくだらない

その里は忍者が多く
陶磁器械体操のひがみ地でもあった
歴史音楽家は塩湖から上がった
古い焼き物を声をあげては水をささげ
色の変化を楽しんだ
(これはこれは…)

夏祭りで出目金をすくって火の輪くぐりした
若者が都を目指すと聞いてもう偶然を待つ
しかないようなくすぐっ体位の娘たち
――たまたまねたまたまよたまたまにそうたまたま兄がいないかしら、秋が恋しい兄貴たち
昔はいたけどね体温が上昇しちゃってさ
ひとりが義眼をコップに落とす
このときの泡をおまるの天使とよぶという
13年∫組では天使が飛ぶことがあるのだ
トックリイタチが襲いかかったときのような
大きな検眼表
上下右左峠
あいうえお
aiueo
プールでのエラ呼吸
頭痛腹式出血への対処法
ドはドーナツのド
パパからもらったクラリネット
校庭に皇帝な黄帝を
だれだ、せき払いなんて
偉そうだぞ

いいなと思ったら応援しよう!