今年に、置いていってもいいものと、まだ抱えていたいもの
気持ちって大掃除みたいにすっきりとはいかない。
でも、もう年末だということだけは、ちゃんと身体が知っている。
置いていってもいいものが、きっとある。
自分を責める癖とか、
「どうしてあのとき」って何度も繰り返した後悔とか。
あの人にちゃんと伝えられなかった言葉も、
無理に忘れなくていいけど、今日はそっと下ろしていい。
全部を持ったまま、次の年に行かなくてもいいんだと思う。
心はスーツケースみたいに、容量が決まっているから。
でもね、
まだ抱えていたいものも、きっとある。
楽しかった瞬間の記憶とか、
一度は本気で好きだった気持ちとか。
うまくいかなかったけど、
「本気だった自分」がそこにいたという事実。
心理学では、
人は“意味があったと思える経験”を手放しにくいって言われるけど、
それって、ちゃんと生きた証なんだと思う。
傷ついたことよりも、
大切にしようとした心のほうを、覚えていたい。
今年は、
ちゃんと終わらなかったことが多かったかもしれない。
答えが出なかった恋も、
途中で止まった気持ちもある。
でも、途中だったということは、
向き合っていた時間があったということでもある。
今日は、
「整理」じゃなくて「仕分け」の日にしてみよう。
今の自分にとって重すぎるものは、ここに置いて。
まだ温度の残っているものは、
そのまま抱えたままでいい。
無理に軽くならなくていいし、
無理に強くもならなくていい。
この一年を生きたあなたは、
もう十分、よくやってきた。
今夜は、
少しだけ深呼吸して、
「ここまで来たね」って、自分に言ってあげよう。
置いていってもいいものと、
まだ抱えていたいもの。
それを選ぼうとした時間そのものが、
ちゃんと、あなたの一年だから。
▼もし少しでも心が楽になったら
スキやフォローがほんの少しの支えになります。
しんどい恋を抱えた人が「少し休める場所」になるような文章を、これからも書いていきます。
今夜は、ここまでで大丈夫。
また、静かな夜に会いましょう。
