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区切れない気持ちと、そっと並んで歩く夜

別れたはずなのに、
ちゃんと終わったはずなのに、
心のどこかで、まだ続きを探してしまう。

「もう区切りをつけなきゃ」
そう思えば思うほど、
気持ちは言うことを聞かなくなることがあります。

区切れない気持ちって、
だらしなさでも、弱さでもなくて、
それだけ大切にしてきた時間が、
ちゃんと心に残っている証なんだと思うんです。

人の心は、
出来事よりも少し遅れて動きます。

頭では理解しているのに、
感情だけが置いていかれる夜がある。
それは、心が自分を守るために、
ゆっくりしか進めないだけ。

無理に線を引こうとすると、
かえって痛みが広がることもあります。

だから、
「まだ終われない自分」を
否定しなくていい。

区切れない気持ちと付き合う、
ひとつの方法は、
終わらせようとしないこと

手放さなくていい。
忘れなくていい。
ただ、
「今もここにあるね」って
静かに認めてあげる。

感情は、
押し出されると暴れるけれど、
そばに座ってもらえると、
少しずつ落ち着いていきます。

そして、
区切れないままでも、
日常は進んでいい。

笑ってもいいし、
新しいものを好きになってもいい。
気持ちに“完全”を求めなくていい。

心の中に未完の箱があっても、
それを抱えたまま
生きていける人は、ちゃんといる。

あなたも、きっと。

今夜は、
区切れない気持ちに
無理な答えを出さなくて大丈夫。

そっと毛布をかけるみたいに、
「ここにいていいよ」と
自分に言ってあげてください。

それだけで、
呼吸は少し深くなります。

今日はやさしい眠りの中に。


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