人の前では笑えてるけど、静かに痛い人へ
誰かと話しているとき、
ちゃんと笑えている。
相槌も打てるし、「大丈夫?」と聞かれたら
反射みたいに「うん、大丈夫」と返せる。
でも、ひとりになった瞬間、
胸の奥に小さな鈍い痛みが残る。
声に出すほどじゃない。
泣くほど派手でもない。
ただ、静かに、ずっと。
それはきっと、
「傷ついてることを隠すのが上手になった」だけなんだと思う。
強くなったわけでも、平気になったわけでもなくて。
人に気を遣うやさしさが、
自分の痛みを後回しにさせているだけ。
心理学では、
人は安心できる場所じゃないと
本当の感情を感じきれない、と言われることがある。
だから、笑えているあなたは、
まだちゃんと緊張の中にいる。
無意識に、踏ん張っている。
それって、すごく疲れることだよね。
静かな痛みは、
周りに気づかれにくいぶん、
自分でも「これくらいで弱音吐いちゃだめだよね」って
小さくしてしまいがち。
でもね。
声を上げない痛みほど、
ちゃんと抱きしめてあげないと、
行き場をなくしてしまう。
今この文章を読んでいる時間だけは、
笑わなくていい。
前向きにならなくていい。
「まだ痛いな」って、
心の中で認めるだけでいい。
それだけで、
少しだけ呼吸が深くなる。
大丈夫。
あなたの痛みは、ちゃんと理由があって、
ちゃんと意味がある。
無理に消さなくていいし、
急いで癒さなくていい。
静かに痛い人は、
静かに回復していく。
そのペースでいい。
今夜は、
少し肩の力を抜いて、
そのままのあなたで、休んでほしい。
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しんどい恋を抱えた人が「少し休める場所」になるような文章を、これからも書いていきます。
