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2025年を、ちゃんと好きだったまま終える

気づいたら、今年も最後の夜。
カレンダーの数字だけが、先に終わりを告げている。

「この一年、どうだった?」
そんな問いを向けられると、
胸の奥で、ひとつだけ答えが詰まる。

ちゃんと、好きだった。
それだけは、消えなかった。

うまくいかなかったところも、
傷ついた夜も、
自分ばかり取り残されたように感じた瞬間もあったけれど。
それでも、誰かを大切に思った時間が、確かにあった。

年末になると、
「区切りをつけなきゃ」
「忘れなきゃ」
そんな声が、どこからか聞こえてくる。

でもね、
気持ちは予定通りには動かない。
心は、カレンダーを見ていない。

心理学では、
人は“意味のあった感情”ほど、すぐには手放せないと言われている。
それは執着じゃなくて、
その出来事が、ちゃんとあなたの人生に触れた証拠。

だから、まだ好きだったまま年を越してしまってもいい。
終われなかった自分を、
今夜くらいは責めなくていい。

テレビの音が遠くで流れて、
湯気の立つカップを両手で包みながら、
ふと、思い出してしまう名前。

それでもいい。
思い出すたびに、胸が痛むなら、
それだけ真剣だったということだから。

前向きにならなくてもいい。
来年の話をしなくてもいい。
ただ、
「私は、ちゃんと好きだった」
その事実を、静かに抱えたまま。

2025年は、
あなたが誰かを大切に思えた年だった。
それだけで、この一年は、十分だったと思う。

年が変わるその瞬間まで、
無理に何も手放さなくていい。
この気持ちのまま、
そっと、次のページに進めばいい。

今日も、優しい時間をあなたへ

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