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ドラマ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』最終回|それでも私は勝男と鮎美のハッピーエンドが見たかった


ついに終わってしまいました。
竹内涼真の勝男が愛おしすぎたドラマ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』。


1話の冒頭、彼女が作った夕食(しかもこっちら見たら完璧な夕食)に「ちょっと茶色が多いかな」と料理にケチつけている勝男を見て、

じゃあお前が作れ!
作ってもらってる分際で文句つけんな!
「ありがとう」と「美味しいよ」以外の発言すんな!

と張り倒してやろうと思ったんですけど、彼女を理解しようと1話にしてちゃんと料理を始めたその姿勢にすっかりほだされました。


人間、自分の考え方を180度変えることは難しいし、たとえ考え方を改めたとして、行動に移すことはもっと難しい。それでも勝男は、鮎美を理解したくて、毎日筑前煮を作る。仕事が終わった後、スーパーに行き、材料を買い、作り方を見ながら、慣れない料理をする。
それがどんなに大変なことかわかるから、私たちは心打たれる。これまで何もできなかった人が、彼女を理解したいという気持ちだけでここまでやるのかと思うと、どうにか勝男を応援したい気持ちになる。


そして、最初はただの「昭和の概念ゴリゴリ男」だった勝男が、気がつくともうそんじょそこらの男じゃ太刀打ちできないほど最強の男になっていることに気づいてめちゃくちゃビビります。


ただでさえ、顔よし、スタイルよし、勤め先よしのスペックは持っていたわけですよ。
凝り固まった「女性とはこういうもの」という概念がやばかっただけで(当初はそれが致命的だったんですけど)、いわゆる条件的なものはもともとよかった勝男です。
それが今や、料理はできる、人の気持ちを優先して考えられる、尊重できる、親兄弟へも優しい、気遣える……
もはや「あれ?勝男に欠点ってあるんだっけ?」と混乱するほどの男に成長してます。
しかも一途!逆に、鮎美って勝男ほどの男にここまで思ってもらえるほどの子だった?モテに全ベットしてきたんだよね?と考え込んでしまいそうになります。


鮎美を追いかけて、
追いかけて、
追いかけて、
追いかけ続けてるんですけど、
外野から見たら、
お前とっくに追いついてるぞ!
なんなら抜かしてるぞ!
っていう。


で、もう我々は完全に勝男を応援してたじゃないですか。
一皮も二皮も剥けてスーパーいい男になった勝男がまた鮎美と付き合えることを信じてたわけですよ。


その雲行きが突如怪しくなってきたのは9話です。
これまで順調だった勝男にパワハラ疑惑がかかり、まさかの休職。そして鮎美も詐欺にあい、無職な上にお金もなくなる悲劇。
っていうかさ、鮎美はまさかあの名刺だけで全部信じちゃったわけじゃないよね?会社とか事務所とか行った?仮にフリーで事務所はないって言われたとしても、あんなに有名な店をプロデュースしまくってたら、絶対取材いっぱいされてるよ。ネット記事とかちゃんと漁ったの?彼女にプロデュースされて店出した人に話聞いた?あらゆることやらなきゃダメよ。


いや、鮎美が詐欺にあったことはまぁ置いておいて、別れた2人がまた付き合うとしたら、2人がボロボロの時じゃない。2人とも順調な時ですよ。
それぞれが自分の足でちゃんと立って、相手がいなくてもちゃんと幸せで、それでもやっぱりこの人といたいって時なのよ。


ということで、9話から嫌な予感がじわじわし始めて、10話冒頭で再び付き合うことになって私の嫌な予感は最高潮。


私「……10話冒頭でやり直すの早くない?うまくいなかなそうじゃない?」
夫「これ『逃げ恥』枠でしょ?こっからラブラブな2人をたっぷり見せてくれるんじゃない?」


完全に2人がくっつくと信じて疑わない夫。
普段料理を全くしない昭和の夫がポジティブ。


そして2人は見ているこちらの胃が痛くなるほど噛み合わず、こんなにいい男になった勝男に鮎美が全くハマってない感じで泣きたい。


そしてお別れ。


2人はそれぞれで、自分の足で幸せになることを決めて、前を向いて歩き出しました。






いやー、オシャレです。

これが令和です。
もう、恋とか愛が1番じゃないんですよ。
どんなに彼女に一途でも、
どんなにいい男になっても、
2人が噛み合わないことはあるし、
別れてしまうこともある。
別れは悲しいけれど、それだけで不幸なわけじゃない。
勝男にはいい友達もいて、いい後輩もいて、誇れる仕事もあって、これからいくらでも出会いはある。
2人が出会って2人が別れたからこそ、生まれた夢や、考えた方。2人が出会って別れたからこそ、今の2人がいる。
勝男と鮎美は別れを選びましたが、確かに「運命の相手」「大切な相手」だと思える令和らしいオシャレなラストでした。


オシャレなラストだったんですけど……




やっぱり主人公の2人にはくっついて欲しかった!!!!!!!!!!




勝男、あんなに頑張ったじゃん!今まで料理したことない男が筑前煮作ったんだよ?こんなにいい男になったんだよ?それでもダメなの?


こっちは平成のドラマ見て育ってきてるんですよ!キムタクのキスシーン死ぬほど見て生きてきたんです!『ロングバケーション』のラストは無駄にロンドンから生中継だったんです!『アルマゲドン』のラストはあんなに悲しいことがあっても2人のキスシーンです!
アラフォーの我々はそういうものを見て育ってきたわけです。


ラストはキスだろ!!!
ハッピーエンドだろ!!!


3ヶ月も勝男の成長を見守ってきたんだよ。
勝男を幸せにしてやりたいんだよ。


鮎美、勝男じゃなくていいのか?
お前をここまで一途に、真っ直ぐに思ってくれるのは勝男以外にいないかもしれないよ?
今は新しい夢ができて、その夢に向かって1人で努力したいのかもしれない。これまでモテに全ベットしてたお前が、初めて持った夢に全力投球したい気持ちもわかる。
でもその夢を応援したい、少しでも支えたいって言う奴がいるのは、そんなにマイナスなことなのか?
まぁ、確かにあの時の勝男はよくなかった。また鮎美と付き合えていることが嬉しくて、鮎美をどうにか支えたい気持ちがデカすぎて、ちょっとウザい感じもあったよ。私も鮎美の曇っていく顔を見て「勝男!お前ちょっと黙っとけ!!!」って大声出したよ。
でもさ、これから本気で辛い時、勝男みたいに100%肯定してくれるような人間がいるのは本当にお前の支えになるよ。
お前が挫けそうになった時、勝男はきっとどんなに仕事が忙しくてもお前に美味しいご飯を用意してくれるよ。ちょっとウザいくらいに、鮎美なら大丈夫だよって言ってくれるよ。
勝男といると、自分はダメになりそうだと思うかもしれない。でも、絶対的な味方がいることは、お前を弱くするんじゃない。お前を強くするんだよ。
モテでも条件でもなく、お前の夢とも切り離して、目の前にいる勝男を見てくれよ。今の勝男なら、お前が嫌だと言うことはしない。お前の話もちゃんと聞く。だから、何も言わないでわかってほしいなんて思わないで、ちゃんと勝男にお前が考えてることを伝えてやってくれよ。今のあいつはわかってくれる男だよ。

ラストはお前から勝男にキスしてやってほしかったよ!!!!


勝男がイケメンすぎて、
肌着でいることになかなか気づけませんでした。


料理だけじゃなく洗濯もしないアラフォー夫(洗濯機のゴミは掃除してくれます)も、「ハッピーエンドにしてくれよ〜!」と嘆いていました。


大丈夫、スペシャルドラマがあるはすだ。
そこで改めて勝男と鮎美はくっつくんだ。


そう自分に言い聞かせて、令和らしいオシャレなラストを受け入れました!
勝男、鮎美、早めに戻ってこい!!!!(スペシャルドラマやってね、の意味)


おしまい。

夫が唯一担当している家事が「お風呂掃除」なんですけど、それすら時々忘れてるんですよ。お風呂を沸かそうとして、風呂掃除が終わってないことに気づいた時の絶望感ったらないです。
藁人形を打つスタンプをいつも10回くらい連打で送り付けてます。

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