【労働に重く、資本に軽い】働くほど損だと感じる、本当の理由
働くほど、損をしている気がする。
その感覚は、気のせいではない。被害妄想でもない。ルールが、そう設計されているからだ。今日はその設計図を開く。
■ 同じ1万円でも、取られ方が違う
働いて稼いだ1万円には、所得税がかかり、住民税がかかる。稼ぎが増えるほど税率は階段のように上がっていき、税だけで最高およそ55%。そこに社会保険料が、別枠で重なっていく。稼ぎの半分以上が消える世界まで、用意されている。
一方で、資本が生んだ1万円。上場株式の配当や値上がり益にかかる税は、どれだけ大きくても、おおむね2割で頭打ちになる。会社員の給料のように、社会保険料が重なることもない。
同じ1万円だ。汗をかいた方が、多く取られる。
■ 1億円の壁という、答え合わせ
この非対称は、統計にはっきり表れている。所得が1億円を超えたあたりから、税負担率がむしろ下がっていく現象。1億円の壁と呼ばれ、国の税制調査会の資料にも載っている、有名な逆転だ。
理由は単純で、そのあたりを境に、収入の主役が労働から資本に替わるからだ。労働で稼ぐ人の税率は上がり続ける。資本で稼ぐ人の税率は、頭打ちになる。近ごろ超富裕層向けに手直しも始まったが、骨格は変わっていない。
これは日本だけの話でも、誰かの陰謀でもない。資本主義のルールは、労働に重く、資本に軽い。設計が、そうなっている。
■ 憤りで止まるな
不公平だと思うだろうか。私も思う。声を上げて、設計の変更を求めるのも一つの道だ。
ただ、ルールが書き換わるのを待つ間も、給料からは今月も取られていく。だから私が言いたいことは、突き詰めれば一つしかない。
取られる側に立ち尽くすな。取り分を受け取る側、つまり資本の側に、自分の足も置け。
■ 努力ではなく、設計に組み込め
勘違いしないでほしい。これは根性や才能の話ではない。労働で這い上がるには長い努力が要る。だが資本の側に立つのは、たった一度の設計でいい。
毎月、給料の一部が自動で資本に変わる仕組みを、一度だけ組む。国が非課税の器まで用意している時代だ。金額の大小は、本質ではない。ゼロか、ゼロでないか。労働だけの人間のままか、資本の取り分も受け取る人間か。立場が変わることが、すべての始まりだ。
意志は続かない。だが設計は、忘れたころも黙って動き続ける。ルールに文句を言い続ける人生と、ルールを知って使う人生。分かれ道は、そこにある。
私は、取られるだけの側では終わらないと決めている。
いまの収入のうち、資本から入ってくるものは何割あるだろうか。ゼロなら、それが現在地だ。もしよければ、コメントで聞かせてほしい。
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