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季節が巡るように、



どこかひんやりを感じる朝に
窓を開けると、


木々の向こうから
テッペンカケタカ と、節回しが響いてくる。


(あっ、今年も…)

はるのやわらかさが和らいで、
なつへ向かう途中の

あいまいな季節。


湿り気を帯びた風や、
白みはじめた空
露を含んだ葉の匂い。

澄んだ空気によく似合う。


いつもは鳴いていないから
なおさら、愛おしくて

永遠に叶うでもないから、
どこか ものたりなくて。


忙しい朝に
聞こえる分だけが、

軽やかに。


今年も

春の終わりと
訪れる夏のあいだで


みじかい初夏に
恋をして、

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