No.007:香取神宮(東国三社,千葉)
東国三社(鹿島・香取・息栖)めぐり今回は香取神宮です。
息栖ほどでは無いにしろ,公共交通でのアクセスはすこし大変。ですが,公共交通を使わず走ったおかげで帰りに素敵な風景に出会えました。

基礎情報
ご祭神: 経津主大神(ふつぬしのおおかみ)。武神であり国譲り神話で武甕槌大神とともに活躍した神です。
所在地: 千葉県香取市香取1697-1。
歴史と由緒: 神武天皇元年創祀との伝えがあり、下総国一之宮として朝野の尊崇を受けました。鹿島神宮とともに東国平定の守護神とされ,平安期に延喜式名神大社に列格。藤原秀郷が平将門討伐を祈願した逸話など,武運長久の神として武士に信仰されました。明治には官幣大社に。
式内社?: はい(延喜式内名神大社、下総国一宮)。
特記事項: 社殿は黒漆塗りの権現造で重要文化財。鹿島神宮とは対をなす存在で,江戸時代には「鹿島香取両神宮」とも称されました。二社の間(利根川流域)にある息栖神社とあわせて「東国三社参り」の風習があります。

どんな神社?
国譲り実現の功により,伊勢の他にただ2つだけ神宮を名乗ることを許された鹿島・香取の一角。フツヌシ(経津主神・布都主神)様を祀る神社です。

鹿島と同じく,地震を抑える「要石(かなめいし)」があることでも有名。鹿島・香取それぞれの要石で地震を起こすナマズの頭と尻尾を抑えているのだとか。


さらに,神様の性質もあって鹿島・香取それぞれ剣豪が流派を開いた源流の地だったりして,武道の聖地でもあります。


伊勢や明治神宮のように敷地は広くて気持ちの良い空間です。
個人的には裏山の「狐坐山神社」がとても気に入りました。
どんな神さま?
フツヌシ(経津主神・布都主神)はタケミカヅチさまと一緒に国譲りを成功させた神様です。

「フツ」は刀剣で物が断ち切られる様ともいわれているので,私はフツヌシ様と聞くとフツノツルギ(布都御魂剣・布都御魂神)を連想します。
神話をつぎはぎで覚えていて,「タケミカヅチ様は剣の上に座って国譲りを迫った」…みたいな記憶なので,この剣がフツヌシ様だったのかな?と思っています。
ホームズとワトソンみたいに,鹿島・香取は常にセット運用の仲良しさんとして,いろいろなところで一緒にお見かけしますね。(ちなみに,フツヌシがワトソンの方。でもこっちのホームズは多分,脳筋。)
私のメモ。
黒を基調に金色が映えるご本殿もかっこいいのですが,裏山にある狐坐山神社,そして奥宮もそれぞれお気に入り。

狐坐山神社はキツネを神格化した命婦神(みょうぶのかみ)様をお祀りしています。
神社好きな方にはいまさらと思うのですが…。一般にお稲荷さん=キツネの神様と思われているけれども,キツネはあくまで稲荷神の「お使い」であって神では無い。ただ,命婦神はキツネそのもの。伏見稲荷大社でも白狐社には命婦神様が祀られています(逆にいえばソコだけ?)。

裏山は訪れる人も少ないのかちょっと異世界感がある一方,地元の方が丁寧に祀られているのか,整備はしっかりされているので気持ちの良い空間でした。

奥宮も,ラスボス前の直線の廊下…っていう感じで雰囲気がスゴイ!!!(手前の御朱印なんかをいただけるところが最後のセーブ地点って感じ)



地形的には鹿島神宮は御手洗池部分以外はフラットな感じですが,香取神宮はアップダウンも結構あって,静の鹿島,動の香取っていう雰囲気(感じる印象はなんとなく逆な気もしますが。まあ元々の場所から移設されたり,参拝しやすいように再整備されていたりしますしね)。

そして今回の大収穫は帰路!往路は息栖神社から色々あってタクシーなども活用したものの,帰路は駅まで走っていくことに。
ここで,直進すれば良い交差点をなぜか何の疑問もなく左折してしまい…そこそこ進んでから間違いに気付いたのですが,そのおかげで川辺にたつ「一の鳥居」や素敵な景色を眺められました。

鹿島・香取は古代における海要衝なので,勅使なども船で使われていたそう。現在も鹿島・香取を船で渡るご神事などが行われていて,この際の上陸地点が一の鳥居。

知っていたけれども,微妙に距離があるし,良いかな…と思ってパスするつもりだったんですよね。でも盛大に間違えて川辺に出たので,ついでだしと伺うことに。おかげさまで素敵な景色に出会えました。
「電車まで時間も大分あるようだし,折角だからうちの素敵な景色でも見て行ったらいいじゃん!!!!見てきなよ!!!」っていうコトだと思うことにしました 笑






















そして,急に開けて明るく,気持ちよくすがすがしい空間。



そうでない方には怖い道かも?









