見出し画像

君とはまだ友達じゃない 2009年6月12日

2009年6月12日
ペルー、アレキパにて

 ペルーに入ってから、というか、リマ、ナスカ、アレキパなど観光客の多い町にいると、やたらと「トモダチ!」と日本語で声を掛けられる。客引きだ。ここら辺の客引きはたいそう日本人慣れしている。僕を見てすぐさま日本人と判断し「トモダチ!」と言ってくる。それだけ多くの日本人がペルーにやってきているということだろう。確かにペルーには日本人が多い。移民も多いのだろうけど、旅行者も多い。アメリカより多くの日本人旅行者に会ったと思う。まあ、日本人の旅行者が集まるいわゆる”日本人宿”に泊まったから当然なんだけど。

 日本人は「友達」という言葉をあいさつのように使って、相手に呼びかけることはない。しかし南米では、「アミーゴ!」と誰かに呼びかける習慣があり、日本語に訳すと「友達!」になる。仮に日本にそういう用法があっても、「友達」という言葉には一種の照れが付きまとい、広まらない気がする。「トモダチ!」と連呼してくる彼らに、他の日本人旅行者はどう感じるのだろう。僕にしてみりゃ「トモダチ」と言ってくる客引きは、お金をせしめてやろうという魂胆が見え見えだから、嬉しくとも何ともない。そう言えば喜んで金を落としていくだろう、と思われているようにも感じ、あまり気持ちよくない。まあそんなことはどうでもいい。

 リマではサン・フランシスコ教会を始めとして、素晴らしい教会をいくつも見ることができた。サン・フランシスコ教会の図書館は、日光の取り入れ方が絶妙だった。知の詰め込まれた壮麗な古い本が、あわい光に照らし出されていた。左右に立つ螺旋階段の意匠も秀逸で、空間のすべてが重厚だった。それでいて居心地がよく、ずっとそこに居たくなる場所だった。

 地上絵で有名な、ナスカの平原もうろついた。うろついただけでなく、セスナに乗って上空から地上絵の観察もした。フライト料金は50USドルと、僕にとっては大変高額でさんざん迷ったが、結局乗ることにした。やはりナスカの地上絵は有名なだけあって、空からの眺めはとても興味深かった。

 そんなこんなで、本日の朝、夜行バスでアレキパに到着した。この町もコロニアル様式(スペイン統治時代のデザイン)の建物が立ち並ぶ町なんだけど、統一感があった。今まで訪れたキト、クエンカ、トルヒーヨ、リマなどは、コロニアル様式の町という点では共通しているが、それぞれの建物の個性が強かった。アレキパの建物は、特に教会について感じたが、色だけでなく形も統一感がある。まるで要塞のような堅固なたたずまいをしたいくつもの教会に囲まれた、白い建物の町。美しい景観だった。町は観光客向けのおしゃれなレストランやカフェが多く、白人の旅行者が多かった。


冬山登山

コロナ禍,半地下のアパートの一室で弾き語りと曲作りを始める.
2023年5月ライブ活動を開始.
2024年3月HIP LAND MUSICによる「FRIENDSHIP.」のサポートを受け1st Single「千の丘の国」をデジタルリリース.
2025年5月初のワンマンライブを開催.

★Apple Music、Spotifyほか各種サブスク音源はこちら⇒https://friendship.lnk.to/MaybeItsADuck (2nd Single「カモかもね」)

★ライブ情報はHP下部へ
https://tozanfuyuyama.studio.site/

いいなと思ったら応援しよう!