はじめの一歩、"パスポート"取りに行こう!
「日本人のパスポート所有率17%」と目にしたとき、「えー!」っと声を出しそうなほど、びっくりしました。私が大学生の頃は、卒業式までの時間を使って「海外へ行くぞ!」と、こぞって“卒業旅行”へ出かけたものです。
最近では、コロナ禍になり海外と少し距離がある時期でもありましたし、渡航を躊躇してしまいそうなほど円安が進んでいます。すぐに海外に行く予定がないなど“パスポート”を使う機会が減っているのだと思います。
さらに、スマホゲームや推し活などの国内エンターテインメントがたくさんあるため、“海外旅行”の動機づけに逆風が吹いているのかもしれません。
海外に出るための必須アイテム“パスポート”。
初めてのパスポートから数えると5冊目のパスポートは、私の“旅の履歴書”のようになっています。
そんな私が海外に興味を持ち始めたキッカケは、ヨーロッパ好きな両親です。
両親は、年に1度、スイスやフランス、イギリスなど、ユーレルパスの時刻表を片手に乗り継ぎを調べ、列車であちこちへ旅行していました。英語はまったく話せませんが、そんなことお構いなしです。
旅行から戻ると、現像したフィルム写真を眺めて、『またここに行きたいな』『おいしい料理だったわね』と、行った先々の思い出話に、話は尽きません。早くも次の旅行のプランを妄想していた両親からは、楽しそうなワクワクがひしひしと伝わってきました。
その姿を身近で見ていて、私もテレビや写真で見るだけでなく、現地に足を運び、その場でしか味わえない特別な時間を体験したくなったのです。両親が行ったヨーロッパへ後追いして行ってみると、そこは一瞬にして歴史の一コマに吸い込まれるような不思議な感覚におちいる特別な場所がたーくさんありました。
パリ郊外のベルサイユ宮殿は、これまで見たことのない豪華な装飾ときらびやかな美術品で埋め尽くされ、過去の人間が創作したと思えないほど見事な宮殿でした。
ドイツ南部、山の上にそびえ立つノイシュバンシュタイン城は、王子様が暮らす優美な時間が流れている佇まいで、時空を超えた感覚になり、つい現実を忘れてしまったほど。
スペインのバルセロナにあるサグラダ・ファミリアの壮大な建築途中を垣間見れた貴重な体験。
それに・・・、と、いろいろ挙げていくと切りがないほど。
旅の思い出となった場所は、テレビや雑誌などで特集されていると気になって見てしまいます。美味しそうなグルメ、絶景の景色、歴史的な建築物など・・・。とても綺麗で、素敵です。
でも、どこか一方で虚しさを感じるのです。
それは、きっと、目にしているその場所に、今、自分が居ないから。
実際に目の前にするまでの準備や移動に費やした時間、旅行中の天候・気温、その場を包み込む熱気や空気感は、写真や映像では感じ取れません。
現地に足を運んだ時、自分自身の中に目の前にした“実感”を始めて味わうことができるのです。
「その場」へ足を運ぶ前は、映像や写真は、美味しそうだなと想像することだったり、見てみたいと好奇心を掻き立てられる資料にすぎないけれど、実際に行った後は、自分の五感をフル活用して体験したフィルターを通してみることになります。そのフィルターは、人によって千差万別だけれど、行った人にしかわからない“真実”が自分の中に刻み込まれます。
「旅に出る」とは、世界のいろんな場所に、さまざまな人が生き、その周りにその土地だけの自然や文化があると知ること。それが、自分の価値観以外に、もっと多様な世界があると気づかせてくれる場になる。
そこで見聞きしたことは、きっと、人としての幅を広げてくれるはず。
幅が広がれば広がるほど、未来の分かれ道で迷ったとき、「こっち」と選ぶ判断材料になると思います。
若い頃は、何が好きかわからない、何をしていいかわからない、と悩むもの。そんな時に旅は、きっと自分の指針になる「ものさし」として、機能してくれるはずです!
ここまで読んで「海外に行きたいな・・・」そう思った今こそ、“パスポート”を取りに行くチャンスです。まずは、最寄りのパスポートセンターを検索してみませんか?
はじめの一歩を踏み出せば、新しい未来がきっと待っていますよ。
いいなと思ったら応援しよう!
応援ありがとうございます!励みになります!