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なぜ何度も見かける人は、「知っている人」に変わるのか

こんにちは。☀️
灯の旅人です。

灯の研究所、第5回です。

前回は、読者が名前やアイコン、プロフィール、最近の記事など、限られた情報から、

「この人は、何を書く人なのか」

という人物像を作っていることを観測しました。

けれど、一度見ただけの発信者を、すぐに覚えられるとは限りません。

記事を読んだ。

スキを押した。

プロフィールを少し見た。

それでも数日後には、名前を思い出せなくなることがあります。

反対に、記事をまだ読んだことがなくても、タイムラインやマガジンで何度か見かけるうちに、

「この人、前にも見た気がする」

と感じることもあります。

知らない人だったはずなのに、いつの間にか見覚えのある人へ変わっている。

今回は、

なぜ何度も見かける人は、「知っている人」に変わるのか。

noteの中で、小さな接点が積み重なっていく過程を観測します。

この研究シリーズは、マガジンにまとめています。

灯の研究所|人は、なぜその人をフォローするのか

前回の記事はこちらです。

第4回|人は、なぜ発信者を一瞬で分類してしまうのか


最初は、誰もが「知らない人」から始まる

記事を公開して反応が少ないと、

内容が悪かったのだろうか。

自分には興味を持ってもらえないのだろうか。

これ以上書いても意味がないのではないか。

そう考えてしまうことがあります。

旅人も、何度も同じことを考えてきました。

時間をかけて書いた記事だからこそ、読まれなかったときの数字は重く見えます。

けれど読者から見れば、その発信者はまだ、

今日初めて見かけた、知らない人

なのかもしれません。

読者は、すでに知っている人の記事や、以前に読んで良かった人の記事を優先することがあります。

知らない人の記事は、中身が悪いから避けられるのではありません。

どのような記事を書く人なのか。

読みやすい人なのか。

今後も自分に関係する記事を出すのか。

その判断材料が、まだ読者の中にないのです。

一度目の接点で読まれなかったからといって、すぐに発信そのものを否定されたとは限りません。

読者との関係が、まだ始まったばかりなのです。


記事を読まなくても、発信者との接点は生まれている

noteで発信者を見かける場所は、記事本文だけではありません。

タイムラインで見出し画像を見る。

スキを押した人の一覧でアイコンを見る。

コメント欄で名前を見かける。

マガジンや企画の中で記事を見つける。

ほかの記事から、関連記事へ移動する。

プロフィールを開いたものの、その日は記事を読まずに戻る。

こうした小さな接点があります。

一度目は、そのまま通り過ぎるかもしれません。

二度目も、まだ記事を開かないかもしれません。

けれど三度目に見かけたとき、

「この名前、前にも見た気がする」

という感覚が生まれることがあります。

その時点では、まだファンでも、信頼している相手でもありません。

しかし、完全に知らない人ではなくなっています。

知らない人から、見覚えのある人へ。

発信者への認識が、一段だけ進んだ状態です。

旅人はこれまで、記事が読まれなければ、その投稿は何も残さなかったように感じることがありました。

けれど、読者の画面へ名前やアイコンが現れたことで、次に見つけてもらうための小さな手掛かりが残っている可能性があります。

すべての接点が記憶に残るとは限りません。

それでも、読まれなかった記事が、完全に無意味だったとは言い切れないのです。


「見覚えがある」と「信頼している」は違う

ここで気をつけたいことがあります。

何度も見かける人が、すぐに信頼されるわけではありません。

読者の中には、いくつかの段階があります。

名前を見たことがある。

前にも見かけた気がする。

何を書く人なのか、何となく分かる。

記事を読んだことがある。

この人の記事なら、また読みたいと思う。

この人の発信を信頼している。

これらは、すべて同じではありません。

何度も表示されれば、それだけで好かれる。

毎日投稿すれば、自然に信頼される。

という単純な話ではないのです。

ただし、一度も見たことがない人に比べれば、

「前にも見た人だ」

という感覚は、次に記事を開く小さな理由になることがあります。

最初の接点では立ち止まらなかった人が、別の記事で同じ名前を見つけたとき、

「今度は少し読んでみようかな」

と感じるかもしれません。

接点は、信頼そのものではありません。

けれど、信頼へ進むための入口にはなります。



毎回違う人に見えると、接点がつながりにくい

小さな接点を積み重ねるためには、それぞれの接点が、

同じ発信者のものだと分かること

が必要です。

たとえば、名前やアイコンを頻繁に変える。

記事ごとに見出し画像の雰囲気が大きく違う。

シリーズ名や肩書きが何度も変わる。

扱うテーマだけでなく、文章の雰囲気や視点まで毎回変わる。

そうなると、読者が何度見かけても、それぞれを別の発信者や別の活動として受け取ることがあります。

もちろん、同じ画像や同じ内容を繰り返し使う必要はありません。

創作の記事と、AIの記事と、noteの記事では、見せ方が違っても自然です。

それでも、

名前。

アイコン。

よく使う言葉。

シリーズ名。

発信を見る視点。

そこに共通するものがあれば、違う記事でも同じ発信者へ戻ってこられます。

旅人の場合は、

灯。

旅人。

観測。

レイニャ。

といった言葉や存在が、さまざまな記事へ繰り返し現れています。

ゲームの記事でも、AIの記事でも、noteの記事でも、

「灯の旅人が、何かを観測している記事」

としてつながる可能性があります。

記事の内容をすべて統一するのではなく、

違う記事の中にも、同じ人だと分かる手掛かりを残す。

それが、接点を一つの認知へ積み重ねるために必要なのだと思います。


投稿数よりも、「同じ人として積み上がっているか」

認知を増やしたいと考えると、

もっと投稿しなければ。

毎日何本も記事を出さなければ。

人の目に触れる回数を増やさなければ。

と思うかもしれません。

確かに、記事を公開しなければ、新しい接点も生まれません。

けれど、投稿数だけを増やせば、必ず認知が積み重なるとは限りません。

毎回まったく違う人物に見えれば、十回見かけても、

「一人の発信者を十回見た」

のではなく、

「よく分からない記事を十回見た」

で終わる可能性があります。

大切なのは、何回投稿したかだけではありません。

複数の記事や接点が、同じ発信者として読者の中で結びついたか。

ということです。

昨日の記事と今日の記事が、同じ人の続きとして見える。

別のテーマを扱っていても、同じ視点が感じられる。

アイコンや名前を見たときに、以前の記事を思い出せる。

そうしたつながりが生まれると、新しい記事を公開するたびに、完全なゼロから始めなくて済むようになります。

発信は一記事ごとの勝負に見えます。

けれど実際には、過去の記事で生まれた小さな認知を、次の記事へ引き継いでいく活動でもあるのです。


自分のnoteで確認したい二つのこと

今回の観測を、自分のnoteへ置き換えるなら、確認したいことは二つです。

一つ目

名前・アイコン・シリーズ名を見たとき、毎回同じ発信者だと分かるか。

すべてを同じデザインにする必要はありません。

ただ、記事ごとに別の人へ見えていないかを確認します。

二つ目

異なる記事を読んでも、「この人はこういう視点で書く人だ」とつながるか。

テーマが複数あっても、その奥に共通する視点があれば、一人の発信者として覚えてもらいやすくなります。

同じテーマだけを書き続けることよりも、

同じ人が、さまざまなものを見ている

と伝わる形を作ることが大切です。


今回の観測結果

一度の記事で読まれなかったからといって、その接点が完全に失われたとは限りません。

名前を見た。

アイコンを見かけた。

記事のタイトルが少し目に残った。

それらが次の接点と結びつくことで、

知らない人だった発信者は、

見覚えのある人

へ変わっていきます。

ただし、何度も見かけるだけで信頼されるわけではありません。

見覚え。

理解。

期待。

信頼。

それぞれの間には、まだいくつもの段階があります。

今回の観測から見えてきたのは、

発信は、毎回ゼロから始まっているように見えても、
同じ人として認識される限り、小さな接点が少しずつ積み重なっていく。

ということです。

記事を一度読まれなかったからといって、すぐに失敗だったと決めなくてもいい。

読者の中では今、知らない人から、見覚えのある人へ変わる途中なのかもしれません。

では、発信者を何度も見かけても、記事ごとに伝わる人物像が違っていたら、読者はどのように受け取るのでしょうか。

ゲームの人。

AIの人。

創作の人。

note運用の人。

さまざまな印象が増えるほど、かえって、

「この人は、結局何を書く人なのだろう」

と分からなくなることがあります。

次回は、

発信内容が多いほど、なぜ「何の人か」分からなくなるのか。

を観測します。

第6回は、明日17時ごろ公開予定です。


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