与那国の旅は、飛行機の隣の席から始まった ― 島の静けさに心がほどけた午後(後編)
■ 道なき道の先で見た、誰も知らない展望台

島に着いた日に、 島の人に案内されて向かったのは、 舗装もされていない細い道の先だった。
草をかき分けるように進んだ先に、 ぽつんと小さな展望台が現れた。
海がどこまでも広がっていて、 風が頬をやわらかく撫でていく。
観光地ではなく、 “島の人だけが知っている景色”。
その静けさの中で、 胸の奥にあった緊張が ゆっくりほどけていくのを感じた。
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