スタバでは絶対に出会えない、ベトナムの“旅するコーヒーたち”#11
なぜベトナムでピザ?──その答えは、Pizza 4P'sにあり
ランチタイムには、12時に予約していた話題のピザ店「Pizza 4P's」へ。

「え、わざわざベトナムでピザ?」と思うかもしれない。でもここは、ただのピザ屋さんじゃない。


日本人オーナーが手がける、地産地消&サステナビリティを体現したレストラン。自家製チーズは工房で丁寧に作られており、アクアポニックスを導入した店舗では、子ども向けのワークショップまで開催されているというから驚きだ。

オーダーしたのは、3種チーズとマルゲリータのハーフ&ハーフ(H&H)、そして燻製チーズのボロネーゼ。クラフトビールとともに、至福のひととき……になるはずが、料理の提供までに30分。観光中のこのロスは少し痛い。

でも、ちゃんと美味しかったし、お詫びとしてサラダもサービスしてくれた。

旅先では、「味も時間も」どちらも大切。

だからこそ、時間に余裕がある方には、心からおすすめできる一軒です。
☕最後の一杯は、ベトナムが誇る“コーヒー三銃士”で締めくくる
食後は、地図にピン打ちしておいた雰囲気抜群の古民家カフェ「Phin Cũ Cafe」へ。緑に囲まれたウッディな空間でいただいたのは、“飲むスイーツ革命”とも言われるエッグコーヒー。

この一杯が、ベトナムのカフェ文化の奥深さを物語っていた──。


ホテルの近くにある古民家風カフェ。木の温もりと緑に包まれた空間は、まるで時間が止まったような心地よさ。2階席もおすすめ。




ここで味わったのが、“飲むカスタードクリーム”とも言えるエッグコーヒー。濃厚な卵黄とコンデンスミルクを泡立てたクリームが、深煎りコーヒーの上にたっぷりと。甘さとほろ苦さの絶妙なバランスに、思わずうっとり。

さらに、塩をひとさじ加える「ソルトコーヒー」も試してみた。コクとまろやかさが格段にアップし、これは新境地だった。

ーコーヒー三銃士のご紹介ー
🥥 ココナッツコーヒー|南国の甘さと香ばしさが出会うとき
どんな飲み物?
ココナッツコーヒー(Coconut Coffee)は、濃厚なベトナムコーヒーに甘く香るココナッツミルクやココナッツクリームを加えたドリンク。多くの場合、氷とともにブレンダーでシェイクされ、スムージーのような口当たりに仕上げられる。
味の特徴
香ばしく濃厚なコーヒーと、南国感たっぷりのココナッツの甘さが絶妙に融合
氷でシェイクされているため、ひんやりとしたデザート感覚
見た目もふわふわクリーミーで、SNS映えすること間違いなし!
なぜ人気?
ベトナムの暑い気候にぴったりの“飲むスイーツ”。
ローカルカフェではもちろん、観光客にも大人気。暑さに疲れた体を、ほんのり甘い癒しで包んでくれます。
🥚 エッグコーヒー|ベトナムが生んだ“飲むスイーツ革命”
誕生のストーリー
1940年代、ハノイの高級ホテル「メトロポール」で働いていたバーテンダー、グエン・ヴァン・ザさんが、ミルク不足の時代に“卵黄で代用しよう”と考案したのが始まり。今では「カフェ・ジャン(Café Giảng)」が本家として知られ、ハノイ観光の定番に。
作り方の特徴
卵黄とコンデンスミルクを泡立てて、ふわっふわのクリームに
濃いベトナムコーヒーの上に丁寧に注ぎ、二層に分かれる美しいビジュアル
味の魅力
まるで、濃厚なカスタードクリームのよう
コーヒーのほろ苦さと甘いクリームが口の中で溶け合う新感覚
デザートとカフェのハイブリッド。一度飲めば忘れられない!
🧂 ソルトコーヒー|シンプルだけど奥深い“塩”の魔法
発祥はフエ(Huế)
ベトナム中部の古都・フエで生まれたとされるソルトコーヒー(Salt Coffee)。「塩をコーヒーに入れるなんて!」と驚かれるかもしれませんが、これが意外とクセになる味なんです。
仕組みと味のバランス
コーヒーにほんのひとつまみの塩、または塩味のミルクフォームを加える
塩が甘さや酸味を引き立て、苦味をまろやかにする
特に深煎りの濃いベトナムコーヒーとの相性が抜群
魅了される理由
甘すぎず、苦すぎず、まるで味が調和された芸術作品のよう
「塩」のひとさじで、こんなにもコーヒーの表情が変わるなんて!と感動
上質な塩を使っているお店もあり、カフェごとの個性が楽しめる
スタバじゃ出会えない、“旅するコーヒー”

ココナッツコーヒー、エッグコーヒー、ソルトコーヒー。
どれもベトナムでしか出会えない、地元の知恵と情熱が詰まった味わい。
旅先で飲んだこのコーヒーたちは、もう心の中で何度も再訪している。
あぁ、また行きたい。
そう思わせる何かが、ダナンには確かにある。
名残惜しくも、ベトナム編クライマックスへ
ホテルで荷物を引き取り、名残惜しさを胸にダナン国際空港へ。

ダナンとホイアンで過ごした日々は、優しさと発見に満ちていた。
野菜たっぷりのヘルシーな食事、美しいビーチ、笑顔の地元の人々。そして、心に残る一杯のコーヒー。

次の目的地は、香港。

トランジットで空いた8時間、やっぱり食べるしかないか。笑

✈️ また、必ず来よう。ベトナム。
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